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「水分をしっかりとる」ために見落としがちなこと

こんにちは。
あなたの「なりたい」を応援する
ダイエットサポーター
管理栄養士の成松由佳です。

(初めましての方は▶こちら♪)


今日のテーマは

正しい水分のとり方


人間の体の6割は
水分でできています。


健康のために
「水をたくさん飲もう」
と言われることがありますが、


・具体的に1日に
 どれくらい飲めばいいんだろう?

・よく「1日2リットル」と言われるけれど
 そんなに飲めない…


と思われる方も
いらっしゃるかもしれません。


実は、それでも大丈夫です!

私も1日2リットルは
飲んでいません…


水分摂取には
見落としがちなポイントがあり、

そこをしっかり把握しておけば
水分を無理なく、しっかり
とることができます。


1日に必要な飲み水の量は?


人間にとって
1日に必要な水分の量は

=1日に排出される量

です。


尿や便、呼吸や汗などで
1日に排出される分を
摂取して補う必要があります。


その量は
およそ2.5リットル
言われています。

(体重70kgの成人の場合)


\では、1日2.5リットル水を飲もう!/

となりそうですが、
ちょっと待ってくださいね^^;


実は、私たちは意識しなくても
「見えない水分」をとっているのです。

これが、
水分補給で見落としがちな
ポイントになります。


飲み水以外からも

・食事からとる水
=約1リットル

・栄養素を代謝する過程で
 生まれる水(代謝水)

=約0.3リットル


これらを差し引いて

飲み水からとるべき水分は
およそ1.2リットル
いわれています。



食事と飲み水から水分をとるコツ


このことから、
「しっかり水分をとろう」
と意識するのならば

食事を抜かずにきちんと食べる

ことも大切になります!


食事の内容によっても
水分の含量は異なりますが、

主な食材の水分含量をまとめると


ご飯(白米):60%
パン(食パン):40%
卵:76%
肉・魚:60~70%が多い
(部位や種類による)
野菜・果物類:80~90%以上


これらを踏まえて、
一食分からとれる水分の量は

・ご飯1杯(150g)から90mL
・肉or魚から70mL
・野菜類から100mL
→1食あたり260mL


ここに汁物を加えれば
さらに150mL程プラスできるので
1食400mLくらいになります。


案外水分が多いなと
思われるのではないでしょうか。


▼1食の食事量の目安はこちら


バランスの良い食事をしっかりとると
水分補給にもつながることが
お分かりいただけるかと思います。


主食がパンの場合は
ご飯より水分が少なめなので
スープや牛乳などを組み合わせると
よりよいでしょう。


食事からしっかりと水分をとれれば
飲み水の量は1.2リットルとなりますが

1.2リットル、飲めていますか?


平均的には

あとコップ2杯分が足りていない

と言われています。


特に、入浴や睡眠時には
水分が不足しやすいため

・お風呂の前後
・寝る前
・起きた直後

このタイミングで意識して
コップ1杯ずつ
飲むようにしましょう。

コップ1杯が約200mLなので
この3杯だけで
600mL摂取できます。


これに加えて

・午前中にちょこちょこ飲んで1杯分
・午後にも飲んで1杯分
・夕食後のリラックスタイムに1杯

これでコップ6杯分
=1.2リットルは達成です!


おめでとうございます!(?)


水をたくさん飲まなくちゃ、
と思うと難しいかもしれませんが

こう考えれば
ハードルはいくらか下がるのでは
ないでしょうか。


のどが渇くタイミングや
飲みやすい時間帯など
個人差もあると思いますので

自分にとってやりやすい方法を
見つけてみてくださいね。


本日も最後までお読みいただき
ありがとうございました。




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【参考文献】
・厚生労働省「健康のため水を飲もう」推進運動
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/topics/bukyoku/kenkou/suido/nomou/index.html
・環境省 熱中症環境保健マニュアル2018
https://www.wbgt.env.go.jp/heatillness_manual.php
・日本食品標準成分表2020年版(八訂)

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