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子育ては田舎がいいかな〜? コロナで田舎移住を考え始めたら

こんにちは、山形県鶴岡市在住、Iターン10年目の井東敬子です。

都会でコロナ巣ごもりを経験し、「家族で田舎に引っ越そうかな?」と考えている方に向け、移住のリアルお伝えしていきます。

まずは第一回目。


以下は、20代の転職希望者へのアンケート。

就職情報会社「学情」は先月24日から今月1日にかけ、インターネットを通じて20代の転職希望者に新型コロナウイルスの感染拡大の影響についてアンケート調査を行い、およそ360人から回答を得ました。

このうち「地方への転職を希望する」と答えた人は36%と、ことし2月の調査と比べるとおよそ14ポイント多くなりました。
地方への転職を希望する理由については「テレワークで場所を選ばずに仕事ができることがわかった」とか「都市部で働くことにリスクを感じた」、「地元に帰りたい」といった答えが目立ったということです。


これから、田舎暮らし希望者が増えそうなムードが漂ってきました。
でも、ムードに流されないでください。


住む場所を変えることは、経済的、人のつながり、身体の3つに大きな影響があります。準備は、慎重かつ現実的に行うことが大切です。


移住は、未婚か既婚か、子どもの有無で、大きく変わります。
年代別に、もし、私が移住相談をされたらどう答えるか、書いてみました。

◼独身の方、20代の方

「まず、住んでみれば!」
住んでみて「自分には、田舎暮らしは合わないな」と思ったら、次のチャレンジを!20代は、まだまだ発展途上、若いうちしかできないことはたくさんあります。やらないほうがリスクが高いってこともあります。

地域おこし協力隊制度を利用するのもオススメです。


◼既婚者で子どもがいない方

「まずは、ニ拠点居住してみては?」

ニ拠点居住とは、平日は都市部で仕事をし、週末は田舎で過ごす暮らし方。
夫婦のどちらか移住に熱心な方がリードし、週末や長期休暇は、田舎の民宿や旅館などに滞在。それをシーズンごとに繰り返しながら、夫婦で話し合い二人の理想の暮らしのイメージを共有させていくことが大事です。
特に、移住希望地が雪国なら、積雪シーズンに滞在することを強くオススメします。


◼子どもと一緒に家族で移住を検討中の方

「まずは、情報収集からはじめましょう。」
自分一人だけなら、なんとでもなりますが、パートナーや子どもがいるとそう簡単ではありません。

田舎居住についてパートナーと合意できている場合でも、子どもの教育やイザという時の預け先、医療、地域コミュニティーの情報をしっかり行いましょう。


田舎暮らし「イメージと現実」に大きなギャップ

テレビで見る田舎暮らしと現実の暮らしには、大きなギャップがあります。これは事実です。そこでオススメなのが、「2段階移住」。これは、移住したいと思っている地域にいきなり引越すのではなく、まずは移住したい道府県の比較的大きな街に引越し、そこで暮らしながら最終的に住みたい地域への移住準備をするものです。


◼ネイティブ情報を入手しよう!

私は、2011年に山形県鶴岡市に、横浜出身の夫と当時三歳半の息子と移住しました。当時、東京都台東区に住んでいましたが、「子どもを自然の中で育てたい」との思いが強くなり、夫婦ともに自ら望んで移住しました。

私は山形県出身ですが、それでも、たくさんの苦労がありました。その原因のほとんどは、地元の人(ネイティブ)には当たり前の情報を知らなかったこと。

地元の人が、いじわるで教えてくれなかったのではありません。地元の人にとっては、当たり前過ぎて伝える必要を感じなかったのです。
(例えば、冬は、寝る前に水道管凍結のため水抜きをする。)

移住は、人生をかけた大きな決断です。同じような苦労をしなくてもいいように、少しずつ経験をお伝えしていきたいと思います。


行政の移住相談の利用方法、保育園、小学校、中学校、地域コミュニティーなどテーマごとに記事を書いていきます。


◼山形県鶴岡市・酒田市への移住を検討している方の移住相談を承っております。