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日本人に知ってほしい二つの知性について
こんにちは。こうすけです!
本日は、以前ゼミの課題として読んだ渡部昇一先生の『クオリティ・ライフの知性』の「二つの知性」が、考えさせられる内容だったので、その内容と考えたことについて書いていこうと思います。
みなさんは、"頭がいい人"と言われて、どのような人を思い浮かびますか?
恐らく、勉強ができる人、言い換えれば学校の
成績が良い人を頭の人と考えたのではないでしょうか。
日本人(日本で育った人)は、一般的に勉強ができる人を頭がいいと考える傾向があります。
これは仕方ないことなんです。日本の教育がそのようになっているので。
しかし、英語では頭がいい人を二つの単語で表します。
インテリジェンスとインテレクトです。
インテリジェンス(Intelligence)は、一般的に頭がいいと言われる人に使われる言葉で、学力やIQと言われているもの
Iインテレクト(Intellect)は、独創性や想像力(クリエイティブな能力)という意味で使われる言葉で、学力やIQなどでは測れない
先程も言ったように、日本で重要視されているのはインテリジェンスの方であり、軽視されているのがインテレクトです。
インテリジェンスが重要視されているのには、歴史的な背景があります。
明治時代、とにかくヨーロッパに追いつかなければならない状況だったため、手っ取り早く学ぶ知識であるインテリジェンスが重要視されていました。
そのため、インテレクトがある人よりも、インテリジェンスがある人が重宝されていました。
もちろんその人達のおかげで日本が発展したことを考えれば、インテリジェンスも軽視するべきではないことがわかります。
大学入試を例に話を進めていきましょう。
大学では、すべてが学力で合格、不合格を決められてしまいますよね。
ということは、インテレクトがあるにも関わらず、インテリジェンスがないという理由で不合格になる人も多いことがわかります。
そして
ここが日本の大学入試の問題点なんです。
インテレクトがある人も、不合格になってしまったという理由で「自分は頭が悪い」と考えてしまうでしょう。
そうすると、自分は頭が悪いという思い込みから、インテレクトの部分を伸ばすことをやめてしまいます。
結果として、インテリジェンスが秀でた人はたくさんいても、インテレクトに秀でた人材がいなくなってしまうのです。
これってとても恐ろしいことで、いわばロボットのような人が日本には多いということです。
今の時代、AIなどのテクノロジーは急激に進化しているため、学力レベルでは人間を超える日もそう遠くはないでしょう。
また、中室牧子先生の『「学力」の経済学』という本では、このようなことも言っています。
インテレクト(その本では、非認知能力という言葉を使っています)は、将来の年収、学歴や職業形態などの労働市場における成果にも大きく影響すると明らかになったそうです。
つまり、インテレクトが今後さらに重要になってくることは間違いないでしょう。
しかし、大学入試がインテレクトも重視したものになるとは考えられません。
そこで、今回みなさんに学んでほしいことは、頭がいいには二種類あるということです。
そして
自分はどちらが強みであるかを理解することです。
これを理解するだけで、学力で一喜一憂する必要がなくなるでしょう。
そして、自分の強みの方を活かして、働けばいいのです。
ちなみに、一緒にnoteを書いているてんぺいとけーいちはどちらでしょうか。
私が思うに、どちらもインテレクトが強みだと思います。
私たちの大学は、決して頭がいいと自信を持って言える学校ではありません。
しかし、てんぺいは高校時代に俳句部に所属していたことから、言葉の使い方や感性には飛び抜けたものがありますし、けーいちのユーモアのある表現や考え方はインテレクトがある言えるでしょう。
みなさん、インテリジェンスとインテレクトについて理解して頂けましたでしょうか。
詳しいことを知りたい場合は、
渡部昇一 『クオリティ・ライフの知性』「二つの知性」
中室牧子 『「学力」の経済学』 「”勉強”は本当にそんなに大切なのか?」
を読んでみてください。
そして、日々の生活や考え方に役立ててみてください。
もし、インテレクトの伸ばし方などについて意見がありましたら、コメントに書いてくださるとうれしいです。
今日も最後まで読んでくれてありがとう。じゃあまたね。
こうすけ
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