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銀座ギャラリー巡り(東京都中央区・京橋駅/銀座駅/新橋駅)

会期ギリギリで駆けつけたものもあるので残念ながら終わっているものもあるけれど魅力的な展示がたくさんある。今回は企業が運営しているギャラリーが多い。

・スパンアートギャラリー(東京都中央区・京橋駅)
スパンアートギャラリーはアンダーグラウンド・カウンターカルチャーの作品をこよなく愛する人にちょうど良いテイストの作品を紹介してくれるギャラリーである。今回は漫画家である丸尾末廣の丸尾末廣大博覧会を開催。『少女椿』をはじめとした名作の原画が紹介されている。

丸尾末廣大博覧会

・Brillia Art Gallery(東京都中央区・京橋駅)
Brillia Art Galleryでは白磁の作品で知られる黒田泰蔵の作品とその美意識のルーツを辿る企画展を開催。島岡達三を経てカナダの陶芸家ゲータン・ボーダンに師事して陶芸をはじめ、亡くなるまでの40年以上に渡って陶磁器に向き合ってきた黒田の事績を辿る。

黒田泰蔵展

・ポーラミュージアムアネックス(東京都中央区・京橋駅)
木村英輝の作品展を開催。作者のコンセプトとしてストリート・アートに重点を置いている作画スタンスなだけに、展示スペースを設けて実施するのは極めて珍しいとのこと。

木村英輝展

・セイコーハウス銀座ホール(東京都中央区・銀座駅)
セイコーハウス銀座ホールでは重要無形文化財の「白磁」保持者として、国内だけでなく海外でも個展を行う井上萬二の展覧会を開催。白磁のスマートな色彩の中に描かれる麦彫のデザインが印象的である。

井上萬二展

・Sony Park Mini(東京都中央区・銀座駅)
地下鉄の銀座駅から地下の駐車場へつながる一角にあるSony Park Miniは小さなギャラリーとカフェの併設スペースで、本屋を経営する内沼晋太郎が当日発売の新刊を紹介するイベントを開催。年間7万冊の中からピックアップし販売もするという上手い販売方法。

内沼晋太郎イベント

・銀座メゾンエルメスフォーラム(東京都中央区・銀座駅)
銀座メゾンエルメスフォーラムでは「エマイユと身体」展と題してシルヴィ・オーヴレ、ジャン・ジレル、内藤アガーテ、ユースケ・オフハウズ、小川待子、フランソワーズ・ペトロヴィッチ、安永正臣の作品展を開催。どれも良いんだけど個人的には死の匂いが漂うフランソワーズ・ペトロヴィッチの作品が秀逸。

https://www.hermes.com/jp/ja/story/maison-ginza/forum/230617/

「エマイユと身体」展

・ggg(東京都中央区・銀座駅)
gggでは横尾忠則の銀座番外地展を会期ギリギリのタイミングで見学。2021年に東京都現代美術館で開催された企画展を観て以来の横尾忠則メインの展覧会とあって久々の刺激的な作品の数々に圧倒される。宇野亞喜良といいここ近年のgggは個人的に魅力的な展示が多くて見逃せない。銀座に行ったらまずチェックしておきたいギャラリー。

横尾忠則展

・資生堂ギャラリー(東京都中央区・銀座駅)
資生堂ギャラリーでは資生堂のクリエイティブワークシリーズと題して、1970年代の資生堂雑誌広告を紹介している。時代背景を彷彿とされる刺激的なコピーと画像がとても刺激的で、自由さが心地良い。

資生堂「あいだにあるもの」展

・クリエイションギャラリーG8(東京都中央区・新橋駅)
2023年の9月に閉館となるクリエイションギャラリーG8では亀倉雄策賞を受賞した作家の中で岡崎智弘の個展を開催。『デザインあneo』などを手がけており注目度も高くかなりの見学者で賑わっている。

岡崎智弘展

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