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都会でもできる薬草セルフケア #未来のためにできること

「おばあちゃんの知恵」という言葉があるけれど、それは、まだ家の周りに自然がたくさんあって、大家族で暮らし、村のみんなで共同の手仕事をしていた時代の話。今やそれは失われたおばあちゃんの知恵を懐古する言葉なのかもしれない。

 薬草的には、お腹を壊したらゲンノショウコの薬草茶を飲みなさいとか、中耳炎になったらすり潰したユキノシタを使いなさい等と言われたりしたらしい。実際、ゲンノショウコの葉をかじると、お腹がすっきりする。自分に合う薬草は、実際に効く。

写真左がゲンノショウコ。右がユキノシタ。

 そう言いながらも、実はサトタケは野に生える薬草は得意でない。一番の理由は虫が苦手というくだらない理由だけど、毒草の見分けが難しい点も理由の一つ。例えば、ゲンノショウコの葉は猛毒のトリカブトの葉と少し似ている。

 僕の個人的なミッションは奈良の薬草文化を伝えることだけど、上記の理由から基本的には商品化された薬草がメイン。野に生える薬草は不得意なので避けている。

 ただ、商品化されたものは都会の人も利用できる。だからそれらは薬草文化を広く伝える素材としてなかなか都合が良かったりもする。

薬草茶やハーブティーは簡単。入門編として最適
食材として使う・薬膳料理を食べる・薬草風呂に入るなども候補の一つ

 国にも認められている信頼性の高いセルフケアがある。例えば東洋医学(漢方薬)は厚生労働省に認められていたり、ドイツやフランスではメディカルハーブが認められていたり。しかし、それらを学ぶには数年以上の時間を要し、万人向けでないことも事実。

 なので、まずは「楽しそう」「オシャレ」といったところからスタートしたら良いのではないかと思う。友人の橋本真季さんがプロデュースする化粧品ブランドTHERAは、それを美しく体現している。Power of Foodさんも、大和当帰のお茶を通販で販売しており、薬草を都会に届ける道を開拓されている。

 サトタケは情報発信がメインなので、そういった商品をありがたく使わせていただき、自ら楽しみ、発信することが自分にできることなのかなと思う次第。

ラジオ出演・書店でのイベント開催もさせていただきました(^^)/

小説も書いてます!

 時代に合った「新・おばあちゃんの知恵」を一緒に考え、活かせる仲間が増えると良いなぁと思う。僕も引き続き、薬草セルフケアを楽しみ、情報発信を頑張ろうっと(^^)/

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