見出し画像

世界の音楽市場を知る方法

梅雨も明けましたね!
夏本番、暑くなってきました…
こんな日は涼しい部屋で心地よい音楽聞きたい気分ですよね。
こんにちは、narasuです。
 
今回はちょっと脇道にそれますが、世界のデジタル音楽業界の動向について、簡単にふれてみようかと思います!
 
実は…
ちょうど数日前(現地時間7月16日)、世界200カ国以上の音楽デジタルデータを集計しているアメリカのデータサービス企業、ルミネイト(Luminate:https://luminatedata.com/が2024年上半期の音楽動向のレポートを発表したんです。


 
デジタルで音楽に触れるようになってきた現在、ほぼすべてのデータは可視化することができるようになりました。
世界にはこの膨大なデータをマーケティングツールとして提供する企業も出てきており、Luminateもそんなサービスの一つです(LuminateはBillboardにチャート用のデータ提供もしています)。
 
Luminateはその膨大なデータから世界のデジタル音楽動向に関するレポートを出しており、年に一回、1月に前年1年間の動向をまとめた「Year-End Report」を出しています。
英語ではありますが図解などわかりやすいので興味のある方はぜひどうぞ!
2023年1年間のYear-End Reportはこちら

今回のレポートによると、2024年上半期の世界のストリーミング総再生回数は2024年上半期で前年比で15.1%増加しており、1.99兆回から2.29兆回に伸びています(2兆回ってちょっと想像できないですよね…)。

世界のストリーミング総再生回数


そして、アメリカではストリーミングにおいてインディペンデントアーティストのシェアが増加しており、100万回再生から1千万回再生を達成したアーティストの62.1%がインディペンデントアーティストだったとのこと。

アメリカ(US)でのインディペンデントアーティストシェア

この流れはもはや世界的なもので、日本でもいまやチャート上位にインディペンデントアーティストが出てくることも普通になってきていますよね。
 
デジタルでは、何がきっかけで広がっていく(バズる)かは、ホントに予測できないことも多いんです。
最初はホントにちぃ〜さなきっかけだったとしても、またたく間に、しかも国を超えて広がっていくのもデジタルの面白さですよね。
 
こんな形で、今では誰でも、日本のみならず世界の音楽業界の状況や動向を知ることができるんです!
知らないより知ってるほうが、確実にあなたの今後の音楽活動の指針になると思いませんか?
 
こちらでも世界の音楽動向を知る事ができます!

・IFPI「Global Music Report(グローバル・ミュージック・レポート)」
全世界の音楽産業の売上集計やデータを取りまとめている「国際レコード産業連盟(International Federation of Phonogram and Videogram Producers)」が毎年発表しているレポート(リンクは最新版、2023年のまとめ)

世界の音楽産業売上額の推移

この図、みたことないですか?
このレポートの解説記事(日本語)はこちら


・日本レコード協会「日本のレコード産業」

日本のレコード産業の概要について、レコード生産統計の基礎データや関連資料をまとめたアニュアルレポート。毎年発表、最新版は『2024年度版(2023年のデータ)』

日本の音楽産業売上額の推移


実は昨年(2023年)のレポートでは、
Luminateのレポートも、IFPIのレポートも、どちらも
「アジア地域の成長」を非常に重要視しているんです。
 
面白いですね。さて、今年はどうなっているんでしょう?
 
今後またどこかのタイミングで、このブログでもより細かい様々なデータの見かたなどにも触れていこうと思っています。
 
ぜひ
「こんなこと知りたい」とか
「これについて触れてほしい」
というご要望などあれば、お気軽にメッセージくださいね!


ここでは
・これからアーティストを目指す人たちに役立つ情報
・デジタル配信特有のTips
などなど、みなさんの音楽活動のヒントになるような情報を、
できるだけわかりやすくお伝えしていければと思っています。
 
ではまた!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?