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余白から生まれる面白み

新潟生まれ新潟育ち、ブランディングプロデューサーの亀山です。

Narashika(ナラシカ)という屋号でフリーランスとして活動しています。

今日のテーマは、「想像を掻き立てるには余白が必要な気がする」です。

ブランディングはファンづくり。

ファンになってもらうためのコミュニケーションがブランディングです。

その上で、いい印象を持ってもらうためのコミュニケーション設計が必要。

だとしたら、情報を与えまくるよりも、あえて情報を制限して想像を掻き立てちゃうようなコミュニケーションができた方が効果的なんじゃないかなと思ったわけです。

#最後までついてきて

手話で会話していたおじさん

今日、いつものようにスタバで仕事をしていたのですが、見たところ70歳くらいのおじさん2人が、コーヒーを飲みながら手話で会話しているのを発見。

仕事をしつつも2人のことが気になってチラチラ見てしました。

雰囲気としては、古くからの知り合いで、「ちょっとお茶しない?」みたいなノリで世間話をしている感じ。

2人の表情を見ていると実に楽しそうなんです。

「この間こんなことがあってさ〜」

「本当に?それは笑っちゃうね〜」

みたいな、ほんわかした会話だと思います。

あくまで亀山が受け取った雰囲気です。

で、ふと思ったのですが、手話で会話している人ってどんな風に言葉を受け取っているんだろうって。

例えば、ありがとうはありがとうっていう手の動きがあるように、言葉に違いを持たせにくい気がしたんです。

もちろん、ボディランゲージも含まれているから、体も使って感情を伝えたりもすると思うんですが、口での会話よりも伝えられる情報が限られているんじゃないかなと。

要は、声色とか訛りってわからないよなーって。

普段私達は、口での会話をしているわけで、そこには訛りや方言がふんだんに使われていて、その言葉を自分の声色に乗せて伝えているわけですよね。

つまり、言葉以外にも相手に伝えている情報っていろいろあるはず。

それが手話になるとなくなることもあるんじゃないかなーと思ったわけです。

実際に手話で会話をしたこと無いし、わからないことだらけですが、そんな妄想をしちゃったんです。

で、それと同時に、伝えられる情報が限られている場合のほうが、相手についての想像を膨らませるきっかけにもなるんじゃないかと思ったんです。

つまり、健常者である自分は、コミュニケーションをしながら無意識に相手についていろんな情報を受け取っているけれど、相手の声が聞こえない状況だったら、「どんな声をしているんだろ〜」みたいなことを想像するんじゃないかと。

要は、情報に余白があった方が、想像を掻き立てることってあるんじゃないかなーと思ったんです。

想像しちゃう余地

ブランディングはファンをつくること。

ファンになってもらうには、いい印象を持ってもらわないといけません。

つまり、自分が売ってる商品や、自分の会社、自分自身について、ポジティブな想像をしてもらうことが必要。

そのために、デザインを整えたり、広告をうったりするわけです。

デザインにしても広告にしても、ブランディング関わるアウトプットは、ファンになってほしい相手とのコミュニケーション。

そのコミュニケーションは、事細かに伝えたほうがいい場合もあれば、余白を持たせて想像を膨らませる方がいい場合もあると思っています。

つまり、想像しちゃう余地をいい感じでコミュニケーションの中に入れられたら、相手がいい印象を持ってくれることがある。

簡単に言うと、説明しすぎないほうが良いパターンもあるっていうことです。

例えば、このnoteのように2000文字も書かないほうが伝えたいことが伝わるっていうこととか。#まとめると140文字以内説

きっと伝えたい想いがあるからこそ、あれこれと説明したくなるんだけど、説明するための文字や画像といった情報量が多すぎると、逆に届きにくくなる。

だから、いい感じに想像してくれる余地を設計することが大事なんだと思います。

与えすぎない設計

現在進行系でイベントの企画をやっているのですが、会場の雰囲気をどうつくってお客さんに楽しんでもらうか、イベントをやった後の効果をどうやって最大にするかを必死に考えてます。

くくってしまうと商店街を盛り上げる系イベントなのですが、商店街の魅力って「人」だと思っていて、その良さを伝えるのって結構むずいなと。

例えば、ストレートに「人情に溢れた商店街です」なんていうメッセージを発信しても薄いし伝わらない。

だから、やっぱりつくらないといけないのは雰囲気であり、世界観。

「この商店街ってあったかいな〜」って感じちゃう世界観をどう設計するかが求められているんだと思います。

そのためには、情報を与えすぎるんじゃなくて、想像を掻き立てる要素をうまーく散りばめることが大切なんだと。

「そういう視点で考えた要素がこれなんです」っていうアイデアまで紹介できたら良かったのですが、目下検討中なわけで。

いいアイデアが出たらご紹介します!

さーて、ビール飲んで考えよっと。

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました!



ブランディングプロデューサー
Narashika
亀山友貴



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