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それっぽい手段よりも、まずはゴールを言語化してみる

新潟生まれ新潟育ち、ブランディングプロデューサーの亀山です。

Narashika(ナラシカ)という屋号でフリーランスとして活動しています。

今日のテーマは、「ゴール(目的)を言語化しよう」です。

過去にも同じようなnoteを書いたこともありますが、最近になって改めて感じることが増えたので書いてみます。

要は、コンセプトをつくりましょうという話です。

まちづくりにしてもビジネスにしても、「なぜやるのか」っていう大義名分を明確にすることで、採用する手段が決まります。

だからコンセプトは大切!

おかげさまでキッチンカーに関するお問い合わせをいっぱい頂戴してます

2020年5月にスタートした「Niigata Kitchencar Boogie」。

おかげさまで、「ウチの会社に出店してみませんか?」ですとか「イベントをやるのでキッチンカーに来てもらえませんか?」といったお問い合わせをいただいています。

本当にありがとうございます。

公式サイトの検索順位も「新潟 キッチンカー」でGoogle、Yahoo!ともに1位になりました。

サービスの内容としてはまだまだ改良点ばかりですが、少しずつ成長してきています。

これからも新潟にキッチンカー文化を創るために、試行錯誤していきます。

さて、今日はそんなキッチンカーに関するお問い合わせについて。

本当にお問い合わせをいただくことはありがたいことなので、1件1件お話を聴かせていただいています。

で、その中でちょっと気になるお問い合わせが続いたので、まとめてみようかと。

それは、「キッチンカーで地域を盛り上げて欲しい」という依頼。

非常に嬉しいです。地域を盛り上げたいという想いがあることと、そのための手段としてキッチンカーに期待してくれていること。

ただ、「本当にキッチンカーが必要?」ということが結構多いんです。

キッチンカーがその課題を解決する魔法ではない

地域を盛り上げる、つまりは人を呼ぶ。

そのためにキッチンカーが来てくれれば!

っていう風に考えてくれているのだと思います。

ですが、決してキッチンカーが出店すれば人が集まるものではないと思っています。#敢えて厳しく

時代の流れもあってキッチンカーが全国的に増えています。コロナの影響もあってトレンドになっている感もありますが、まだまだこれからの文化だと捉えています。

というのも、キッチンカーが車の中でできる調理は、あくまで仕上げ工程だけ。

つまり、包丁を入れることも、おにぎりを握ることもできません。

だから、提供できる料理がどうしても限られてしまう。

そんな制限もあります。

それに、新潟ではまだまだ認知が低いので、お客さんからは距離を取られてしまうことも多いです。

あくまで亀山の予想ですが、「移動販売だからお店に比べたら味が落ちるんじゃない?」とか「お祭りの露店と同じ感じでしょ?」という印象をお持ちの方も多い気がします。

だからこそ、株式会社N-BASEさんと協力して、試行錯誤しながら新潟にキッチンカー文化を根付かせる活動を続けています。

そんなこんなで、キッチンカーはお客さんを確実に呼べる魔法ではありません。

今っぽいので、キッチンカーに期待してくださることはありがたいのですが、「もっともっと本質的な部分を一緒に考えてみませんか?」っていうのが亀山の正直な気持ちです。

まずはゴール(目的)を言語化してみる

集客に困っている事業者さんに共通しているのが、ゴール(目的)が定まっていないこと。

例えば、「商店街を盛り上げたいからキッチンカーに出店して欲しい」という依頼。

"商店街を盛り上げたい"という言葉が、やっぱり曖昧。

なぜ盛り上げたいのか、どんな人に来てもらいたいのか、どんな風に喜んでもらいたいのか。

そういったことを明らかにしていくと、ゴール(目的)が見えてくるはず。

商店街であれば、理想の商店街イメージをつくって、言語化していく。

亀山的にはこれを「コンセプト」と呼んでいます。

目指すべき北極星のような存在であり、迷った時に頼りになるものさしでもあります。

このコンセプトができると一気にプロジェクトが加速するので、亀山が関わらせてもらると、まずはここに着手。

で、ここまで来ると、ゴール(目的)に向かうために必要な手段がだんだん見えてくるはず。

ここで、「やっぱりキッチンカーが必要だ!」とお互いになれれば、喜んでご協力させていただきます。

ですが、キッチンカーが似合わないケースもあると思っています。つまり、コンセプトにキッチンカーが合ってないということです。

だからこそ、まずはゴール(目的)を言語化してみませんか?

ゴールに向かうために今からできる手段は?

ゴール(目的)を言語化して、しっかりと定まると、そこに向かうために必要な手段が見えてきます。

そこで大切なことは、今から自分達にできることは何かを考えること。

「キッチンカーを呼ぶ」みたいに、他人に頼るのではなく、自分達でできることはないかを探る。

「そんなこと言ったって〜」という声もありそうですが、やっぱり自分達でやらなきゃあかん!と思うんです。

自分達のまちであり、自分達の会社なわけですから、自分達で走れるようになるのが必要。

ダイエットを例に考えてみましょうか。

「痩せたい」っていう欲求を持っている人はいっぱいいますよね。

ただ、なぜ痩せたいかは人それぞれ。

「健康診断でメタボ予備軍と診断されたから、ボーダーラインをクリアできる体重と腹囲にしたい」

「海に行けるように絞りたい」

「ぽっこりお腹とデカ尻をスッキリさせて、モテたい」

みたいに、痩せる目的は全員違います。

つまりこれがゴール(目的)ですね。

ゴール(目的)が違えば、何kg痩せるのか、どの部分を落とすのかは変わってきます。

だから、手段が変わります。

そして、自分で何ができるかを考えてみるわけです。

「間食でお菓子食べたのを辞めよう」とか「20時以降は何も食べないようにしよう」とか「毎朝ウォーキングしよう」とかっていう手段が出てきます。

こういう自分でできる努力をせずに、他人に助けを求めても、またリバウンドしてしまうはず。

何かに頼りたい気持ちはすごーいわかりますが、「お菓子を食べるのは辞められませんが10kg痩せたいんです」というのは、ちょっと虫がよすぎる気がします。

だからまずは、自分達のゴールを定めて、そこに向かうために自分達ができることをしらみつぶしにやってみて、それでもだめなら助けを求めるぐらいでもいい気がします。#敢えて厳しく

まとめ

・キッチンカーを出店し欲しいという依頼が増えてきた
・なぜキッチンカーを出店させるのかという目的が曖昧な事が多い
・まちづくりもビジネスもゴール(目的)がはっきりしないと進まない
・ゴール(目的)が定てたら、自分達でできることをやる
・それでもだめなら誰かに助けを求める

亀山のnoteを以前から読んでくださっている方にとっては、今回は「またかよ!」っていう内容ですが、本当に多いんです。

「その目的はなんですか?なぜやるんですか?」と聞くと、言葉に詰まるケース。

いきおいも大事です。大事ですが、ゴールが定まっていないのに走り出していては、そもそもいい結果が定義できないし、共感できる人も増えません。

だから、まずはゴール(目的)を定めてみましょう。コンセプトをつくりましょう。

一緒に考えましょう!

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました!

それでは!

ブランディングプロデューサー
Narashika
亀山友貴

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