摩天楼オペラ 『終わらぬ涙の海で』 賛歌とは逆でダークな曲と。

　皆さんに聴いていただきたい曲があります。摩天楼オペラの新曲がついに公開されました。
　今も聴きながら書いているのですがかっこよすぎてタイピングがうまくいかないです。以前もどこかで紹介したと思います「儚く消える愛の賛歌」という曲を紹介したのですがそれの続編となる曲ですね。

　このサムネイルですがダークなオーラを放っていますね。洞窟での撮影、それも海の近くでしょうか。
　また海メタルが誕生したわけだ。

　まず初めての方も多いと思いますのでこちらから紹介したいと思います。

▼儚く消える愛の賛歌

　こちらは2021年2月に発売された曲です。今の世の情勢についてもそうですし「光」「希望」に着目された爽快なメロディックスピードメタル曲。

「生まれて咲き誇り、儚く消える愛の賛歌
　人を生き、人を愛して
　僕らは誓った　1人では届かない明日を
　その先の未来まで　生きていく事を」

　しかし今回公開された「終わらぬ涙の海で」はダークな印象が見受けられる。

　だが歌詞はそこまで悲観的でもなく「今は暗闇の中にいたとしても光（希望）はある」、そんなメッセージが込められているなと感じました。

▼終わらぬ涙の海で

　Aメロ、Bメロは比較的暗めな歌詞となっています。”纏わりつく深い悩み””僕が生み出した痛み”•••。
　そこからのサビがまた一縷の光か何かはあるんだという。

「どこまでも広がる世界で生きていけるはずだから、終われないあなたの手を握りしめたまま」

「追いかけ続けてた未来が形を変えたとしても ありのままでいい僕らのまま、終わらぬ涙の海で」

　やはり今のこの世の情勢に対して込めた歌詞なのでしょうか。

▼終わらぬ涙の海で•••楽曲解説

　ひとつの光から始まる。そこからイントロはヴォーカルの優しい歌声から始まりその後ドカンと楽器隊の嵐で幕を開ける。ツーバスが気持ちいい。
　更に変拍子入れすぎて曲の作り込みがえげつないですね。転調もさながら毎度見事な完成度です。

　そしてベースの燿は珍しくピック弾きをしているのです。ピックで弾くといったらSWORD、SHINE ONの1番だけとか。
　しかもPVでピック弾きは初めてでしょう。嬉しい事に今回はめちゃくちゃ動いてくれますね。ラルクのTETSUYAの音数が倍になったかのような。燿さんにしては珍しくメタルで16分刻んでくれています。
　Silenceぶりにベースソロ聴きました。ゆったりとしたベースソロですね、強いていえばタッピングを少し混ぜて欲しかったかも。

更にドラムは前作の賛歌に続き相変わらず手数が多い•••。
　明らかに前ドラムの悠（エメさん）とは違ったドラマーです。ツーバスの踏み具合がメロスピ全開なところもあればメタルコアのような動きを入れてくるのです。
　あと1番終了直後のドラムソロは短いがAメロBメロがもうこんな動く？ってくらい暴れていますね（笑）ドラムが凄すぎて今後絶対に日本を代表するドラマーになってくると思っています。

　キーボードは相変わらずメロディ入れてくるセンスが凄いですね。「摩天楼オペラだ」と思わせてくれる唯一無二の音というか。
　更にキーボードソロはBURNING SOULや止まるんじゃねえ、The Gambler以来のギターとの掛け合い？で久しぶりだなと思いました。
　Cメロの哀愁感漂うピアノフレーズはやはり「闇」の部分を強調させてくれていますね。

　ギターは今正式メンバーは不在状態ですが平賀さんという凄腕ギタリストがサポートしてくれています。
　サポートなのでPVには出演していませんが今回ギターが暴れてますねえ•••。
　賛歌ではアウトロ付近でアルペジオだかスウィープを決めまくっていましたが今回はソロで爆発させてますね。
　クサいフレーズをソロの頭に入れてきました。お腹悶絶するやつですな。そこからキーボードと軽くユニゾンをし、Cメロの終わりにまたギターソロを入れてくるあたり。劇的ロックと謳っていましたが劇的メタルですわ。

　最後にヴォーカル苑ですね。今回も見事で美しいハイトーンビブラート効かせています。（色気がヤバい）
　結構歌上手いアーティストってTVとかで「歌まね、声真似」されているじゃないですか。でもこの人の歌声は真似できる人いないと思っています。
　それくらい特徴的で綺麗な歌声をしているわけなんですよ。またサビでのハイトーンがめちゃくちゃ気持ちいい。

　有名どころで言えばLiSAの「炎」もカバーしています。（しかも原キー）加えて歌番組にも2度出演していますね。

　摩天楼オペラも一度出演しています（笑）

　というわけでまだ全くききこめていないですがまた最強の楽曲が誕生しましたよということで、布教させていただきました。
　是非皆さん聞いてみてください。本日は以上です、ありがとうございました！