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#木皿泉
【読書感想文】『昨夜のカレー、明日のパン』木皿泉
ここには、私の中にいる沢山の私が登場人物の声を借りてひたすらに会話を繰り返しているようでした。
声は点々としていました。あそこでの言葉に対して何十ページも後に応えていて、一つの意図で繋がっているような。
諦観しているのか分からない。希望を持っているのかも分からない。そんなもんだ、と受け入れているのかも分からないし、世に諍っているのかも分からない。
最近の私と言いますと、大変お恥ずかしながら世
ここには、私の中にいる沢山の私が登場人物の声を借りてひたすらに会話を繰り返しているようでした。
声は点々としていました。あそこでの言葉に対して何十ページも後に応えていて、一つの意図で繋がっているような。
諦観しているのか分からない。希望を持っているのかも分からない。そんなもんだ、と受け入れているのかも分からないし、世に諍っているのかも分からない。
最近の私と言いますと、大変お恥ずかしながら世