頚椎椎間板ヘルニアとのお付き合い。
ヘルニアって、40代以降の人がなるという勝手なイメージがあった。
26歳の秋。頚椎椎間板ヘルニアは、挨拶も事前告知もなくやってきた。
朝、激痛が襲う。
忘れもしない、繁忙期の朝。
いつものように目を覚まし、ベッドから起きようとした。
痛い!
背中、肩甲骨あたりに激痛が襲う。
なんだこの痛みは?
当時、職場では年に一度の繁忙期の初日ということもあり、出社しない訳にはいかず、とりあえず仕事に急いだ。
変な歩き方!
職場になんとか到着し、せっせと仕事を片付けようとするが、まともに歩けない。
変な歩き方をし、周りからも笑われたり心配されたり。
なんとか午前に仕事をあらかた片付け、半休をとり整形外科へ駆け込んだ。
レントゲンの結果は、頚椎椎間板ヘルニアだった。
神経を圧迫している様子をレントゲンで見た時、それは痛いよなあと、妙に納得した覚えがある。
ブロック注射と痛み止めの湿布、飲み薬をもらい帰宅。
その時は、1週間くらいで痛みも引いた。
ここから始まる長いお付き合い。
ここから僕と頚椎椎間板ヘルニアのお付き合いが始まった。
いや、付き合わされている、ストーカーとも呼べる。
なにもない時は、本当に気にすることがなく生活しているが、ちょっとしたことで痛みが出ることが多い。
例えば、料理だ。
料理は下を向いていることが多い、というか下を向かずにできる料理があったら教えて欲しい。
フライパンや菜箸を握ると、すぐに痛みが出る。
デスクワークもそうだ。
下をなるべく向かないように、肩甲骨が開いた状態をキープできるような体勢がベストだ。
地味に痛い通院時間や治療費。
健康って、それだけで素晴らしい。
ヘルニアや、何か持病がある人はそれに伴う苦痛、通院などに必要な時間、お金、スルスルとお財布から消えてしまう。
お金ならまだいい。貴重な休みを1日病院に費やしたり、痛みで1日をベットの上で過ごしたり。
ボディブローのようにダメージが効いてくる。
楽しいヘルニアとの付き合い方。
楽しくヘルニアと付き合えないものか。
そんな風に考えるが、そんなうまい話はない。
いつ、ヘルニア地獄から脱出できるか。そんなことを考えている。
20代のヘルニアとのお付き合いのお話。
最後まで、読んでくださりありがとうございました!
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