チーム作り事例〜地方公共団体の新入職員研修編〜
昨日、今日と1泊2日でチーム作りの仕事があった。
今回はとある地方公共団体の新入職員さんに向けたプログラムだった。
(どんな事をしているかは下記記事からどうぞ!)
県下の関係機関全てに配属される新入職員が対象だったそうで数百人は超える人数がいた。
自分はその中でファシリテーターの一人として「今後のそれぞれの生活のため新たな関係性を築く事」を目的としてプログラムを実施した。
一緒にプログラムを行える時間が約3時間ということだったので、できうる限り参加者同士が関わり合って楽しくなれる時間になったらいいな〜って思っていた。
色々と素敵な展開があったり、心があったまるワンシーンがあったりしたが今日の午後からのチームとの時間はとてもとても印象深かった。
参加者同士の元々の関係性や目的意識などによってずいぶんと変わるけど…3時間というのは、「それ以降の時間により関係性を深める活動に移っていくための準備時間」みたいな事ができる時間だ。
いわゆるアイスブレイクに力をいれる事が多い時間帯だ。関係性をあたためほぐしていく感じ。
それ以外の事ができないかと言われるとそんな事はないけど、ちゃんと関係性を丁寧に整えていく活動をすることでゆるやかに安心して活動していけるようになる。
この安心感を持てるかどうかで活動を通して”起こる”事の幅って本当に大きく変わってくる。極端な話、安心感を持てていないならいかなる活動をしたとしても無意味になることの方が多いと思っている。
関係性をあたためるとかほぐす〜みたいな書き方をしたけど、これは言い換えるならば「他者とのやり取りを通して段々安心感を持っていく段階」といえる。
「安心感が高まる≒関係性が深めやすい状態になる」という事なのだ。
今日はその「安心感が高まる」という段階がものすごく早かったし速かった。
未だにどうしてそうなったのか…というのは答えが見つかっていない。けれど、そのため3時間では決して到達し得ないであろうと思っていたくらいの展開が今日は起きたのだった。
課題解決型のアクティビティを楽しんで、なおかつ高難度のレベルを取り組むことができた。しかもクリアしてしまった!
言いやすい事も少し言いにくい事もちゃんと外に表現していた
素直な感情表現がたくさんたくさん見られた。特に喜びは全開だった
ふりかえりの内容を聞いていると、自分の内側から出てきている言葉をそのまま出しているようだった。
箇条書きにするとたくさんたくさんあるけど、最後に書いた振り返りは印象的なシーンの一つだった。
綱渡り的な高難度のアクテビティを全員で苦労しつつもクリアした後。
「今の気持ち、そのまま出してみて〜」と言った時に出てきた内容や様子
仲間への感謝。抽象的な伝え方ではなく具体的なシーンに基づいて伝える
とにかく喜びをそのまま出す
ミスした時の苦い気持ちがあったことを話す
自分も同じ気持ちだったり共感したりした時は、声を出したり仕草で同意を示す
ただワイヤーを渡るだけなのにこんな展開(苦労したり感動したり)があるとは思いもよらなかった…という意外な気持ち
実はくじけそうになっていたという事。けど乗り越えた今はすごく心地よいという事。
助けられた、気づかってもらえた事ですごく安心したり頑張ろうと思えた
あまりにもおもしろかったから、今後(この研修期間が終わっても)も皆でたまに集まったり遊んだり本気でしたい!
まだまだあるけど大きく分けるとこんな内容の事が話されていた。
これらの気持ちや様子って、自然と出てくる時ってどんどん話そうとするしどんどん溢れてくる。
こちらが誘導するように聞けば、出てきちゃう時もあるけど…それって本当の気持ちなのかは定かではない。
今日はごくごく自然な流れの中で恐ろしくはやく圧縮された濃密な時間の中でとんでもなく素敵なシーンをたくさん見せてもらって感動しっぱなしの時間だった。
途中からはほぼずっと「いいな〜自分も参加者として入りたいな〜」って思っていたし実際言っていた笑
でもそれくらい本当に「いいなあ」って思える状態だった。
今回出会った皆さんは、研修後はそれぞれ全く違う所へ配属されるそうなのでなかなか皆で会うことはないようである。
けれど、今日の時間をきっかけに
少しでも自分の気持ちを話して安心できる相手ができたり
困った時に相談できる友達ができたり
顔をみると思わず安心してしまえるような人を見つけたり
こんな事が起きると素敵やな〜って思って一緒に時間を過ごしていた。
ファシリテーションさせてらう時って基本的にその日だけとか一定期間ってなっちゃうから難しいのは分かっているんだけど…願わくば自分もまた一緒にみんなと何かできたらいいな〜って心から思えた。
今日はそんな一日だった。
↓そんな濱畑直也のやっているお仕事↓
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