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#29 藤原直哉と昭和天皇実録を読む(昭和20年10月12日~10月22日)

藤原直哉
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※試聴版。オリジナル版(28:42)は購入後に視聴可能。

・聯合国最高司令官マッカーサーより、憲法の自由主義化を含む日本社会組織の改革につき要求
・太平洋米軍司令部渉外局より五大改革指令として発表
・戦時体制の終わり
・終戦後のハイパーインフレ、財政の根本整理再建が本格化と続く昭和20年10月中旬です。

*一人ではなかなか読み進めることが難しい『昭和天皇実録』、
藤原直哉の解説を聴きながら、だんだんと理解が深まってまいります!

実際に真ん中で何が起きていたのか、昭和天皇実録巻34昭和20年(下)について、
下記のキーワードと合わせて、藤原直哉が細部まで丁寧に読み解き、
歴史観も含めて音声解説(28:42 mp3版|ダウンロード可)いたします。

当時何が起こり、今の私たちに、そして未来へと結びついてくるのか、
歴史の力、時間の重力がどのように働き、
世の中がどのように動いているのか、一緒に学びましょう!

<10月12日|金曜日>
・神宮神嘗祭に勅使・儀仗兵廃止
・内大臣木戸幸一・宮内大臣石渡荘太郎
・神宮御参拝のための行幸につき協議
・内閣総理大臣弊原喜重郎
・一般政務につき奏上
・聯合国最高司令官マッカーサーと会談
・憲法の自由主義化を含む日本社会組織の改革
・太平洋米軍司令部渉外局より五大改革指令として発表
・国民ノ住宅食料衣料ノ問題二関シ
・総テノ人々ヲ有効ナル仕事二就業セシムルノ他ナシ

<10月13日|土曜日>
・軍令部総長豊田副武・在外部隊の内地還送状況
・内地の海軍部隊・解隊・軍令部の廃止
・参謀総長梅津美治郎・参謀本部の閉鎖
・参謀本部軍令部・翌10月15日を以て廃止
・農林大臣松村謙三・現下の食糧事情につき奏上
・暴風雨被害による食糧生産の影響
・衣類用蚕糸の生産状況・戦後の山林対策
・国民の衣食住の問題を重視・特に食糧問題

<10月15日|月曜日>
・内大臣木戸幸一・内大臣府御用掛佐々木惣一
・憲法改正につき打ち合わせ・内大臣府御用掛近衛文麿
・宮内大臣石渡荘太郎・宣仁親王と御会食
・前内閣総理大臣稔彦王以下の旧閣僚ほか総勢17名に御陪食

<10月16日|火曜日>
・内大臣木戸幸一・宮内大臣石渡荘太郎
・諸般の情勢を勘案・12月初旬開会予定の帝国議会前
・内大臣を辞職すべき・内大臣府を廃止すべき・内閣更迭の際
・枢密院議長並びに貴衆両院議長・後継内閣首班の選定
・御下問の慣行を作るべきことを表明・崇仁親王と御会食
・内閣総理大臣弊原喜重郎以下の各閣僚ほか総勢22名に御陪食
・首相と御会話・大正10年御訪欧
・当時米国訪問が叶えば多少なりとも同国の事情を理解でき
・御訪欧中最も特に印象深い国としてフランス
・宮城における陸稲生産・葉山御用邸における製塩
・在日朝鮮人朴烈の釈放運動・最近のラジオ放送の相当な過激さ
・都民の食糧増産に資するため・新宿御苑内の農耕適地約8万坪
・東京都が耕作用地として使用すること

<10月17日|水曜日>
・神嘗祭・神嘉殿・神宮を御遙拝・賢所において御拝礼
・宮内大臣官房主管加藤進以下
・聯合国最高司令部経済科学部の求め
・宮内省の一般的組織機構及び皇室財産等に関する質問に回答
・恩赦

<10月18日|木曜日>
・陸軍大臣下村定・陸軍中将本間雅晴の礼遇停止につき内奏
・在外部隊の状況につき奏上・大蔵大臣渋沢敬三
・終戦後における我が国の財政の見通しにつき奏上
・破局的段階にある我が国の財政の根本整理再建・喫緊の要務

<10月20日|土曜日>
・昭和21年歌会始の御題・松上雪・生物学御研究所

<10月22日|月曜日>
・海軍大臣米内光政
・本日より毎日午前10時と午後1時半を定時
・内廷庁舎に出御することを定められる

◎昭和天皇実録とは◎
昭和天皇の生涯にわたる記録を公式にまとめたものです。
どういう風に昭和という時代が動いていったのか、
私たちが未来を考えていく上で第1級の資料です。

昭和20年は、8月15日を境に、ものすごく世の中が変わった劇的な年です。
その昭和20年(昭和天皇44歳)を何回かに分けて、読んでまいりましょう。

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70年以上前の日本、1945年(昭和20年)の10月と
私たちが生きている2017年(平成29年)の10月、
そして、10年後、50年後、100年後の未来がどのようにつながるのか、
日々感じながら、この1年を過ごしてみませんか。

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