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#35 藤原直哉と昭和天皇実録を読む(昭和20年12月6日~12月11日)

藤原直哉
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※試聴版。オリジナル版(25:08)は購入後に視聴可能。

#35 藤原直哉と昭和天皇実録を読む(昭和20年12月6日~12月11日)

歴代山稜への御差遣が続く中、勤労奉仕団の始まり、戦争犯罪人容疑者として巣鴨拘置所への出頭が始まり、終わりが来る前に、その次をどうするか考えておくことの必要性が語られる昭和20年12月中旬です。

*一人ではなかなか読み進めることが難しい『昭和天皇実録』、藤原直哉の解説を聴きながら、だんだんと理解が深まってまいります!
実際に真ん中で何が起きていたのか、昭和天皇実録巻34昭和20年(下)について、下記のキーワードと合わせて、藤原直哉が細部まで丁寧に読み解き、歴史観も含めて音声解説(25:08 mp3版|ダウンロード可)いたします。

当時何が起こり、今の私たちに、そして未来へと結びついてくるのか、歴史の力、時間の重力がどのように働き、世の中がどのように動いているのか、一緒に学びましょう!

<昭和20年12月6日|木曜日>
・木戸幸一・御文庫への保存を附託した同人の手記の閲覧
・侍従次長木下道雄・歴代山稜への御差遣・崇徳天皇陵・淳仁天皇陵

<昭和20年12月7日|金曜日>
・仲恭天皇陵・鹿児島県下の神代山稜 
・安徳天皇陵・皇太后参殿 

<昭和20年12月8日|土曜日>
・帝室会計審査局長・昭和19年度会計審査の成績につき上奏
・みくに奉仕団63名・宮殿焼け跡の整理作業・団長鈴木徳一
・宮城県栗原郡の近況・君民一体・一国一家の日本本来の伝統
・勤労奉仕
・戦にやぶれしあとのいまもなほ民のよりきてここに草とる
・をちこちの民のまねきてうれしくぞ宮居のうちにけふもまたあふ
・元侍従武官尾形健一・皇后御手製のドーナツ
・満州国皇帝溥儀より御贈進の小麦粉・宮城内において精製の椿油
・皇室令を以て学習院学制中改正・女子学習院学制中改正
・皇族及び華族の子女のほか広く一般子弟の教育に対しても開放
・歴代山稜・土御門天皇陵・弘文天皇陵

<昭和20年12月10日|月曜日>
・歴代山稜・土御門天皇陵・弘文天皇陵
・應神天皇陵・開花天皇陵 
・聯合国最高司令部渉外局・戦争犯罪容疑者
・近衛文麿・木戸幸一・朕の心境を十分に説明してもらいたき旨
・前侍従医頭八田善之進・前侍従次長甘露寺受長
・皇后御手製のドーナツ・侍従長藤田尚徳
・米国より見れば戦争犯罪人・我が国にとっては功労者
・本月16日木戸は巣鴨拘置所に出頭

<昭和20年12月11日|火曜日>
・侍従次長木下道雄・日独伊三国同盟成立前後における陸海軍の開戦意思
・石油不足ゆえに開戦・石油不足ゆえに敗戦
・軍部内の下剋上・三国同盟に対する海軍の態度・懐旧談
・侍従職内記部長松平康昌の交際費 
・侍従職の情報蒐集のための経費として御内儀費を支出すること
・今般戦争犯罪人容疑者として拘置所へ入所予定の守正王参内
・米国の戦犯容疑者指定方針の不合理・翌12日巣鴨拘置所に出頭 
・侍従徳川義寛・拘置所における守正王の動静につき言上

◎昭和天皇実録とは◎
昭和天皇の生涯にわたる記録を公式にまとめたものです。
どういう風に昭和という時代が動いていったのか、
私たちが未来を考えていく上で第1級の資料です。
昭和20年は、8月15日を境に、ものすごく世の中が変わった劇的な年です。
その昭和20年(昭和天皇44歳)を何回かに分けて、読んでまいりましょう。

◎音声ダウンロードファイルのお取り扱い◎
弊所の許諾なく無断で改変・複製・公衆送信・転載・販売等することは、
営利目的、非営利目的問わずご遠慮ください。

70年以上前の日本、1945年(昭和20年)の12月と
私たちが生きている2017年(平成29年)の12月、
そして、10年後、50年後、100年後の未来がどのようにつながるのか、
日々感じながら、この1年を過ごしてみませんか。

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