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憧れのグルテンフリー

とろ塩さば旨焼き定食+サーモンハラス串 炭火焼専門食処 白銀屋@中野坂上

 ようやくちょっと落ち着いてきたが、今年は花粉症がひどかった。その上、風邪も引いてしまい、ますます鼻も喉も目も酷いことになっていた。
 そんなきつい状況があったので、最近ちょっとグルテンフリーな生活を目指そうかと思っている。
 実際、炭水化物の中で僕が一番好きなのは、白飯なのだ。毎日定食生活をすれば、かなりグルテンフリーに近づいた生活を目指せるかもと思った。が、すぐに「無理じゃん」と気づく。だってラーメン大好きだし、カレーもとんかつもパスタもピザも大好きなのだもの。本当はパンも好き。最近食べてないけど、ハンバーガーも好き! 恵比寿のブラッカウズとか久々に行きたい気分になってきた。

 そもそもこの話の発端は僕の食生活を知った友人が、「お前ヤバいんじゃない? 50歳過ぎてその生活は死ぬよ?」と言ってきたことにある。確かに毎日、酒も飲んでるし、iQOSも吸っているし、食べ物はジャンクなものが多い。なるほど。
 で、いろいろ考えた結論として、僕の生活の中でヤバい原因はグルテンの摂りすぎにあるんじゃないか? と結論づけた。友人の弁では、「酒とiQOSやめるのが一番良い」と理解不能なことを言ってきたのでガン無視してやった。

 ということでグルテンを減らす生活をするにはまずはラーメンの壁をどうにかしなければならない。
 ただ意外と僕は結構ストイックなことができてしまう。3年前ちょっと太り過ぎたので、ダイエットとして糖質制限とオートファジーを徹底し、半年で20kg痩せた経験がある。ちゃんと努力できる子なのだ。えっへん。なぜだか、今は15kgほどリバウンドしてしまっているが、それでも3年前よりは5kg体重を落としたことにはなるのだから、まあ、その、うん…。
 ダイエットの時にも、週に1日だけチートデイを用意してラーメンや好きなものを食べていた。するとストレスはそこまで感じずに継続できたのだった。同じようなことをすればグルテンフリーに近づく生活もいけるんじゃないか?と想像してみる。うん、行けそうな気がする。

 となれば、さっそく今日は体にいいものを食べよう。
 中野坂上の駅を降りると、すぐに家系の「たいせい」があり、いつものように行列ができている。普段なら並び過ぎな行列に愚痴をこぼしてしまうところだけど、今日は食べないから心に余裕がある。行列ご苦労さん。並ぶ人たちにそう声をかけてあげたくなる。「たいせい」の手前の路地を曲がり「たいせい」のガラス壁に沿って歩く。この先にお目当てのお店があるのだ。

 「炭火焼専門食処 白銀屋」

 ランチは炭火で焼いた魚や鶏の定食が食べられる。ちなみに夜ならその魚の串焼きなどを肴にお酒が飲める居酒屋スタイルに変わるのだ。しかも夜は紙巻きタバコはNGだけど、電子なら吸えるのだ。だらだらと飲んでる時って吸いたくなるから、僕にとっては非常に助かるお店。

 ランチで来るときは僕は塩さば一択。それに豚バラ焼き1枚を追加する時もある。大山鶏のステーキも看板メニューの一つらしいけど、まだ食べたことはない。いつか食べてみようとは思うけど、とにかく塩さばが旨いんですよ。今回は豚バラ焼きではなく、サーモンハラスの串を追加した。

 とろ塩さば旨焼き定食+サーモンハラス串

 店に入ると先にレジでお会計をして番号札をもらう形式になっている。いくつかのテーブルがあるが、一人飯なのでカウンターに案内された。いつも混んでいるので、カウンターじゃない場合は相席になる。
 じっくりと炭火で焼くため、思ったより時間はかかる。
 座ってから8分くらいで、お盆に乗った定食が運ばれてきた。

とろ塩さば旨焼き定食+サーモンハラス串

 これです、これ。大きめなトロさば。脂のノリが良くてたまらない。
 こいつと白飯がまた旨いんだ。米は宮城県産の「ひとめぼれ」。ご飯自体がめちゃくちゃ旨い。硬めに炊き上げられているのが僕好み。柔らかご飯が好きな人はちょっとダメかもしれないけど。納豆や生卵の単品も頼めるし、卓上にはしそふりかけもあって、ご飯だけでも食べ方は楽しめる。副菜のもやしやおしんこも結構塩味が効いていて、これもご飯が進む。

しそふりかけ

 トロさばとサーモンハラスの2つは特に脂が乗っているので、そういったご飯のお供がなくともぺろりといけてしまうけど。ただし、おかわり無料ではなく150円かかる。大盛りは50円増しなので、白飯をいっぱい食べたい方は注文時に大盛りにするのがおすすめ。
 脂が乗ってるから、大根おろしがとてもいい箸休めになる。あと味噌汁がホッとするね。

サーモンハラス串

 いやー、なんか健康に良い旨いものっていいねぇ。腹一杯なのに罪悪感をぜんぜん感じない。脂もたっぷりだけど、魚の脂だからDHAやEPAが存分に入っていて、むしろ体にいい脂。これが僕の求めていたライフスタイルなんじゃないか? ラーメンは本当にたまに食べればいい。

 駅方向に向かうとまだ「たいせい」は行列中だ。「こんなにタイパ悪くて、しかもグルテンや脂肪を大量に摂取する料理なんて」と鼻で笑ってやったら、その鼻に家系の芳しい香りが流れ込んできた。今、腹一杯食べたばかりなのに、たまらなく旨そうだと五感が訴えている。

 全国のラーメン屋さん、何卒この私めがグルテンフリーで食べられるような美味しい米粉の麺を開発してくれませんか?

 心よりお願い申し上げます。

 明日は、さっそくチートデイになるかもしれない…。


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