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「怒る」は誰のため?怒ると叱るは違う

今回は「人間関係や働き方」という視点に関して書いていきます。

「上司、部下」
「先輩、後輩」
「親、子」
この関係性って上下の関係ですよね。
上司の方が役職や社歴などでも部下より上ですし、学校の部活でも先輩を部下は敬います。

この上下の関係性の中で「怒る」という感情が出てくることがあると思います。
だいたいが上(上司、先輩、親)から下(部下、後輩、子)へ怒ることが多いでしょう。

この「上」の立場の人たちが「怒る」のは何でだと思いますか?

少し、広すぎた質問をしてしまったので。もう少し分解すると、
怒るという行為は部下のためではなく上司のクソ迷惑なストレスの発散だと僕は考えています。


「怒る」は自分のイライラの発散でしかない

「怒る」って誰かのためにしている訳ではなく、自分の相手に対するイライラやストレスを晴らすためにやっている行為ではないでしょうか?

「怒っているのは部下であるお前のためにやっているんだ」
というアホな先輩がいたら、
では「怒らなくていいですよ」
と本来なら伝えてあげた方がいいでしょう。
#そんな後輩も嫌だ

怒るのに疲れた上司

この「怒る」に関して最近「?」があったので今回記事にして脳内を整理しようとやっているのですが、その?の元が僕の職場の話になります。

僕と実際には課が違うので、それほど関わりがない上司と部下の関係にある2人の話です。
簡単に上司と部下の性格を説明すると、
上司は要領が良く、自分の意見は何でもハキハキ言うタイプ
部下は要領が悪く、仕事のミスも言い訳をばかりでちょっとイラっとするタイプ

普段から上司が部下に怒鳴っているような関係です。
#今の時代こんな会社あるのか

ある日のことでしたが、上司が僕に話しかけてこう言いました。
「もうあいつ(部下)に怒るのは疲れたよ」

怒る原因は部下でも、目的は自分のイライラ発散のため

ここで今回の本題です。
この上司はなんで部下に怒っているのでしょうか?
みなさんはどう思いますか。

僕は上司が怒っているのは部下のためでなく、自分のためなんだと感じました。

部下がミスをするのは部下に原因があります。
#本来は上司の指導も悪い気がするがこれに関していったん置いておきます。

部下がミスをして上司が怒るわけですよね。

この時の「怒る」は部下のミスが原因ではありますが、
怒る目的は別にあって、ミスをする部下が自分の思った通りに事が進まないでイライラしている自分の発散のためです。

つまり上司が怒っているのは部下のためなどというきれいごとではなく、自分の気分をスッキリするためなんです。

怒る原因と目的
原因・・・部下の失敗やミス、要領の悪さ
目的・・・自分のイライラの発散、ストレス解消

正しい上司は「怒る」でなく「叱る」

では上司はどうすればいいのか?

『上司は絶対に怒ってはいけません』

怒るの意味をグーグル先生に聞くと、
「腹を立てる、いきどおる」
という意味らしいです。

腹を立てるって自分の気持ちの問題ですよね。

原因は他にあるかもしれませんが、それに対して腹を立てるのは自分の気持ちの問題です。

では、上司はどうすればいいのか。
怒らずに全てヘラヘラ要領の悪い部下を許していけばいいのかというとこれは違いますよね。

上司は怒らずに「叱る」べきです。

怒ると叱るって似た意味に思えます。
広辞苑では怒ると叱るは同じ意味として扱われていますが、僕は違う言葉だと思っています。
「怒る」は先程お伝えした通り、自分の気持ちを晴らすための行為。
「叱る」は失敗や間違ったことをしている部下への助言を与える行為。

このように分けられます。

つまり、怒るは「自分のイライラ発散」叱るは「相手へのアドバイス」
ということです。

「怒る」と「叱る」の原因は同じだが目的に違いある。
怒るの目的・・・自分のイライラ発散
叱る目的・・・相手を想った指導

このように考えると、上司は部下にどのように接するべきなのかが見えてきませんか?

上司が部下のミスを原因に「怒る」のは自分のイライラを発散するためで相手のことなど1ミリも考えてないということなんです。

最初に戻って再度「怒るのに疲れた」という上司の言葉どう思いますか?
とても恥ずかしくなってきませんか?

部下の失敗にイライラして発散することすら疲れてしまったということです。

今の時代でこそ、なかなか部下を叱ることすらできにくい時代ではあると思います。
ですが、叱るという行為は相手を考えた上での助言です。
叱るという行為は上司として部下にするのは正しい上司の役割ということです。

「叱る」と「怒る」を勘違いするな


ただし、「叱る」と「怒る」をはき違えることだけは気をつけてください。

自分が叱っているつもりでも相手からしたら怒られていると思われていることがあります。

上司や親のよく言うフレーズベスト3に入るであろう言葉、
「お前のために言ってるんだ」

これは正しい叱りではないから、相手へ届かない言葉になってしまうんです。
怒らないけどお節介上司になるので気をつけてください。

そんなところで、今回の話をまとめると、
怒るとは「原因こそ、自分以外のところにあるが、目的は自分のイライラの発散で、相手への指導ではない。」
上(上司、先輩、親)は下(部下、後輩、子供)へ怒るのではなく適切な「叱る」をしなければいけない。
叱るとは「ミスをした相手へ助言をすること」
ということです。

「怒る」と「叱る」を混同しないように自分が今怒っているのか、叱っているのか、相手は怒られていると思っているか、叱られているのと思っているのかを考えると良き上司になるのではないでしょうか?

それではまた!

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