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【臨床日記】ヨガ愛好家に運動療法を指導するという滑稽さ

先日パーソナルレッスンにいらした方が通われているクリニックで、理学療法士に指導されている運動療法を教えてもらいました。

プランク、四つ這いで背中を反ったり丸めたり、、、。

実はこの方はヨガの愛好家でたくさんそういう運動をしてきた方です。
行ってみたら、マラソン選手に歩き方を教えているようなものです。

ヨガのポーズを見たらきっとその理学療法士はギョッとするでしょうね。
自分ができない姿勢がたくさん載っているからです。
そういう思いっきり動ける人に運動療法をそれも自分ではたいして動けないセラピストが指導するってとっても滑稽ですよね、、、。

クライアントさんと一緒に大ウケしました。

それってチャトランガだし、キャット&カウだよねと。
またその方は骨格上脊柱のバックアーチが強い方で、腰部が全く丸くならない方でした。
それなのに丸くする練習を教えるというのもウケます。

運動ができない人、骨格特性を調べたことがない人ってびっくりする運動を指導してます。
それも保険を使って、、、。
きっとそういうセラピストは珍しくはないでしょう。
そのセラピストも何の疑問も感じずに運動指導しているのでしょう、、、。

セラピストが自ら動けることの意義はこういうところにもあります。
まずは自分で動きなさいと。
そして、本当にその運動が患者、クライアントにとって適切なのかどうなのかを自身の体験と照らし合わせながら考えようと。

また抗重力に関しては、そういう事象があるという事実をまずインプットしないと、概念として頭になければ「ない」という認識になってしまうので、ここはぜひ骨格特性について僕の書籍でも講座でも、アーカイブでも記事でもいいから見て欲しいなと思います。

ヨガの愛好家にヨガのポーズみたいな運動療法は釈迦に説法ですからね。

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