【日記】健康と運動のスペクトラム
有酸素運動は健康に最適。
ヨガや太極拳も健康的。
温泉もリラクゼーションも健康にいい。
筋トレだって健康的。
「健康」という言葉で色々と語られますが、同じ健康ですかね?
イメージ的に全然違いますよね。
ムキムキの人と、じっとしてる人と、バリバリ走ってる人、、、。
全然違いますよね。
健康というのにはスペクトラムがあるなというのが僕の意見です。
健康については寿命との関連で色々と効果が語られますが、色々なバイアスがあり研究によってバラバラです。
自分の都合のいいように解釈しますから、研究といってもまぁ主観だらけです。
し過ぎな運動は活性酸素を高めて老化を促進します。
この「し過ぎ」というのが難しいんですよね。
体は辛くなると脳なモルヒネであるβエンドルフィンを放出して、辛さを誤魔化します。
これが気持ちいい感覚になるので、癖になるのです。
辛い刺激で気持ち良くなるので、やめられなくなります。
これが運動にはまってしまう人のメカニズムでもあります。
体が辛いから出ている物質なので、健康的かというとどうでしょうね。
そういう意味で、太極拳や古典的なヨガは、ゆっくり動くことを強調していますので、過剰な運動にはなりません。
活性酸素が出るなんてことはないでしょうね。
ただ、僕自身も走っていて思いますが、走ると心肺機能は明らかに向上します。
長距離走れるのがヒトの生物的な特徴ですから、この視点からは走れる心肺機能は必要だろうなと思っています。
ということで、健康と運動のスペクトラムを図にしてみました。
独断と偏見です。
HRでおそらくこれくらいになっているだろうなという分類です。
激しく動くのは強さとしてはいいですが、活性酸素はでますし、怪我や関節の酷使によって骨関節疾患になるリスクも高いです。
じっとしているのは、負担はもちろん小さいですが、心肺機能が負荷がかかった時に耐えられるかというと、それは弱いでしょう。
何が健康なのか、、。
そこも問題です。
歳を取っても自分の足で歩いて、自立した生活をして認知症もなく元気でいたいなら中等どの運動がいいのではないでしょうか。
そういう意味で、HR 120くらいの運動を定期的にするのは総じていいと思います。
負荷をかけて、そこで耐えられる強さを健康というのならば、寿命は短くなるかもしれませんが、激しい運動にも意味はあると思います。
車椅子で、介護を受けてもいいからできるだけ省エネで長寿でいたいなら、運動よりもストレスなくリラクゼーション中心でのんびりした生き方の方がいいでしょう。
こうやってみてくると、正解はなく、それぞれの生き方で人生を全うすればそれが健康なのではないでしょうか。
寿命という絶対値で測れないのも、そもそもの人の幸せなのかも知れません。
予防運動で、世の中の人を健康に導きたいという使命の中で、中々難しい、個別性のある健康と運動のスペクトラムだと思いました。
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