正しい姿勢、ほんとうに知ってますか?
【正しい姿勢って何?】
「正しい」という言葉は結構難しいんですね実は。「正しい」、「正しくない」は使う人の立場によって違うからです。
「いい」、「わるい」と言い換えると分かりやすいかもしれません。
暴力は当然一般的に悪いことですね。では、自分の家族を守るために戦う必要があった場合に、その暴力は悪いことですか?
難しいですね。だからいつの時代も戦争は正当化されているんでしょうね。僕は戦争は政治経済の策略だと思っているので聖戦には賛同しませんが、、、。
話を戻します。では、姿勢の正しい、正しくないに関してはどうでしょう?
例えばドレスと、和服。同じ姿勢ではないですよね。ドレスの美しさは背中でしょうし、和服はうなじですね。足もドレスはやや外向きでしょうし、和服はやや内股ですね。
こうなると何が正しいのか定義できなくなります。そこで、出てくるのが解剖学と運動学です。
【関節で姿勢を考える】
姿勢は物理的に考えると、骨が重力に抵抗して上手に倒れないようにして並んでいると考えられます。イメージは積み木ですね。
でも、、、関節は積み木のように平面で重なっているわけではないのです。実はほとんどが「丸型」です。
肩関節、股関節が丸いというのは多くの方が知っていると思います。その他にも、膝も足も肘も実は丸です。
なぜ丸なのかというと、その方が動きやすいからです。丸い形は転がりますね。生物としてはできるだけエネルギーを節約したいので、物体を常に筋力を使って(エネルギーを使って)持ち上げるよりも、重力などの他力(物理的エネルギー)を利用して動いた方が効率がいいということですね。
そして、形だけでなく、関節は軟骨というツルツルな構造を作って、さらに効率をよくしています。この軟骨という構造体はみなさんが想像している以上にツルツルです。もう言葉では表現できないくらい「とぅるっとるぅっ」って感じです。
摩擦係数という概念で表現するとヒトの軟骨は0.002〜0.006と言われています。
考えてみて下さい、ツルツルの丸の上でバランスを取っていると。玉乗りのピエロ状態ですね。そしてそれは一つではなく主要な関節ほぼ全てです。とてつもなく高度な技というのが分かりませんね。ですからまだこれだけの文明技術をしても人間のような滑らかな動きを実現するロボットは出てこないのです。
さて、姿勢の話に戻ります。姿勢を関節という視点で捉えると「正しい姿勢」という定義ができそうですね。
そう解剖学、運動学の視点では姿勢は関節のアライメントとして捉えます。
【疑問にお答えします】
今回、姿勢に関するオンラインWSを企画しました。ここでご紹介した内容の他にも実技を含めて、実際に正しい姿勢の作り方をお伝えしますのでよろしかったら参加してみて下さい。
医療従事者はもとより運動指導者、ヨガインストラクター、ピラティスインストラクターの方々にとっては必須の内容です。僕もこのとても基本的な正しい姿勢という真理に行き着くのに10年以上時間がかかりました。
分かってみればとってもシンプルで当たり前のことなのですが、以外と知られていないのが現状です。
・頭の前後の位置(矢状面上)の正しい場所は?
・足裏の重心はどこが正常?
・視線はどこに定めればいいの?
・骨盤ってそもそもどこが中間位なの?
・肩甲骨の正しい位置は?
・顎と姿勢の関係は?
・つま先の向きって並行であってるの?
全てお答えします。
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よろしければサポートをお願いします。私自身ではまだまだ微力です。当たり前の選択や情報を得ることができていない方々に、予防医学の視点で、知らなかったことで損した方を少しでも減らすよう、有益な情報を発信していきます。皆様の応援を励みに、より精進して行きます。応援ありがとうございます。