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【マガジン】アーサナ指導において知っておくべき医学的検査

ヨガのクラスにおいて、生徒さんから自身の疾患について聞かれることは少なくないと思います。
その時に、〇〇病院でなんともないと言われたのだけれど参加していいか?とか、どのアーサナに注意が必要か?など具体的に助言を求められることもあります。

基本的に医学的なことに関して、ヨガのインストラクターという立場では断言するようなものの言い方は避けていただきたいのが本音です。
しかし、医療サイドの説明が不十分であることも事実であり、例えばレントゲンしか撮っていないにも関わらず「なんともない」という医師がいることも問題だと思っています。
実際レントゲンは基本的に骨の状態しか判断できませんので正確にはなんともないではなく、「骨には異常はないようですので、痛みの原因は他にある可能性が高いです。」が正しいものの言い方でしょう。

残念ながら医療に全てを任せておけばいいということはなく、患者側が医療的な知識を持つことが、自分たちに適正な医療サービスを受けるために必要なことでもあります。
昔は、医学的知識を患者側が得るということは難しく、お医者様という神様みたいな感覚のおまかせ医療だったと思います。
しかし、今はインターネットによって患者側も医療情報を普通に入手することは可能です。

今、医療のことは分からなくてお医者さんにお任せするしかないと思っている人がいたとしたら、それはただの怠慢、無責任です。
これからは患者も医療についてのリテラシーを高め、医療サイドに適正なサービスを請求すべきです。
怠慢なのは医療サイドも同じで、特に神様みたいに持ち上げられれば日本の政治家のように誰でも勘違いします。
自分はすごい存在で、下民に説明したって分からないと思ってしまう人がいてもおかしくありません。
しっかりと対等な関係を構築するには、患者側も医療リテラシーが高いということを示さなければいけません。

自分の家族、子どもが医者になったと思えばいいのです。
何が神様だ?と思うでしょう。
ある意味6年間学生をやっただけです。
IT業界、介護業界、建築業界、サービス業となんら医学業界も変わりません。
素晴らしい技術を必死に自己投資して高めている者がいればそうでない者もいます。

ちなみに病院も医療法人という法人格であり、会社です。
白衣の天使と美化され、お医者様と崇めているのも無知な人達のなせる妄想の技です。
医療も人命救助という名目はあれど、立派なビジネネスです。
赤ひげ先生も中にはいますが、中には高級車、高級腕時計、高級マンションに目が眩んでいるという人達もいます。
人間ですから。
患者は本来お客様であり、一般的なビジネスではお客第一で考えなければいけないのです。
しかし、政治家もそうですが、権利を持つとなんと偉そうになることか、、、。

前置きが長くなりましたが、インストラクターとして知っておくべき検査(基本的に骨関節疾患)について簡単にですが、その項目と適応についてまとめてシェアします。

ただこれは、インストラクターが医療者ぶっていいということではなく、患者サイドに立つ者として、一般常識の範囲で、助言をすることを目的としています。
基本的には、自分で検索すれば出てくるものです。
今回は、わかりやすく解説している一般の公表されているサイトをピックアップして紹介します。
あくまでも必要最適限のものであることを認識して参考にしてく下さい。

自分で検索する場合に信頼のおけるサイトはこちらです。

この二つで大まかなものは、把握できると思います。

基本的にはレントゲンは骨折や腫瘍を二次元で調べるものです。
CTはそれが3次元になり輪切りで表示できます。
MRI はレントゲンでは映らない軟骨や靭帯、血管、神経に関しても詳細に調べることがでる磁気を使った検査です。
ただし上記の順に費用もかかるので、基本的に上から先に調べて、必要があるなら高度の検査という順番になります。

ちなみにそれぞれの検査のかかる時間と費用(3割の自己負担額)を見てみましょう。

  • レントゲン:10分程度、¥600

  • CT:約5分、¥5,000(造影をすると¥12,000程度になります)

  • MRI :約30分、¥6,500

3割ですから、これが実費だとしたらCTやMRIとかは検査で2〜3万円かかるので高額だということが分かると思います。
特にMRIが検査の時間もかかるので、多くの場合は予約制で本当に必要だと思われる場合でないと検査の指示がおりません。
そういう意味で、まずはレントゲンというのも理解できます。
しかし、レントゲンで分からなければもちろん高度な検査が必要なのはいうまでもありません。

以下はもう少し突っ込んだ内容とおすすめサイトを紹介します。

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