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ヨガインストラクターのための指導ポイント

ヨガ指導におけるヒントや有益な知識情報をお伝えします。特にヨガの解剖学や安全安心な指導への情報を中心にお送りします。
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2022年9月の記事一覧

【マガジン】古典アーサナPart4

【マガジン】古典アーサナPart4

ついに古典アーサナシリーズの最終回です。
最後はシヴァ・サンヒター SSを見ていきます。
この古典文献は思想的な部分が多く、読み物的です。

ですから、実践について多くは記されていません。
アーサナの数としては4つのみ。
18世ですから、前回のGS と同時期です。
以下の5章からなります。

第1章 宇宙観
第2章 人間論
第3章 ヨーガの修習
第4章 ムドラー
第5章 雑録

アーサナに関しては

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【マガジン】古典アーサナPart3

【マガジン】古典アーサナPart3

いよいよ古典アーサナも大詰めですね。
ゲーランダサンヒター GSについて見ていきたいと思います。

GSはアーサナの解説数が32と最大です。
ほぼ半分はHYPと被っていますので、今回はある程度は割愛します。
成立は18世紀ですから、もう結構最近という感じです。

18世紀は英国では産業革命が起こっていますし、日本では江戸の中期以降になります。
比較的都市化され、近代的な発展が世界各国であった時です

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【マガジン】古典アーサナPart2

【マガジン】古典アーサナPart2

今回はヨガスートラ YSとゴーラクシャシャタカ GS、ハタヨガプラディーピカ HYPで紹介されているアーサナを見ていきたいと思います。

ヨガスートラ実は、ラージャヨガの古典文献であるヨガスートラでアーサナについては以下のように記されています。

YSではアーサナは姿勢であり座法です。
座法に熟達するということは、自分の肉体を忘れるような状態です。

良い悪いとかの二極的な考え方が消えるとあります

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【マガジン】古典アーサナPart1

【マガジン】古典アーサナPart1

古典文献に載っているアーサナは実は多くありません。
今回は、ハタヨガの古典文献で紹介されているアーサナをシリーズ化して紹介し、何を昔のインドの行者は伝えようとしたのか考察してみたいと思います。

古典出典参考にする日本語訳の書籍は以下になります。

「ヨガ・スートラ」向田みよ訳編、YOGA BOOKS

「ハタ・ヨーガ基礎と実践」向田みよ訳編、YOGA BOOKS

「ハタ・ヨーガ・プラディーピカ

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