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#08「ハーバードの日本人論」

「Naoto's Library」にお越しいただきありがとうございます。

週に3冊程度、多いときで4冊程度の本を読んでいる僕の気づきや学びをぽつらぽつらとこぼしていきつつ、「誰かのためになればいいな」という想いで「Naoto's Library」を運営しております、なおとです。

また、「Library」ということで、こちらの記事を読んでいただき「実際に読んでみたい!」という方は、無料でお貸しいたします。
無料配送でのレンタルも承っています。

詳細は最後に記載しているので、そちらをチェックしてください。

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「日本人は几帳面」
「日本人は繊細」
「日本人は長寿」

こういった日本人あるある、言い換えれば日本人らしさについて、必ずや耳にしたことがあるかと思います。

今回はそのような日本人らしさが生まれた背景や要因について、触れることができる一冊のご紹介です。


1.内容

端的に言えば、「日本人らしさとは何か。日本人とは何者なのか。」について、ハーバード大学の教授がひも解く、そんな一冊です。

一部個人の見解も入ってはいますが、アカデミックな根拠や研修に基づく見解も多く、非常に説得力があるのも特徴です。

例えば、昨年甲子園での躍進で話題となった「金足農業高校」。
「なぜ東北にゆかりのない日本人までもが、金足農業を熱心に応援するのでしょうか?」、もう少し抽象的に言うなれば「なぜ日本人は立場の弱い者にことさら同情を寄せてしまうのか?」、そんな身近に起こっている日本人らしさ溢れるエピソードなどから、日本人らしさの本質に迫っていきます。

今回は、その一部を抜粋してご紹介させていただきます^^

2.読もうと思ったきっかけ・目的

・僕自身も日本という国は好きということもあり、その国民性について理解を深めてみたいと思ったから。
日本人論という学問があること、そのものに興味を持ったから。

3.気づきや学び

・日本人がロボットを友人だと思ってしまう(=感情移入してしまう)理由
→「鉄腕アトム」「ドラえもん」「Dr.スランプ」など、何かと人間型ロボットを友達として描く作品がたくさんある日本。
それは日本人が歴史的にテクノロジーを「理想的な社会を実現するのに不可欠なもの」と捉えてきたから。
その背景には、明治維新の後、近代化に成功し、豊かな国となったことが大きく影響しています。つまり、国民全体が「テクノロジーは国を豊かにする」と思っていたこと。そして、当時の明治政府も科学技術教育に力を入れていたことから、「技術やテクノロジーを身に着けることが欧米に追い付くためには不可欠だ」という考えが徐々に浸透していったことがルーツとしてあるのです。
※一方で欧米は「テクノロジーは人間の役に立つが、信じすぎるのは危険」という思いがあり、その結果「ターミネーター」や「トランスフォーマー」といった「ロボットVS人間」を描いた作品が多いのです。

・日本人が「場」を気にする、重んじる理由
→その理由の1つが「他者に対する警戒心が強いこと」。実験結果によると「日本人はアメリカ人に比べて、『自分がよく知っている人』『自分と同じグループに所属している人』を信頼する傾向が強いこと」が明らかになっています。また、歴史的な背景も影響しており、戦後の復興期に若者が職を得るためには国地方公共団体や学校からの求人情報に頼るしかありませんでした。つまり、日本人の就職活動と経済的な安定に「場」がとても重要な役割を果たしてきたこともあり、「場」を重んじる傾向が強いのです。

・日本人が周りからの目線を気にしがちな理由
→これは江戸時代の武家文化に由来しています。江戸時代の文学には「世間」という言葉がたくさん出てきます。また、当時の武士には「常に自分は見られている」という意識がありました。江戸時代は飢饉とはあったものの、比較的平和な時代だったため、武士の武士たるゆえんである戦うことがほとんど機会としてなかったのです。そのため「戦っていない自分は世間でどう見られているのか?」ということを自然と気にするようになったといいます。

・日本企業の経営者ができるだけ長く企業を存続させようとする理由
→理由の1つは「会社は創業者が全身全霊を捧げてつくったものであり、創業者の魂がこもったものである」という考えがあるから。もう1つの理由が「経営者が社員は家族の一員だから、生涯幸せな家庭を送ってもらうのは会社の責務」と考えているから。
ちなみに和歌山県の高野山には「企業墓」があるようですが、これも日本独自の文化だそうです。

4.これからの僕のアクション

特に「これをやる!」といったことは無いのですが、日本の歴史みたいな部分と日本人らしさとの結びつきは面白いな~と思いました。
日本史についての書籍や日本の偉人についての伝記なども今後読んでみようかなと思っています。

5.さいごに

冒頭でご紹介した通り、『Library』ということで、こちらでご紹介した本は無料でレンタルいたします(無料配達も承っております)。

お貸しする本の文中には、大量のマーカーとメモが記されています。
そんな世界に1つしかない本を通じて、希少性の高い気づきを与えられることでしょう。

レンタルをご希望の方は、Facebookなどで個別にメッセージもしくはコメント欄にご記入ください。
※Facebook:「Naoto Katsukura」で検索でトップヒットします。

また、大変好評をいただいており、現在予約を合わせ13冊のレンタルをさせていただいております。
人気の本は予約待ちとなってしまうので、お早めにお願いします!

この活動はまだまだちっぽけな僕なりの社会貢献活動の1つです。

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