『あそび』と『まなび』研究所

伝承遊びと呼ばれる昔から伝わる遊びには、様々な学びがあります。 子どもたちの『あそび』…

『あそび』と『まなび』研究所

伝承遊びと呼ばれる昔から伝わる遊びには、様々な学びがあります。 子どもたちの『あそび』はいろんな『まなび』につながっています。 子どものそばにいる大人は、遊びの重要性を理解して、全力であそびきる環境と経験を保証することが役割です。一緒に「あそび」と「まなび」繋げましょう。

マガジン

  • 少年時代

    今思うと、自然豊かな 富山県魚津市でそだったこと そして、兄貴がいたことは かなり今の自分の形成に大きくかかわっている。 そんな昔々の話

  • 草花遊び図鑑

    「道草のススメ」 こどもたちは、暇な時間をおもしろくする天才です。 身近な草花をつかって、 草笛をはじめとした様々な遊びをしてきました。 Facebookでまとめていた昔ながらの草花遊びをまとめていきます。いつか本にするぞ!えいえいおー

  • 遊び缶(昔遊び考える)

    遊びの缶づめ

  • 全日本ベーゴマ学会(ベーゴマ考察記)

    日本におけるベーゴマ(バイ)について 初期の江戸期から 明治・大正 昭和(戦前)の関西ベー 徳島ベーのことなど ベーゴマについての考察をまとめています。

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ベーゴマ表記一覧検索

「世の中95パーセントのベーゴマ一覧」 みなさん 手にとったベーゴマの表記が気になってなかなか眠れない。 そんなこと、2日に1度くらいありますよね。 寝苦しい夜の原因はやはり明記不明な「ベーゴマ」ですよね。 よーくわかりますよ。 その悩み私が解決します。 私の4000の中に持っていなかったもの 岡本さんの5000個の中で110個を加え 9000個の中で全ての字体の変化などをみています。 あっ、誰にも求められていないかもしれません。 けど、私はどっかの誰かの 「このベーゴ

    • 草花あそび図鑑🌿ヤエムグラ

      ヤエムグラ(八重葎、Galium spurium var. echinospermon)は、アカネ科の越年草。道端の雑草としてごく普通にみられる。種子はひっつき虫の性質も持つ。 バッチ(勲章)葉っぱにも繊毛があるので、 放射状の葉っぱの茎をきりとり 平面にして、ペタリンコ くっつきやすい服さがそ やたら、やってんなぁw 風車

      • 草花あそび図鑑🌿タンポポ

        タンポポは子どもたちにとっても身近な植物です。 葉っぱ、花、根っこともに食べることができ、西洋ではサラダとしてもちいられる。 乾燥させた根を炒ったものが、コーヒーの代用品として知られている。カフェインを含まないので睡眠の妨げにならず、健胃に役立つと考えられている。タンポポ茶ともいう。茎葉を利用したタンポポ茶もある。のんでみたい。 50センチメートル以上もの太く長いゴボウのような根を持ち、長いもので1メートル以上にもなる。ほってみたい 腕時計①根本からカットして ②軸を二つ

        • 草花あそび図鑑🌿スズメノテッポウ

          たぶん 私にとって、一番初めに教わった草花あそび 田植えの準備のバタバタの中 親父が教えてくれた この音は 忙しさを忘れさせてくれる。 草笛①節のところで切り取って ②穂を抜きます ③葉っぱを根元の方に折り返し ④咥えてふきます。

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        • 少年時代
          17本
        • 草花遊び図鑑
          45本
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          72本
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          60本

        記事

          草花あそび図鑑🌿エノキ

          エノキとムクノキどちらも鳥さんが種をまいていろんなところに芽をだします。 葉っぱを並べると ムクノキは鋸歯がぐるっと一周あって、エノキは根元の方にはないのがわかります。 バナナの木年がら年中できるが 春の方が水分量が多いのかやりやすい バナナみたいにむけるから「バナナの木」 子どもたちに言うたら本気でたべよるから 注意が必要です

          草花あそび図鑑🌿エノキ

          草花あそび図鑑🌿キショウブ

          別物?毒性について5月5日のこどもの日には「菖蒲」をお風呂に浮かべたり、頭にまいたりしますが この菖蒲は「葉菖蒲」「匂い菖蒲」と呼ばれたりもしますが、色鮮やかな花は咲きません。 世の中で「菖蒲まつり」と観光地になってるのは 全部ハナショウブで、このキショウブや紫色のハナショウブは実は別種です。 葉っぱが似てるから外来種で入ってきた時に「ショウブ」の名前がつきました。 花菖蒲には全草にイリシンという毒性があり、摂取すると胃の障害を引き起こすおそれがあります。誤食すると嘔吐や

          草花あそび図鑑🌿キショウブ

          草花あそび図鑑🌿アオギリ

          タネが乗っているボートは葉っぱではなく、「心皮」と呼ばれる。 しん‐ぴ【心皮】 種子植物で、雌しべを構成する特殊な葉。 胚珠 (はいしゅ) をつける葉の変形したもの。 被子植物では合わさって子房を形成する。 つまり、子房の中にタネが入ってるもんだが それが、複数に分かれたものが、ボートなわけだ。 種はボートの縁に上手に乗っていて 偏っているから、風とかでとぶとひらひらする。 なんで計算高いんだ 種のクルクルボートこの種、豆としてたべれるようだ。 いつかやってみたい

          草花あそび図鑑🌿アオギリ

          草花あそび図鑑🌿サクラ

          さくらのはなびら笛①はなびら五枚のうちの一つをとります ②両手ではなびらの両端を押さえるように吹くと音が鳴ります。 やるまえに唇をペロって舐めた方がやりやすいです。 桜の咲いている時期にしかできないので 新入生がはいって最初の草花あそびです

          草花あそび図鑑🌿サクラ

          草花あそび図鑑🌿ナガミノゲシ

          毒性・特徴ナガミヒナゲシは、ヨーロッパ地中海沿岸原産の外来植物です。名前のとおり、ヒナゲシ、ポピーと似たオレンジ色の花を4月から5月に咲かせます。一個体から最大で15万粒の種ができ、繁殖力が強いことが特徴です。また、根から他の植物の生育を妨げる成分を含んだ物質を出すことから、生態系に影響を与えます。 素手で触るとかぶれるおそれがあります ナガミヒナゲシにはアルカロイド性の有毒物質を含んでいます。害虫や動物から身を守るための植物毒であるため、素手で、茎に触ったり、折ったりする

          草花あそび図鑑🌿ナガミノゲシ

          伝承遊び遺産(北海道下の句カルタ③)

          さて、のこり50首 いってみよう! またしても それぞれの画像に心の声を 51 藤原実方朝臣 かくとだにえやはいぶきのさしも草 さしも知らじなもゆる思ひを52 藤原道信朝臣 明けぬれば暮るるものとは知りながら なほ恨めしき朝ぼらけかな 53 右大将道綱母 歎きつつひとりぬる夜の明くるまはいかに久しきものとかは知る 54 儀同三司母 (藤原伊周の母 高階成忠の娘 貴子) 忘れじの行く末まではかたければ 今日を限りの命ともがな 55 大納言(藤原)公任 滝の音は絶えて久しくな

          伝承遊び遺産(北海道下の句カルタ③)

          伝承遊び遺産(北海道・下の句カルタ②)

          さて、ここまでくると 「下の句カルタ好きです」 と言えるのだろうか まだ 「愛してる」とはいえない では、愛してると言えるように それぞれの世にも奇妙な 板を 文字を いや歌をみてみよう。 やっぱりなんじゃこりゃがおおくて キャプションに声にならない 心の声をいれてみた 001 天智天皇  秋の田の かりほの庵の 苫をあらみ わが衣手は 露にぬれつつ002 持統天皇 春すぎて 夏来にけらし 白妙の 衣ほすてふ 天の香具山003 柿本人麻呂 あしびきの 山鳥の尾の し

          伝承遊び遺産(北海道・下の句カルタ②)

          伝承あそび遺産(北海道下の句カルタ①)

          札幌で「下の句カルタ」を初めてみたときの沸き起こる衝撃は前回に書いた。 こんなんで取り合ったら怪我するわ! ほんのちょっとの心配と 板に時には血痕が残るという 実際の対戦への興味がかなり大きく。 それとともに 各御当地に残る歴史的な遊び文化を 児童館や放課後児童クラブが伝承の役割をになう一翼になっていることも 興味深い。 先日の札幌への講演のあと お仲間さんと一年ぶりに再会 独楽の話とか色々する中で 「下の句カルタ」の話になった。 そして、玩具店の奥底で静かに出番を待って

          伝承あそび遺産(北海道下の句カルタ①)

          ねてもさめても「語源」が気になって

          何かしらのゲームの内容が 普段何気なく使っている言葉の語源になっている これは それだけその遊びが身近な存在ゆえにだろう。 今回は、花札・将棋・囲碁が語源になっていることばをみていこう。 花札から生まれた言葉①しかと 「シカト」は、漢字で「鹿十」と書きます。10月札の「紅葉に鹿」の「鹿」が横を向いていることから、物事に対してそっぽを向いたり無視することを「シカト」と言うようになったそうです。 ②ピカイチ 花札の中には「光り物」と呼ばれる20点の札が5枚あります。花札賭

          ねてもさめても「語源」が気になって

          ねてもさめても雨が気になって『花札』考その2

          最近児童館でプチぷち花札ブーム それにともない、 ルールを見直していた。 「こいこい」とともに有名な 「花合せ」 それをみているうちに 柳と雨についていろいろと見えてきたのだ その1はここから 11月の柳通称『雨』 けどイラストの中には雨が降っていない なんでや そして謎のカード(1番右) 小野道風(おののとうふう)まずは光札で出てくる人物から 彼の名前は小野道風。 書道の神と呼ばれる 「小野道風と蛙」「柳に小野道風」などの名称で知られる、花札の11月札であり最高得点

          ねてもさめても雨が気になって『花札』考その2

          チェーンリング遊びに見る町のもんの工夫

          昭和の三大賭け遊び と言えば ・ベーゴマ ・メンコ ・ビー玉 である。 先日、久しぶりにザビエルこと 高橋さんと一緒にベーゴマをまわした。 そこで、 幼い頃の話を聞いていたところ興味深いことがゴロゴロ出てくるから ここに記録しておく 髙橋さんは 品川区大井で生まれ育った。 昭和20年代の生まれで ベーゴマをお兄さんと一緒にやって少年時代を過ごした その当時駄菓子屋で売られていたペチャは「5円」  中高や角六など大きくなるとだんだん高くなる しかしその翌年には同じペ

          チェーンリング遊びに見る町のもんの工夫

          俳句の季語に見るベーゴマ(ベーゴマ考60)

          江戸時代から庶民のなかで嗜まれてきた「ばいまわし(ベーゴマ)」 当初は子どもだけではなく、大人の遊びであった 当時有名であった三重県産のバイ貝が出回るのは 9月〜10月ごろで 貝の名前「ばい」を「倍」と転じ 縁起物として食された。 その貝殻を利用して、バイ貝の殻をかけさせて粘土などを詰めて独楽とし、樽などの上で廻し遊んだ。 この 「海臝廻(ばいまわし/ばいまはし)・海臝打(ばいうち)・べい独楽(ごま)」は、俳句の季語「秋・晩秋」として使われる。 海螺廻し(ばいまわし/

          俳句の季語に見るベーゴマ(ベーゴマ考60)