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ありがとうの始発駅
「恩送り」を知っていますか?
親切や善意を受けたら、それを相手に返すのは「恩返し」ですが、他の誰かに渡していくのが「恩送り」です。
恩を送られた人は、それをまた別の誰かに渡していき、恩がつながり広がっていきます。
英語では「ペイ・フォワード」といい、それがタイトルとなっている映画も上映され話題になりました。(ミミ・レダー監督 2000年)
この「恩送り」は誰かから親切や善意を受けたところから始まりますが、私は恩を送られていなくてもその送り手となれたらいいなと思います。
恩はありがたく思う気持ちや行為です。つまり、ありがたい、感謝したいという気持ちが出発点となります。
でも、その行為を受けていないのに送り手になりたい。
人から「ありがとう」と思えるような行為を受けていなくても、恩を送るにはどうしたらいいのでしょう。
その答えは自分の気付きにあります。
自分の身の回りにあるありがたい、感謝したいことに気付くことです。
こうして今ここに自分があること
家族友人がいてくれていること
仕事があること
雨をしのぐ屋根のある場所に住めること
頭上に青空が広がっていること
道端に咲くキレイな花に出会えたこと
当たり前になっていることですが、立ち止まって考えてみると決して当たり前ではなく、とても有り難いことですよね。
こうした小さなありがたいことへのアンテナを立てて、キャッチし気付くことができたら、その「ありがとう」を誰かに送ります。
気付きが出発点なら、誰かの親切や善意を待つことはなく、自分から始められますね。
そう、どんどんありがとうの列車が出発するありがとうの始発駅です。
出発した小さなありがとうが次の駅そのまた次の駅へとつながり広がっていったらステキです。
さらに恩を受けたら返しもし、送りもする。
自分が大きなありがとうのつながりの一部であり、時に始発駅だとしたら日々幸せ気分を感じながら生きていけそうです。
ありがとうの始発駅としてアンテナ立てて。
「今ここ」大切に☘️
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