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ウユニ。トイレはガラス張り

到着と共にセールスの嵐

6月23日

朝5時頃にウユニ到着・・
標高3700m、気温はマイナス。

わぁ・・寒い・・眠い・・
ずっと車内に居たいよう・・と
朦朧とした頭でバスを降りると客引きの嵐。

まだ外は真っ暗なのに、
3人くらいおばちゃんに一気に囲まれて
いきなりツアーやら宿泊所やら
スペイン語でわーーーーと勧められる。(;^ω^)

こんな朝早くから・・この人たちは
長距離バスの到着を待っていたのだから
朝4時すぎには起きて、ここに来ていたのだろう。

それでもお客さんを掴まえられる保証はないわけだ・・
観光業は過酷である。

話だけでも聞いてみるか・・と
ツアーの料金をざっと聞いてみたりして
その場を離れた。

ちなみにウユニでの宿は
オンラインで事前サーチしていたが
安宿は温かいシャワー出ない、
汚い、盗難だの、レビューを見る限りでは
どこも予約する気になれず・・。

Booking.comに載っていない宿を
現地で直接見に行って、決めることにしていた。

飛び込みでHostal Sin Fronteras

明るくなってから撮った、
ホステルの外観

口数少な目なオーナー男性に部屋を見せてもらうと

ヒーターが付いていてぽかぽか天国
プライベートルームにはシャワー・トイレ付き。

値引きしてもらい、一泊50ボリにて決定。

暖かい部屋に入ってε-(´∀`*)ホッとしたのと
夫は高山病で頭痛がすごかったそうで
とりあえず眠る。

数時間後に起き出して、まずはシャワーチェック。!

新しい宿に行く度に、
温かいお湯が出ると
毎回安心してガッツポーズが出てしまう

このホテル安いし、
シャワー熱いし、ヒーターもあるしで
最高なのだが

唯一・・。
トイレが曇りガラスとはいえ、
ガラス張り」で困った。

便座に座るとシルエット丸見えなのだ。
プライバシーのかけらもない。

この事実を知った時には
衝撃的すぎて数秒思考が止まった。
おもろすぎる。

これが私たちの初デートだったら、
ぶっ飛んじゃうよねぇ、と
笑い合う。

そしてお互い、トイレに行くときは
部屋の外に出てもらう、というシステムを
確立した。

今振り返っても
おもろすぎる。

例のトイレブレイクの際に
暇を持て余しホステルの最上階へ。
ウユニ村を上から見下ろす。
筋トレでもするか~。
ただでさえ標高高いので
秒で息が切れた
空が広くて山がよく見える
素朴というか
殺風景というか
不思議な風景。
クセになる。

ウユニ村を散策

昼前に起き出し
街を散策&明日乗るバスの
チケット交渉に中心地へ向かう

天気はいいが
日陰は寒い
高い建物はあまりなく
道路も広めで独特な街並み
数ブロック先が
中心地(といっても規模は小さい)、
お店やツアー会社が並んでいる
ゾンビゲームの世界

ウユニ村、小さいけど
砂漠の中に突如現れたかのような
不思議な景色で何故か見てて飽きない。

ジュースを飲んだり

高山病に効くと聞いて
Mate de cocaのお茶を探す。

何度地元の人に聞いても
「あっちよ」と同じ方向を指さされ
その方向の先にある建物の中を覗くのだが
カフェは全くない・・。

再びしぶとく地元の人に聞いてみると

どうやら交差点の中にある
ブルーシートのテント、が
その店らしい。

あっ・・あれ、店なんかい。

ブルーシートは勝手に
目がスルーしていたわ。

Mate de coca
隣にある白い粉は砂糖。
温かい、生き返る。
Buñueloという揚げドーナツのような

サンドイッチをつまんだり、

その場で回転肉焼き機からチキンをそぎ落とし
大量の具たちを入れてくれた。
この緑のソースが辛いんだよう。

ボリビアは屋台・露店がメインの文化。

安くて美味しい、ちょこちょこ違うものを
試すことができるので楽しい。

夜は炭火焼きを食べに行った。

下から2番目の列に
リャマ肉を発見
店外で肉を焼いている
Authentic!
サラダは取り放題。
私は牛、夫はリャマ。
また調子に乗って辛いソースをかけすぎた

ちなみに、
注文する列に並んでいる時
鶏肉がたくさん入っている袋から
かたまりがポンッと
地べたに落ちた。

それを何食わぬ顔で
お店の人が
元の袋に戻していた。

(´・ω・`)

どす黒い床に生肉が落ちた訳で
せめて埃やゴミを洗って流さなくて良いのか・・

と心配になったので

チキンを食べようと思っていたが
なんとなく牛肉へ予定変更(笑)

何が「汚い」か、って
文化や個人レベルで
異なるものね。

食後は、
寒いので走ってホステルに戻りました。

このポテトチップス的なのが
美味しかったんよなぁ。

ウユニ塩湖ツアーの日

翌朝元気に起き出し

10:30~19:00までの1日ツアーを
TOURS Y BOLというツアー会社を通して予約した。
(1人150ボリ)

時間なのに誰もこない・・と不安なところに
ドライバーが来てくれて
まずはホッ。

他の同乗者はウルグアイ出身の3姉妹と
彼女たちの義叔母でコロンビア出身のおばさま、
全員6人で出発(*'ω'*)

Train Cemetery(列車の墓場)

まずは使われなくなった
列車たちがあるこちらへ。

何もないところに
突如使われなくなって
錆びた列車たちが出現。
錆びと空の青さのコントラスト
観光客が増えてきた。
韓国人がちらほら居て、
久々のアジア人だーとホッとする。
日本人のおじさまを見つけて
思わず話しかけた。
約2か月ぶりに日本人の方に会えて感動
ポカリのCM撮れそう
登ったは良いものの
下るのに苦戦していた
もう列車どうこうというより
背景の空、砂漠、アンデス山脈に
圧倒される。
ウルグアイファミリー、
売店でコカの葉を買う

Colchani コルチャニ村

続いて、アートクラフト村・・のような
お土産屋さんが立ち並ぶ一角へ

塩でできたもの(マグネット、灰皿、置物など)が
たくさん売られている。
壊れやすい素材でもあるので慎重に選びませう
ツアーは基本このジープ。
この日は、車と言えば
ジープしか見なかった
このマグネットたちを
早く冷蔵庫に貼りたい
ウユニは寒いからか
毛の長い犬種が多かった気がする
それにしてもこの感じ!
お土産そっちのけで
この風景を眺めていた
こんな何もないところに
家や電柱があるのが不思議で
ここで生まれ育ったら
どんな人生なんだろう
初恋とか、どんな感じなんだろう。

ボーっとしてると出発の時間。

塩が沸いてるとこへ

更に車を走らせ
塩原へ

雪みたい
前、右、左、後ろ、
全部360度白いのだ。
異世界~。
何やら水が沸いてるスポットへ
水を勇敢に舐めていた者数名。
「vっヴぇぺえええっ」と
塩辛い顔をしていた。

塩ホテルなど

ツアー客がランチを食べる場所として
有名な(?)プラヤブランカ周辺へ。

値段はそこそこする
Dakar monument
照り返しがすごいので
サングラス無しだと
目を開けるのがしんどい
遠近法試みる
結構むずい
私、下手かよw

Plaza de las Banderas Uyuni
各国の旗があるところ。

サッカーチームの旗もたくさんあった。
なのに日本の国旗をどうしても
見つけられず(涙)
ブラジルの国旗、4枚くらいあったぞ
ずるい。
ウルグアイの旗、
小さいよーと嘆いていた
何かしらと写りたい私、
ブラジルとベトナムの旗と一緒にパチリ
プラヤブランカ(塩ホテル)の中でランチ
デザートにバナナ。
美味しかった

ウルグアイファミリーと
ボリビアのご飯どう?シャワーどう?とか
自国との違いを語り合い、たのしかった

彼女たちは夜行バスで今朝ウユニに
到着したばかりらしく
寝不足のまま今日のツアー参加、
そして今夜また夜行バスでラパスに行く!、
という強者たちだった・・

高山病も無くて
ツアーも半日~1日で十分という方だったら
ウユニに1泊しない、というスケジュールも
有りといえばアリなのだ。

ランチ食べて元気が出たゾウ
風景が同じすぎて道に迷わない?とガイドさんに
聞いたところ
遠くにある山々を指標に運転するそう。
ブリッジしたが
地面硬くて
着地した手が痛い
無駄に傾けてみる
カップを口に咥えて

この後も延々と
塩原を走り続けた。

ラテン音楽をBGMに
ウユニを爆走

どんだけ走っても
風景がずーっと変わらない

絶景だけど、
毎日来てるとやっぱ飽きるの?と
ガイドのホセに聞くと

「来る観光客が毎日違って、
彼らがそれぞれ違うドラマを持ってきてくれるから
飽きないよ」と言っていた。

そして各国の観光客の違いについて話してくれた。

(アジア人は写真に夢中、とか
ヨーロッパが歴史や地理に熱心、とか)

法的最高速度は80km/h

周りに車もない、道路もないから
今まっすぐ走ってるのか、
どこに向かって走ってるのか
感覚が狂ってくる

やっと撮れた

サボテン島

この団体が楽しそうに
ギター演奏と共に歌を歌っていた
入場料別途かかるので
ケチな我々は
トイレだけ行ってスキップ
このサボテンたちが
3メートルほどあってひょえ~( ゚Д゚)
猫ちゃん。
ここに住んでるの?

暇さえあればトリック写真を試みる

馬鹿なポーズばかりしているところに
「一緒に写真撮ってください」と
かわいい少女たちが寄ってきた
日差しの強いこと
日本のみんな元気かなぁ
うどん食べたいなぁ
この塩を踏んだ時の感触が
なんともいえない
ガイドのホセが
体を張ってトリック写真を
撮ってくれている
こうゆうムービーとか撮ったり
疑似家族写真
空が広い。
モンキーマジック

サンセット

鏡張りエリアに到着

6月でばりばり乾季だが
この辺に来ることで
水のあるウユニを
体験することができる。
長くつに履き替える
幻想的で
口数が減る
あったかそうな帽子、うらやましいぜ
ドライバーはアルゼンチン出身のJose。
ワイン用意してくれてるやん

ドライバーのホセは知識豊富で、
聞いたら何にでも答えてくれる、
でもやりすぎない、という
謙虚な感じでとても良かった。

あっという間に
あたりはだんだん暗くなり

切ない色だ
またな、太陽
逆光で顔うつんないから
なんかポーズして!と言われる
この水が冷たすぎて
足が凍るのだ
影絵のような
ありがとうウユニ!

当初はウユニ行こうぜ~とノリノリの夫に
半ばついていく様な気持ちで来たウユニだった。

更に、
実は今回予約したツアー会社、
Google reviewを見てみると
「だまされた」といった星1つのレビューが結構あり

これらの評価を見たのが
ボンドを既に払った後だったので、

やっちまったよ・・と青ざめていたのだが

我々の場合は
ドライバーが良かったのか、
全然大丈夫だった。

ウユニにはツアー会社が何百もあるそうで
(多すぎる)
ジープ車が足りなかったら他の会社から借りたり
何より協力し合って
色んな会社と個人のフリーランサー的ドライバーが
コラボして運営されているようだ。(複雑そう・・)

地理、歴史、、色んなことを学べて

思っていた以上に大満足で、
充実した1日になった。

ちなみに観光業がメインで経済が回るウユニ。
コロナ中はもちろん大打撃を受けて
銀行に借金する人が増えたそう。

ウユニを去る

帰ってから少し休憩して
22:00発のバス(60~70ボリとかだった)に
合わせてチェックアウト

30分前にはバス会社に来てね、と
言われていたので
もちろん行ったのだが

「ほー。来たのね。
でも出発はまだまだ先だよん」という雰囲気だ。

ウユニにはバスターミナル、といった
屋内で待てる場所がない。
バス会社のオフィスの中は満杯で
座れなかった。

凍えながら街をぶらつき

屋台があちこちに

バーガーを注文

この屋台の中にも
子どもが居て、
働くママの下で遊んでいた。
バーガーの中に
フライドポテト詰め込むスタイル

腹ごしらえ完了~。

やーーっとバスに乗り込む。

バス会社EMPERADORさん、
お世話になります。

22:00出発予定だったが
永遠に客引きをし続け
実際に出発したのは22:30すぎ。

バスに乗ってしばらく経つも
やはりヒーターはない。

チケット購入の際には
念を押して確認していたのだが
やはり「あるある詐欺」だった。

凍える。

外の気温マイナスなんだから
ヒーターって必須だと思うのだが、
周りのチョリータ達は
自分で毛布持ってきて備えてる人も居た。

更には途中でエンジン動かなくなっていた。

ういーーーん・・ぷるぷるぷるぷる↓

ういーん・・ぷるぷるぷる↓

地獄のような空気が流れる

「まさか外にほっぽり出される?」

遂にバスチェンジの経験を踏む時が・・
とか思っていると

数分後に
再度動きだした。

ハラハラドキドキだー。

SOLO URINARIO
トイレはお小水のみ、と書かれている。

我慢できない人はどうするのだろう(´・ω・`)


ちなみにTodo Turismoという
高級バス会社だと値段は数倍しますが
快適・食事つき・ヒーターも
使えるトイレもあって
バッチグーだそうです。

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