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NZ放浪記④〜大事な話〜

10月26日


友達がやってきたので、みんなでお寿司を作って食べることに。

『日本人ならお寿司作れるでしょ!』という期待の目を何度も向けられてきたけれど、実はこれが初寿司作り😂

難しいとは分かっていたけど、本当に難しんだね!お米をふっくらさせたまま握るのって、プロの技だわ〜

でも美味しかったし、何より楽しかった。節分の海苔巻き作りを思い出した。



ご飯を食べたあとはチェッカーズをした。

買ったはいいものの、使い方がわからず放置してあったやつを友達が教えてくれて、やーーーっと使えたー

友達強すぎて、ボロ負け。10手先ぐらいを読んでるんだもん、1手先をも読めない私には無理でした(笑)


愛犬のコメちゃんも一緒になって考えてくれた

世界情勢とか政治のYouTubeをちょうど見てたから、各国の一つ一つの動きとチェッカーズにすごい通じるものがあると思った。

ここを責めてここを守ってここは囮で、ここを取るのは本当の理由がある。みたいな。

そこのリーダーのひと差しで、何億もの命の人生が変わるんだから、すごいな〜

やっぱり海外に出てきてやっぱりいろんな国の友達ができるから、日本ももちろんだけど、世界情勢も、各国の政治も全く他人事じゃなくて辛かったりする。


今日来た友達もイスラエル人で、イスラエルといえば今ちょうど戦果の真っ只中にある国。

彼らとは私がニュージーランドにきた最初の仕事の時から仲良くさせてもらっている大事な大事な友達。

会うたびに、美しい建物、自然、歴史のある食べ物、温かい人々の話をたくさん聞かせてもらっているから、行ったこともないのに私にとっても思い入れのある国の一つになっていた。

彼らに会ってからユダヤ人や、イスラエルの歴史、文化についてすごく興味を持つようになり、自分から色々調べるようになった。

ただ遠くにある、大変な国の一つ。という印象を完全に変え、新しい文化や世界を教え、見せてくれたのは彼らだった。


だからこそ、今ネットやソーシャルメディアで流れてくるいろんな情報や、意見に感情移入してしまう。

一度ニュージーランドで、お会いした両親、いつも話に出てくる家族、私たちがこうして暮らしてる間も、彼らはそこにいる。

そこに関わっているのは、私たちと同じような一人ひとりの人間で、たくさんの命であって、画面の向こうがわの映画のような出来事じゃない。



ネットで、どこがリソースかもわからない感情を煽るような投稿に左右され、自分で調べようともせず、知ろうともせず、一時の感情で誰かを悪者と仕立て上げる人を見るたびに、泣きそうになってしまう。

私でさえこんなにも感情的になってしまうのだから、私の友達や今そこにいる人々の気持ちを考えると、いてもたってもいられなくなってしまう。

歴史は深い。文化は色濃い。インスタグラムのリールの30秒で理解できるほど、簡単な話ではない。

そして、日本だって他人事の話ではない。いつまでも平和で、安心して暮らせる国ではないことが世界情勢を見ると容易に理解できる。


自分の頭で考え、勉強し、ジャッジする。理解することって、簡単そうに見えて、案外長く、難しく、苦しいことかもしれない。

でも変わりゆくこの世界の中で『理解をしようとする。知り続ける。』ことが何より大事なのかもしれない。


そしてそれこそが、イスラエル人である私の友達の願いでもある。

私はまだ読んでいないのだけれど友達がおすすめしてくれた本がこちら、ぜひ読んでみてほしい。


私は、彼らと家族と、関わる全ての人の悲しみがなくなることを、ただただ願い続ける。

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