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旅びとと本

本が好きだ。

家を選ぶとき、図書館が近くにあるか、も条件のひとつに入れているくらいだ。

一方、自分、映画でも本でもドラマでも、、一度観たり読んだものは再度見返すことはほぼないと言って良い。

一度みると、二回目、、とはならないのだ。
しかし周りには、何度も同じものを見返す人が多くいることを知っている。
性格なのだろう。

しかしそんな自分にも例外ができてきた。
それは此処何年かの出来事。

益田ミリさんの、
『週末、森で』というこの大型コミックは、
何回読み返しているか分からないほど読んできた。
しかもいつ読んでも新鮮で、主人公のような生き方がしたい、と思わせてくれるのだ。

内容のなかに、自然について主人公が語る場面があるが、それが社会で働くその友人達の職場状況などに当てはめられ、その場その場で気持ちにサポートを与えてくれる。

何だかステキな物語なのだ。

それと、ドラマでは、
『吉祥寺だけが住みたい街ですか?』
と、
『逃げるは恥だが役に立つ』

このふたつ。これらは数回見た。
こんなことはあまり人生でなかったから、この二つのドラマにしみじみと自分の気持ちが救われたり、フィットしたということか。

それ以来、繰り返し見たくなるようなドラマにはお目にかかっていないし、映画も然り。

でも、繰り返しみたくなるような作品に出会えて気持ちを救ってもらえるのはなんとありがたいことか。

読書の話に戻るが、今、旅にはなかなか出られないこの世の中。

自分、タイトルに『旅』とついている本に惹かれてしまうのだ。

そこで読んでいるのが、
『ときどき旅に出るカフェ』
近藤史恵さんの本。

初めて読む作者の作品だが、なかなか読みやすく、美味しいものが食べたくなるし、また旅に行こう!という前向きな気持ちがスーッとやってくる読後感。

旅に出たくてもむつかしい今、読書で旅気分も、悪くないだろう。

そういう意味では、旅と名のつく本探しはまだまだ続きそうな予感、、、。

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