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ルールを作る、ルールを守る。

仕事の関係で、薬事に関わることがある。
医療機器の申請などQMS省令などの整備におわれることがある。

QMS(Quality Management System)省令。
品質管理監督システム。簡単に言えば、医療機器を皆様に使用していただくためには、とても良い品質管理された場所で、とても良い品質のものを、とても良い監督者によってお届けする、素晴らしいシステムのこと。

このシステムをきれいに全うすれば、皆様には完璧な医療機器を使用していただけると国が整備した法律というわけだ。

例えば、第六条製造販売業者等は品質方針及び品質目標をたて、製造所に周知させなければならない。

なるほど。
会社の方針と目標ですか!それの周知ですか!
はぁ〜~?!

医療機器や医薬品関連の企業の方々は、国から法律でこんな指示をされなけば目標設定も作れないのか!
というか、お国の方々は民法企業のレベルをその程度とみているのかと。

法律で縛らないと、品質方針も品質目標も決めなられないレベルだと。

言葉は悪いが、「くだらない」
このくだらない内容で多くの人の時間とコストが失われている。

何のためか、品質を担保するためとお国のお偉い様は言うのであろう。

もちろんこのルールを守れないために、底辺となる医療機器や医薬品が出回る可能性がある。
そのためのルールだ。

それぞれが最低ラインをクリアしていればこんなくだらないルールなんてものは生まれもしないのだ。

信号がいい例だろう。
相手を想いやり、道を譲る心と、車のような殺傷能力のある道具が誕生しなければ、信号のようなルールなんてものは存在しない。

☆☆☆

人が多くなればなるほど、ルールが必要になる。
会社のルールを考えることもある立場で、作らなければならない辛さも理解できる。

このルールを作ることでどんな波紋が生まれるのか、どんなメリットデメリットが生まれるのかなど、頭を悩ませる。

ないのが一番いい。
しかし、十人十色。人と一緒に何かをするためにはレールが必要になる。

理不尽極まりないが先人が決めたルールに従い、より良くしていく。そうやって一歩一歩進み、またルールを改定していく。


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