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【バーテンダーがゆく、バルセロナ旅行 (3回目): 2023年11月】

皆様、ごきげんよう。バーテンダーの安部直柔(アベ ナオナリ)です。現在はメルボルンでバーテンダーをしています。
2023年12月末までロンドンで約2年間バーテンダーをしていました。その間に、ヨーロッパへ旅行に行くこともあり、からその旅先で出会ったオススメの場所、レストランやバーなどをいくつか紹介していこうと思います。

前回の投稿で『バーテンダーがゆく、パリ旅行 : 2023年10月』について綴ったので是非そちらも読んでみてください。


今回は『バーテンダーがゆく、バルセロナ旅行 (3回目): 2023年11月』

そう、タイトル通り。またバルセロナにやってきた。バルセロナは何回行っても飽きないし、楽しい街である。
今回は、男2人でやってきた。彼は同じYMSビザでロンドンに来ていて、数少ない日本人バーテンダーの1人、さらに同い年だ。

右が彼、名前は翼
写真はロンドンで日本人バーテンダーだけで
開催したカクテル・イベント

彼への誘い文句は、『バレンシアへ本場のパエリアを一緒に食べに行かないか?』『折角だからバルセロナも行こう』と言葉巧みに口説いた。これが女性だった場合の効果を知りたいところ。だが、食にフォーカスした旅なので男同士のほうが楽しいと知っている。
私は女性と食事すると、食に集中できない。ベクトルが全て女性に向くから。不器用な男なんです。

それでは、3回目なのに、、、
「まだまだあるぞ!バルセロナのオススメを紹介しよう」

バルセロナのヴァン・ナチュール(自然派ワイン)のパイオニア

Bar Brutal

自然派ワイン業界でバルセロナに有名なワイン・バーがあると、何かの媒体(確か雑誌のBRUTUS)で知り、気になっていたので今回行ってきました。
スペイン人とイタリア人がオーナーで、ワインも料理もどちらの文化も良い感じで混ざり合ってる人気のワイン・バーでした。
店内の奥側は、Can Cisaというレストランに分かれていて、食事もがっつり楽しめる感じでした。とはいえ、ワイン・バーのBar Brutalでも美味しい料理が食べれるので、ご安心を。人気店なので、予約をオススメします!

なかなかヒップな店構え
何故か、カジキマグロのモニュメント
素敵な店員さん
ホタテのグリル
生牡蠣

ヒップなエリアのレストラン

TIBERI BAR

ここは泊まってたホテルの隣りにあったレストランで、外から見た店内の雰囲気がカッコよくて入ってみたら当たり。料理も美味しかったので、自分の感性を信じて扉を開けてみるのも大事だなと再認識。良いレストラン探しは、日々の積み重ねですね。

かぼちゃとクリームチーズ

調べてみると、イベントやアート・ディレクションをしている会社が運営してる感じでした。『だからかー』、と納得。
中心地からは離れていますが、ローカル感もありつつ、感度の高い人達が集まりそうな雰囲気。店内の白を基調にしたシンプルなデザインが好みでした。
普段レストランでカクテルは頼まないんですが、カクテル・メニューに好きなカクテルがあり、『どんなもんじゃい!?』と飲んだみたら予想を大いに裏切り、美味しい。
レストランのレベルじゃないぞ?と思って、スタッフに聞いたらバルセロナで有名なバーテンダーが監修してました。

カクテル文化が根付いてるヨーロッパだと、レストランのカクテルを有名バーテンダーが監修してたりすることは良くあるんですよね。
日本がそうなるよう、帰国したらカクテル文化の発展に努めます。

最古のバーとマティーニの名店

前回のバルセロナ旅行で、実はバー業界でバルセロナは有名な都市ということを書いた。
世界のバー・ランキングにバルセロナのバーが入ってたりするし、老舗のカクテル・バーがあったりもする。

Bar Marsella

実はここが、バルセロナで最古のバーと言われている。もっと詳しくいうと、アブサン・バーとしても有名で1820年オープンして以来、現在までほぼ内装が変わっておらず、歴史的な場所でもあり、なんとピカソ、ガウディやダリも常連だったと言われています。
特にピカソはアブサン愛好家としても有名なので納得です。
現在もアブサンを飲めますが、個人的にはオススメしません。残念ながら美味しくないアブサンしか置いてなかったから。

オススメは『ビール』、1択。
店内でビールを飲みながら、内装を見て歴史を感じることをオススメします。

あえて改装しないという美学を感じる
時が止まった棚

Dry Martini Barcelona

世界中にカクテルの名前を冠したバーがいくつかあるが、その中でもここが1番有名かも知れない。
そう、ドライ・マティーニを推しているバー。
バー内のど真ん中に、ドライ・マティーニのレシピを書いてる程。

写真の左上がその図
確かに絵になる

さらに店内に作ったドライ・マティーニの数をカウントする電子板があり、飲んだお客様で希望する方にはその数字が書かれた証明書を渡している。

こんな感じでカウントしている
どれどれ、いかがかな?の図
飲んだら、こうなるらしい

彼はこのあと帰りに証明書を貰って、さらに喜んでいたが、封を開けた途端。
俺らが見た数字と違うとキレまくっていた。
そういう事が頻繁にあるのも、バルセロナらしさである。

再訪 やっぱりBonanova

Restaurant Bonanova

前回のバルセロナ旅行で訪れていた、Bonanovaに改めて友人を連れて行ってきた。
アラカルト主体のレストランは2人以上で行くのが最適。シェアして、いろんな種類を食べれるからね。

今回もオーナーのお父さん(チャキチャキのバルセロナっ子)に料理をお任せしました。言うまでも無いが、ここはバルセロナに来たら必ず行ってほしいレストラン。

サラミ達とパン・コン・トマテ
バルセロナ流のポテサラ
白身魚のグリル
クリーム・パイ

相変わらず最高でした、お父さんご馳走様でした。

老舗のタパス・バー

Casa Alfonso

バルセロナの中心地にある、こちらのタパス・バーはなんと1934年にオープン。
街を歩るけば、タパス・バーだらけで正直どこに入ればいいか分からないのが正直なところ。

ここはハムの種類が豊富で、ハムの量り売りもしているのでお土産買ったりできて一石二鳥だし、立地も良いので超オススメ。

左が量り売りのカウンター、右がバー
オムレツ、アンチョビ、パドロン、生ハム、オリーブ

バルセロナで釣りに挑戦

友人の翼くんが、行く前に『バルセロナで釣りしたい』って言ってて、『そんなツアーあるんだー』って思ってたら、まさかの自前でロンドンからバルセロナに釣り道具を持って来てた。
話しを聞くと、ロンドンの空港での手荷物検査で検査員に『めちゃくちゃ怒られたけど、無事に通れたよー』手荷物の刃物(鋏やナイフ)って刃渡りの長さで基準があり、その基準値以内だったら、鋏も釣り針も持ち込めるとのこと。ただ、ちゃんと手荷物の検査員が測定するので面倒らしい。それが手間で検査員が怒ってたみたい。

無事にバルセロナまで釣り道具を持って来れたので、バルセロナの港まで行って釣りしてきました。Google Mapで釣りできそうな場所を探して、行き着いたのは個人ボートの停泊エリア。

この時までは良かった、後に雨が降り、さらに警察に見つかる

こそこそ釣りしてたら、警察に見つかって怒られました。釣り禁止のエリアだったらしい(なんとなく気づいてはいた)

場所は限られるが、旅先で釣りするの結構オススメです。

果たして収穫は?

マジで釣れました。たぶん20年ぶりくらいに釣りしたけど、楽しかったなー。
まさかバルセロナで、魚を釣れて燥ぐとは思ってもなかった。

ドヤの図(もちろん、キャッチ&リリース)
ドヤ顔バーテンダー

では次回まで!アディオス!

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