白いぼうし
「これは、レモンのにおいですか。」
ほりばたで乗せたお客のしんしが、話しかけました。
「いいえ、夏みかんですよ。」
大好きな国語の授業。
何が好きなのかというと、教科書に載っている
いろいろなお話しを読める事が好きだった。
授業とは全く関係のないページに入り込んで読んでいたものだ。
その中でも特に、〈白いぼうし〉は大好きだった。
言葉のリズム、匂いの届け方がとても自然で記憶に残る。
今でも冒頭の部分はよく思い出す。
国語の教科書に載っていたこのお話は児童文学作家あまんきみこさんの作品。
91歳を迎えた2023年現在も現役で活動を続けていらっしゃるそうだ。
現役でご活躍されていて、今はどの様なお話をかかれているのだろう。
あの頃の様に心に刻む優しいリズムがまた読みたくなった。
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