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【本】鳥海連志とトム・ホーバス

 なかです。

 最近は、本の話ばかりで、すいません。

 今日の本は こちらの2冊。



東京オリンピック・パラリンピックで、一躍有名になった2人の著作です。

1. 『ウイニング・メンタリティー コーチングとは信じること』 トム・ホーバス著 


 女子バスケットボールチームを、銀メダルに導いた トム・ホーバスヘッドコーチ。

 コーチ自身の生い立ちから、プレイヤー時代から、会社員時代、下積み時代、そして代表コーチへ。彼の人となりが、よくわかります。

 また、彼自身のコーチングメソッドが、どのようにしてできあがったのか、そのエッセンスはなにかが、とてもわかりやすく一冊にまとめられています。

特に、ジュニアから学生チームを指導するコーチ、指導者、教員におすすめしたい本です。


 バスケットプレイヤーも、
「コーチは何を考えているんだろう?」とか、
「どうして、こういう指示をするんだろう?」と感じることがあれば、
この本を読んでみてください。

 コーチの指示の裏にある本当の意味がわかれば、もっといいプレーができるようになるはず。

 プレイヤーから、指導者を目指す人も多いと思いますが、
「名プレイヤーが必ずしも名コーチになるわけではない」
と言われることもあります。

 「チームを指揮する」ためには、プレースキルだけではなく、人を動かすための様々な方法やスキルが必要になります。

 その一つが、「コーチング」です。

 コーチングのメソッドは、「人に物を教える仕事」全般に有効です。

「人を動かす」人には、どんな素養やスキルが必要なのか?

 それがよく分かる一冊です。

 今は、男子チームのコーチになったホーバス氏ですが、今後 どんなチームを創られていくのか 楽しみです。

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2.『異なれ 東京パラリンピック車椅子バスケ銀メダリストの限界を超える思考』 鳥海連志 著



今日は、もう一冊。

東京パラリンピック 車いすバスケ銀メダリストの 鳥海連志さん自身による自伝です。

プレースタイルとその風貌で、「リアル流川」と話題になった彼。

かくいう私も、そのプレーの虜になった一人です。

 SNS界隈でも、とても話題になった人なので、覚えている方も多いのではないでしょうか?

 「彼女はいる?」「結婚している?」などと 騒がれてもいましたが、この本のあとがきで、本人から事実が告げられていますので、気になる方は、最後までちゃんと読んでくださいね。

 障がいを持ったプレイヤーというよりも、
「一人のバスケットボールプレイヤー」として、学ぶべきところがたくさんありました。

 特に、ヤングアダルト世代に読んでほしい本なので、中学・高校の学校図書館に置いてほしい一冊です。

横並びがいい、
 人と違うことを嫌う、
 思い切ったことができない、
 いい子でいたがる


 そういう印象の強い今どきの生徒たちに、身につけてほしい思考法が満載です。

「鳥海連志」という唯一無二のプレイヤーが、
 どうやって出来上がったのか?

外見のカッコよさだけではなく、内面の魅力を多くの学生に知ってほしい
です。

 最後にある、お母様からの手紙に 胸が熱くなりました。

 若い人だけではなく、子育て中の親御さんにも 勇気を与えてくれる
一冊だとも思います。


 やっぱ、バスケ 好きやわ。


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