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「わかってちゃん」になると彼は逃げ出す。あなたの気持ちをわかってくれてない彼と、どう向き合うか。

不倫・復縁専門カウンセラー/奈緒美

「不倫・復縁専門カウンセラー」の奈緒美です。

先日、こんなツイートをしました。

「かまってちゃん」というのはよく聞くと思うんですね。

「もっと私を見て」「もっと私を大切にして」という気持ちから、
彼にしつこくメールやLINEをしてしまったり、
フォロワーに向けて匂わせ投稿や幸せアピールをしすぎたり。

周りから見ると「かまってほしいんだな〜」というのが丸わかりですが、
本人は無意識にやっている事もあって、
「幸せのおすそ分けをしているだけ」と本気で思っていることもあるようです。

この人たちもちょっとめんどくさいと思われがちですが、
もう一つ、複雑恋愛中の方に特に気をつけてほしいのが「わかってちゃん」になっていないかということ。

「私のことをわかってよ！」という気持ちが彼を遠ざける。

不倫恋愛や復縁活動中の方は、彼とのコミュニケーションが通常の恋愛よりもずっと難しいと感じているのではないでしょうか。

彼に伝えたい気持ちがたくさんあるのに、なかなか会えない。

辛いときにも彼はそばにいてくれない。

嬉しいときも喜びをリアルタイムでは共有できない。

それでも私は彼を信じて頑張らなきゃ！

そういう状況が続くと、

「なんで私ばっかり我慢しなきゃいけないんだろう」

「本当に好きなら私の気持ちをわかってくれるよね？」

「どうして私の愛を受け取ってくれないの？」

という「彼は私をわかってくれるべき」という思いが出てきます。

それを直接的な言葉では伝えていないかもしれません。

でも、彼はその気持を感じて「理解」することはあります。

鈍感に見えていたとしても、わかってしまったら「応えなければならない」という責任感から、
ある意味では誠実な人ほど気づかないフリをしていることもあります。

あなたが望んだ

気持ちをわかって共感してくれること、
「よしよし、寂しいんだね。じゃあ今度はゆっくり時間取るからね」
という言葉でも得られれば、一時的に安心できるかもしれません。

でも彼があなたの望む形の「共感」ではなく、あなたの「わかってよ！」という気持ちを「理解」したとき。

彼は「攻撃された」と感じて逃げ出してしまうこともあるんです。

心理学では、人が攻撃的になってしまうときに本当に表現したい気持ちは、

「わかってほしい」「愛してほしい」「助けてほしい」

の３つだと言われています。

その気持ちを上手く表現できないと言葉や態度、
醸し出す雰囲気がキツくなったりしてしまうんですね。

だからあなたの過度な「わかってほしい」は、彼にとっては「攻撃」と捉えられることもあるんです。

「わかろうとする努力」が負担に変わるとき、人は逃げたくなる

例えばあなたが働く職場で、

「自分だけが大変な仕事をしている」
「自分が一番忙しい」
「みんなは私にもっと感謝してほしい」
「周りの人達は自分に気を使い、サポートするべきだ」

と思っている同僚がいたとします。

本人が口には出さなくても、あなたはその人の態度やSNSに書き込んだ内容でその気持ちに気づいてしまいました。

あなたは、今後もこの人と気持ちよく働けますか？

積極的に一緒に働きたいと思うでしょうか？

「助けてあげたい」と最初は思うかもしれませんし、
それで感謝をされて、最初は嬉しいかもしれません。

でもあなたにも自分の仕事があります。

あなたのできる範囲でその人を助けても、
「もっと自分を手伝うべきだ」「もっと私がやっていることに感謝するべきだ」
という要求を感じたら、どうでしょうか。

もうこの人になにをしてもキリが無いからやめよう、
不満な気持ちをぶつけられるくらいなら関わらないようにしよう、
と逃げたくなるのではないでしょうか。

会社なら、他の人に相談したり負担を分担することもできるかもしれません。

でも、複雑な恋愛関係では他人を含めて解決することは難しいですよね。

彼は一人であなたの「わかってよ！」に対処しているんです。

無言の要求が心の負担になることは、彼が逃げ出す大きな原因の一つになる。

だからちょっと気をつけてほしいんです。

今自分は、「彼にわかってほしい」と思いすぎていないかどうか。

もし彼に気持ちをわかってもらいたいのなら、
まずは自分が自分の気持ちに気づいて、「そう思うんだね」「悲しいんだね」「寂しいんだね」と寄り添って認めてあげてください。

なんだかわからない辛さを彼に向けるのではなく、まず自分がどう感じているのか気づくこと。

未処理の感情に気づくだけで、悩みの8割は解決されると言います。

自分の中に彼にわかって欲しい「どんな気持ちがあるのか？」
そこに気づき、認めて、責めないことが大切になってきます。

これは一人では難しいこともあるので、カウンセリングなどを利用することをおすすめします。

そして次に、

「自分は彼をわかろうとしているか」

「彼を信頼して、心を開けているかどうか」

を問いかけてください。

そして「彼は彼のやり方で私を愛している、わかろうとしてくれている」という愛の視点から、
もう一度彼の言動をみてみましょう。

もし全く「愛もなければわかってもくれない」という状態なら、
その関係自体を見直すときです。

あなたが、心のどこかで彼のことを信頼しきれていないのなら、
あなたは彼にとってわかりにくい人になります。

彼があなたのネガティブな思いを「理解」して負担に感じるのではなく、
「共感」してもらうためには、
あなたから先に彼を信じて心を開き、共感していく必要があるんです。

今はそれも難しいと感じるときは、
ぜひカウンセリングでお話を聞かせてくださいね。

「わかって欲しい」という気持ちや不安を少しでも解消するお手伝いをします。

※不倫、復縁というセンシティブなセッションのため、
基本的に私もクライアント様も顔出しせず行っております。

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