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自分の中の小さな子

自分の中に妙にこびりついていて中々取れない思いぐせ、心のしこり。
それが固くなると、私の場合左肩が痛くなる。

昔は外のせいにして、なんかにとりつかれちゃったよとかよく思っていたけど、本当の本当は多分そこに小さな自分がいるんだって思う。

何かのタイミングで心を凍らせて氷になっちゃった小さな自分が、私の左肩の奥の方で体を縮めて息を殺して、震えながら、多分怒って、泣いてる。

最近、手を当てて話をするようになった。

小さな子はけっこう頑固で、恨みがましくて、でも実はとても健気。

その子がいる左肩をさすりながら「大丈夫だよ」とか「怒りたいだけ怒っちゃえ」「気が済むまでいじけていいよ」「そういうのもぜんぶokだよ」「ネガティブでもいいじゃん」とか、面倒だなと思いつつも時間をかけて否定しないで聞いてあげて思いつくことを伝えている。

すると泣いてた子どもがなだめられるように少しずつ解けてくる感じがあって、「まあ、もういいか」「ちょっと瞑想でもしよか」からの「ハイヤーセルフと話してみるか」にまでなったりして、気づいたらいじけ虫がいつものお調子者に戻ることがある。(この振り幅の大きさよ笑)

こんなことを毎日繰り返していると、正直「これ何回やる?」みたいな飽きが出てくる。

実のところわたし自身が思いっきりエネルギーを使って自分のためにシナリオ作って、舞台装置を作って、配役決めて、演じて、それで感傷にひたってるんだよなって気づく。

なんて面倒で、マニアックで、愉快なことを、人生全振りしてやってきたんだろう笑

引いて引いて見ていくと、そして大分先かもしれないけど、もしかしたらだんだんネガティブもポジティブもみんな同じって意識になって、全部ありがとうになっていくのかもしれない。
そしてたまに懐かしの3次元劇場をエンタメみたいに楽しむんだろう。

それもそれで良い世界線かもしれないな、と思う。


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