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得意なこと、続けることについて

小さいころから絵を描いたり、何かを創作するのが大好きでした。美術系の大学に進んだあとアート関係の活動、色々なことをしてきました。

現代美術や写真は非常に心を動かされたけれど、その活動ではほとんど無収入でしたから、生活の糧を得るために他の職業に就かないといけませんでした。就いた職業はカバンの下職人、販売、派遣のOL、サービス業、等。頑張ってやっと人並みにできるようになり、学んだ事は沢山ありました。
しかし得意ではないから心から楽しめない。だから続かず職を転々と変えました。そうしてうまく回らなくなって、アート活動に挫折し、絶望し、遅い就職活動をスタートさせるのでした。

運よくバッグメーカーに就職し企業のバッグデザイナーになることができました。これは大きな転機でした。楽しかったのはもちろん、どんどん新しい仕事が舞い込んできてついでにお金がもらえるので長く続きました。
プロジェクトごとのチームワークだったり、会社と会社のビジネスの場に立ち会った経験は今も生きています。イメージを頭の中で膨らませて、空想し、具現化するという作業はとても好きで得意でした。新しいアイディアが次から次へと湧き出てくるので忘れないようにいつもメモをとっていました。
私の特性は、空想や想像力を掻き立てて、手を動かして形にする、という活動が向いているようです。苦労なくスイスイできちゃうのが得意な事ということを理解しました。そんなこんなで苦手な事は極力しない、得意な事を伸ばすということを経験から学びました。

しかし企業に勤めるということは、どうしても人のものを作っている感覚がありました。


得意な事で、心の負担が少なく、持続可能で、なにより没頭でき、自分なりの達成感がある。さらにいくばくかのお金を得ることができたら最高だな。ということをずっと考えてきました。
そして2016年から、森本ナオコとして展示などの活動を始めたのでした。しかし創作活動で収入を得ることは大変でした。どのようにして実現できるかを試行錯誤しながら作っていったのが今の「画家・カードクリエイター」という肩書です。お世話になったクライアント様、ギャラリーやお店、作品を見てくださる皆さまに支えられて、スタートから4年が経ちました。とても人に恵まれていると感じています。

ここから先一番大切なのはずっと続けること、辞めないことだなと感じています。新しい事を次々とやることは実は簡単です。新しいことをやると脳が速攻で喜ぶから、、、、。しかし、また何者なのか分からなくなっちゃいます。そこをグッと我慢して乗り越えると、また面白く感じてくるんですね。
辞めないこと続けることは一番大変なのだとおもいます。私はこれからもそれに挑戦します。

今は全て程々にバランスよく生きていないとダメな人認定というか、、、。日常生活でも苦手なことがたくさんあったり、社会に出て就労しにくい時代に感じていますが、自分のように偏っていても、面白く生きられるよ、と身をもって実践していきたいですね。

100歳まで生きるとしても、人生はあっというまに終わってしまうような気がするので、どうしたら愉快に過ごせるのかがテーマです。
まじめな人からしたらふざけた人間に見えるかもしれませんが、やりたい事を出来るだけ可能にするには?というゲーム感覚を大切に生きています。
既存のレール(場、職業)では自分は上手くいかないようなので、それも含めて遊びながら作っていきたいです。
せっかくだから面白く、わくわくして過ごしたいです。


そんなことを考えてみました!

それではまた!


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