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自分を探る〜とらわれのマインド

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考え方や感じ方を見直すことで、マインドのとらわれから自由になる。
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記事一覧

プレッシャー(圧)をドライブ(駆)に変えたら

こんにちは。梅雨入り目前の決まらない天候ですが、今日も元気でお過ごしでしょうか? 仕事やプライベートなどで、プレッシャーがかかってストレスが溜まってしまうのは、よくあることですね。 私自身も、昔は小さいことから大きなことまで、あらゆることに、プレッシャーを感じていました。プレッシャーを感じることで、仕事の能率が上がる訳でもなければ、作品の質が良くなるわけでもないし、精神的に苦しいだけだとわかっていながらも、感じてしまう。 誰かに「期待してるよ」とか、「もっと業績をあげてくれ

「本当に」の虚偽性

みなさま、こんにちは。お元気ですか? 日本語には、とても便利な「本当に」という言葉があります。 本当に尊敬しています。本当に辛い。本当に美味しい。本当にダメなやつだ。本当に愛してます。 この言葉、何だかクセものだ。何でも、「本当に」とつけた途端に、それが強調されるどころか、意味がなくなるような後ろめたささえ感じる。いやーそんなことはないだろうと言う自分がどこかにいる。「ホントウに」と言った途端に、「ホントウ」のものは存在しないのを認めていることになる。 日本のドスト

ラベルを貼る瞬間〜同調と共鳴

こんにちは。今日もお元気でお過ごしでしょうか。 私達は、日常生活で頻繁にラベルを貼って、物や人、事柄をカテゴリーに入れる行為を行なっていますが、「ラベルを貼った」瞬間に、多大な可能性に自分を閉ざしてしまうことには、なかなか気づかないのではないでしょうか。 例えば、共に時間を過ごす人に、「気の合う」人を選ぶ人は多いと思いますが、その時にラベル貼りをしていないか。 「自分は引っ込み思案だから、声が大きくてうるさい人は苦手。避けて通りたい。」 「彼女は保守的すぎて、自由

本当の恐れ、虚偽の恐れ

こんにちは。今日も元気でお過ごしでしょうか。 先日、友人の息子さんの悩み相談を受けました。新卒で会社に入り、自分の希望とは違う部署に一人だけ配属された。その部署である資格試験があり、その試験に落ちてしまって、自分はダメだと、それはもう、明日にでも会社を辞めんばかりに、大変落ち込んでいるというのです。 その理由を聞いてみました。まず、彼は、自分の希望とは違う部署に一人だけ配属された時に、自分が劣っているからに違いないと思いました。そして既に劣等感を抱えている時に試験に落ちて

不安は自分がつくりだす(1)

こんにちは。不安定な世界情勢が続きますが、みなさんいかがお過ごしでしょうか? 連日のようにメディアでは経済や政治の深刻な問題が取り上げられ、戦争や地震の可能性などが囁かれる中、先が見えない不安に苛(さいな)まれている人は多いのではないかと思います。情報過多の社会にすむ私達は、何がどうなっているのか知ろうとして、毎日テレビやネット情報に走ってしまうことも多々あるのですが、流れてくる一つ一つのニュースに反応して、そのムードで一日を過ごしてしまうこともしばしばではないでしょうか。

バイナリー(二元論)思考

私たちは日常、様々なことに対して何かを思い、考え、判断し、行動していますが、その際、知らずのうちに黒か白か、良いか悪いか、こちらかあちらかという二択で選択していることがあるのではないでしょうか。 もちろん物品の品質などを選ぶ時には、良し悪しの判断も必要となってくるのですが、こうしたバイナリー思考に基づく判断が、人生で起こってくる物事や人に至る時、その本質を見逃してしまうことになりかねません。例えば、恋愛や結婚の対象となるパートナーを選ぶ時、背が高いのは良くて、低いのはダメ、

不安は自分がつくりだす(2)~頭思考から体思考へ

不安サイクルから脱出するには、過去に基づく「頭」思考から、今を生きる「体」思考への切り替えが鍵になります。思考を頭から体へ切り替えることで、根源となっている「怖れ」の実態を感じ、真正面から向き合うことが可能になります。 単に、頭思考と体思考と言われても、ピンとこないかもしれませんね。「体で考えるってどういうこと?」「いつ頭で考えていて、いつ体で考えているのかわからない。」「二つの間を行ったり来たりする。」などと、いろいろ疑問も湧いてくると思います。 一般的に、頭で考える人

ギブ・アンド・テイクと損得勘定

おはようございます。今日も元気でお過ごしでしょうか。 「人間関係は、ギブアンドテイクだから」という人がいます。 「ギブアンドテイクー持ちつ持たれつ」という理念は、お互いに助け合う相互関係を指し、理にかなっているように思えますが、果たしてそうでしょうか。 世間を見回すと、どうもある種の「ギブ・アンド・テイク」は、「与えたら受け取れる」「受け取るためには与えよ」というルールに縛られているようです。さらにそこには、「これだけしたらあれだけ返す」という細かい損得勘定や、相手に対す