カナダの歯列矯正は日本より安いの?
日本よりも北米の方が国民の歯に対する意識が高いってご存じですか?
日本では可愛いとされる"八重歯"は北米ではただ”歯並びが良くない人”と見られる…といった話を何回か耳にしたことがあります。
実際にカナダに住んで思うことは歯並びが綺麗な人が多い!ということ。
もちろん全員とは言いませんが、子供の時に歯の矯正をする人が日本よりもはるかに多いらしい。
日本では高額とされる歯の矯正、カナダではいくらかかるのでしょうか。
この記事では、私が歯列矯正を実際に始めるまでにかかった期間や流れ、値段について詳しくお話ししていきます。
1.歯医者探し
まずは何といっても歯医者探し。
これが日本だったら、矯正をしている友達に聞くなりネットで口コミを調べるなり、いくらでも探す方法はあったかもしれません。
しかしここはカナダのバンクーバー。
胸を張れるほどの英語力を持ち合わせていない私にとって、英語で歯医者の情報を収集するのはとても腰が重いものでした(笑)
そこでまず始めたのが日本語での検索。
「バンクーバー 歯科矯正」
Google先生に聞いてみたものの、これだ!といった情報は得られず断念。
(先日調べたら割と最近ブログを書いている方が何人かいたので、今なら数人のご意見は得られそうです!)
次にTwitter検索。
こちらもちらほらヒットするものの具体的な歯医者名を書いている人はおらず。
どうしようかな~と思っていたそんな時、本当にたまたま、私がフォローをさせてもらっている方がバンクーバーで矯正を終えているという内容のツイートをされていたのです。
実際に通っていた人のお話が聞きたい。。
でも急に知らない人から矯正に関する質問が来たらめんどくさいと思われちゃうかな…?
そんな不安もよぎったのですが、勇気を出してDMを送ってみました。
ありがたいことにその方はとてもとても優しい方で、丁寧に詳細を教えてくださり、おすすめだよ!といった心強い言葉もいただきました。
(その節は本当にありがとうございました…!!)
早速そちらの歯医者を調べる私。
Googleでの評価も高く、場所も通えないような場所ではない。
…いいかも!!
最初のステップはカウンセリングのアポ取り。
オンラインで事前に自分の歯の写真を撮って送り、歯医者さんからの返事を待つというものでした。
2.カウンセリングまでが長かった
私がカウンセリングを申し込んだのがこちら。
ClearView Orthodontics
張り切ってオンラインでカウンセリングの申請をしたものの待てど暮らせど返事が来ない(笑)
私がオンラインで問い合わせたのが5月の頭。
ちょうどその頃ばたばたと忙しかったこともあり、返事が来ないなと思いつつも落ち着いたら連絡してみるか…と思って放置していました。
歯列矯正の存在を忘れかけていた一か月後、ついに返事が。
メールには、写真で見た限りでの私に提案できる矯正の種類、期間、そして見積もりが書いてありました。
私の場合インビザライン矯正で期間は2年、費用は7000ドルから9000ドルほど。
(もらった見積もりが残っておらず記憶が曖昧です…)
こちらを見た率直な感想。
え、インビザライン私の歯でもできるの!?(日本ではできないと言われた)
覚悟はしてたけど2年か~あと2年はバンクーバーから逃げられなくなるな(笑)
費用普通に高いな、、日本でやるよりも安いのかな?
何はともあれ、実際に話を聞かないことにはよく分かりません。
電話してカウンセリングの予約を取ることにしました。
電話してみてまず驚いたのが予約の取れなささ。
私的にはなるべく早く来週にでも、と思っていたのですが、直近で空いているのが2か月近く先とのこと…!
直前でキャンセルが出ることが多いので、空いているところで予約しておいて、キャンセル待ちをするのが普通だそう。
実際に数日後にはキャンセルの連絡が来て、そのまた数日後くらいの日程で予約が取れました。
私は比較的時間に余裕があるためキャンセルが出た枠でお願いできましたが、フルタイムで働いている方だとなかなか予定が合わないかも…?
人気の歯医者さんだとまず予約を取るのに時間がかかるみたいです。
3.ついにカウンセリングへ
カウンセリング当日。
海外で歯医者に行ったことのない私は、専門的な話が理解できるのか、聞きたいことが質問できるのか、色んな意味で緊張していました。
ドキドキして診察室で待っていると、現れたのはとても優しそうな笑顔のお姉さん。一気に緊張がほぐれました。
最初に行ったのが写真撮影。
真顔の写真、笑顔の写真、横顔。
顔の写真を何枚か撮ったあとは口の中を3Dスキャナーで撮影。
自分の歯が立体的に映像で見れるのが面白かった。
こちらの写真をもとに先生が診察をしてくれて少しお話をしました。
提案された3つの矯正方法
表側シルバーのワイヤー矯正
表側透明のワイヤー矯正(透明なのは上の前歯のみ)
インビザライン矯正
いずれにせよ3本の抜歯が必要とのこと(´;ω;`)
なぜ3本なのかというと数年前に虫歯で1本抜歯済みだったから。
かみ合わせを考えると左右バランスが取れたほうがいいとのことで、抜歯をすることをお勧めされました。
料金について
ここで気になるのが総額ですよね。
提示されたのは…
8250ドル!!!!!
(9/21現在のレート 1カナダドル=107.45円)
日本円に換算すると約886,479円。
今は超円安なのであんまり安くは感じませんが、バンクーバーの物価(日本の1.5~2倍くらい?)を考えると日本でやるより安いのかなと個人的に思っています。
こちら毎回の診察料などすべて込みなので、矯正完了までに追加料金は一切かからないそう。
診察のたびに料金がかかるクリニックもあるようなので、高いけど総額が知れたのは少し安心しました。
そしてなによりびっくりしたのがどの矯正方法でも同じ料金ということ。
ワイヤー矯正は安いのがメリットだと思っていたのでこちらは予想外でした。
そのまま支払方法の説明まで受けましたが、その場で即決できる内容ではなかったため一旦お持ち帰りすることに。
その日はレントゲン代として30ドルのみの支払いでした。
そして2回目のアポを数日後に取ってもらい、自宅で彼と会議。
検討したポイント
会議の内容は大きく分けると3つ。
他の歯医者も見るべきか?
どの方法で矯正を始めるのか?
支払方法は?
1.他の歯医者も見るべきか?
→カウンセリングまでにかかった時間と労力を考えると他の歯医者を検討するのがめんどくさかった…。
探せばもっと安いところもあるかもしれませんが、スタッフや先生がとても優しくて印象が良かったので、こちらでお願いすることに決めました。
2.どの方法で矯正を始めるのか?
→私が悩んだのはこちらのふたつ。
スタッフのお姉さんにお勧めされたのはインビザライン矯正。
インビザラインのメリットは
・目立たない(私的にとても重要だった)
・ワイヤー矯正に比べて痛みが少ない
・通院の頻度が10週に1回。(ワイヤー矯正だと6週に1回)
・取り外しができて歯磨きがしやすい。
一方のデメリットは
・ワイヤー矯正より時間がかかる(おそらく半年ほど長くかかるとのこと)
・1日22時間以上の装着が推奨されており、装着中は水しか飲めない。(辛いけどダイエットになるやん、、)
なるべく早く綺麗な歯をGETしたい私はワイヤー矯正も検討しましたが、総合的にメリットが多そうなインビザラインにすることに決めました。
3.支払方法は?
→一括で支払うと総額の5%オフ、分割にすると割引はないが手数料もかからないとのことだったので、無理なく支払えそうな分割払いにしました。
4日後、2回目のアポを取っていたので歯医者さんに出向き、無事に契約を済ませました☆
4.いきなり矯正スタート?
契約後、日本に一時帰国をしていたこともあり2か月以上ぶりの歯医者へ。
いつまでに抜歯をしてきてください、等の話を受けていなかったため前回と何も変わらない状態で行く私。
そもそも今日はなんのアポなんだ?
矯正を始めるための準備かなと思いながら、言われるがままに口を開けて待っていると、歯に何かを塗っているっぽい。
しばらくするとパコっと歯に何かをはめられた!
ここで初めて今日から矯正がスタートするんだということを知ったのです(笑)
初めてアライナー(歯にはめるマウスピースのことですね)を付けた感想としては痛くはないけどとにかく違和感。
そしてとてもしゃべりづらい。
滑舌が悪いながらにまだ抜歯をしていないことを伝えてみる。
先生によると最初のアライナーは抜歯前の歯に合わせて作られているから大丈夫、でも2個目以降は抜歯をしないとはめられない形になっているからなるべく早く抜くように!とのこと。
心の準備も全くないまま、1週間後に歯を3本も抜くことになってしまったのでした…。
続く。
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