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chef AZAZ

2022-08-27 (sat)





引っ越しをして1週間が経ちました。

合流してからの最初の1週間はまだ入居ができず、

実はアズマの家に泊まらせてもらっていました。

あ、ゆーたの家に。

この歳になって他人の家に1週間近く泊まるなんて。

大学生か!!!!

いや大学生の頃でもそんなことなかったな。

狭い家に男2人で、ゆーたのベッドの下に布団を敷いて寝ていました。

快く受け入れてくれたゆーたには感謝です。

まてよ、快く受け入れてくれたってなんかキモいな…

練習が終わって夕飯の買い出しに。

チームスポンサーのスーパーアルプス様で初めて買い物をさせて頂きました。

綺麗な店内で品揃えも豊富!!!

快適な買い物でした。

ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、

ゆーたは料理が得意/好きなんですよ。

あいつの包丁さばきといったらもう料理屋の大将といった感じですね。

こだわって良い包丁を使ってるくらいですから。

なのでゆーたにお願いして毎晩、飯を作ってもらいました。

「一緒にやろうよ」と言われましたが、

「いやお前1人で黙々とやりたいタイプやん。おれ邪魔になるけん」

と、ただめんどくさいだけの僕は言いました。

ただそれは実際的を得ていて、

ゆーたもまんざらでもなく勝手に黙々と調理を開始していました。

心の中でフッとニヤついていた僕です。

リビングで漫画を読みながら待っていると、

キッチンから


タンタンタンタンタンタンタンタンタンタンタンタンタンタンタンタン‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎


と、人間そんなに速く包丁を動かせるのかってくらいの音が聞こえてきました。

これこれこれ〜!!となぜか楽しくなった僕は立ち上がり

キッチンにその様子を見に行きました。

「お前やっぱすげーな!」

「いやそんなことないでしょ」

「すごいって!おれそんな速くできんもん!」

「ちょ、見られてるとやりづらいからあっち行ってて」

「はい」

ひと通り冷やかし終わった僕は

リビングに戻ってまた漫画を読んで完成を待ちました。

そしてついにその時は来ました。





おおおおお!!!

どうですか。これ。

肝心の味も、最高に美味しかったです。

味付けにこだわりがあるらしく、

なんか喋ってきたけどよくわかりませんでした。

とにかく美味かった。これだけは伝えておきます。

ちなみに味噌汁は僕のわがままで作ってもらいました。

絶対味噌汁とかスープ系が欲しい人なんですよ僕。

でも結局味噌汁を作ってくれたのは初日だけで、

2日目には「味噌汁作るのマジでだるい!!無くていい??」

とキレられました。

そして次の日以降もまた包丁の音は部屋中に響き渡り、

大将がヘイお待ちっと料理を運んできました。


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