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ドイツ野球と日本野球の違いとは?

さて、前回はドイツ野球のシステムについて書きました。

1部2部の名称がブンデスリーガ、3部以降は9つからなる地方の連盟がそれぞれでリーグを運営しております。

今回はドイツ野球と日本野球を比べた時の違いを考えていきます。

そもそもドイツ野球は日本の野球(この場合はNPBとします)と根本的にシステム大きくが異なります。
日本の野球には1・2・3軍しかなく、昇降格もありません。

一方、ドイツ野球は昇降格がある上に、トップリーグから地方リーグまで全てのチームが同じ組織の中にいます。
つまりドイツ野球は日本で言う所の、Jリーグと同じシステムであると言えます。

NPBとJリーグの違いついてはすでに言及されております。

https://www.itsportsbiz.work/entry/2019/05/24/183759

この記事によると、

Jリーグには昇降格があり、プロ野球には昇降格がありません。

これをスポーツ業界では「開放型」と「閉鎖型」というそうです。

という事を書かれております。

さらにチームの新規参入に関して

Jリーグは開放型で簡単に参戦できるけど、勝敗に応じて昇降格がある一方、プロ野球はある意味12球団の閉ざされた世界のなかで、参入障壁が非常に高いという違いがあります。

と言う事も挙げられております。

この記事から考えると、MLBやNPBのように歴史が長く、すでに絶大な人気がある場合であれば、「閉鎖型」として安定した運営が可能です。
ですが、ドイツをはじめとするヨーロッパの野球リーグにはそのような安定した基盤はありません。
新規チームの参入のしやすさもあり、またサッカーのモデルケースもある事から「開放型」としての方法が合っているのだと思います。

さらにドイツの場合、球団を設立する際はユースやジュニア等子どもの育成チームも同時に運営しなければなりません。つまり、球団の数だけ子どもの育成チームが存在するとう事です。

指導の質がどうであれ、ドイツのような非野球先進国はとにかく競技人口の増加が何より必須です。そう考えると今の運営システムが最も適しているのではないでしょうか。

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