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中小企業診断士からの資格取得について

 中小企業診断士という資格は、非常に大きな可能性を秘めています。他の士業とは違い、様々な仕事をしている方がいます(自由度が高い)し、出身業界やバックグランドのスキルもかなり異なります。そこでは、各種研究会等の集まりに参加するだけでも色々なことを知ることができます。中小企業自体ももちろん、多様な業界で構成されていますので、それに適した方が支援するという構図もあります。

 とはいえ、経験とスキル不足や業務拡大、差別化が図れない悩みもあります。また、中小企業診断士になっても、日々変わる時代の流れに対応した研鑽も必要になります。今回は、中小企業診断士の方で、どちらかというと取得後にチャレンジしている資格に焦点を当ててご紹介だけしてみたいと思います(あくまで主観です)。

0  中小企業診断士以外の保有資格

 以下に示す、中小企業診断士アンケートによると、中小企業診断士以外の保有資格なしが35.3%、保有資格の多い順から、情報処理技術者が13.1%、ITコーディネータが9.0%、社会保険労務士8.6%等となっています。これは、取得前後の考慮はありません。

1 知名度のある他士業(社会保険労務士、行政書士、技術士など)

    他分野の士業に挑戦される方がいます。基本的に資格試験に強い優秀な方が、比較的短期間に取得しているようなイメージです。取得すること自体はとても良いことだと思いますし、是非、士業の横連携が取れるようになると双方によってプラスかなと思っています。技術士は理系の方が技術力のアピールいう感じですね。私も取得はさておいて、他士業の仲間を増やしていきたいと考えています。

1-1 社会保険労務士

1-2 行政書士

1-3 技術士

2 中小企業診断士としての専門性スキルアップ

 事業承継や事業再生のような専門的なスキルは資格等もありますが、実務経験を積みながらできるようにしないといけないものです。体系的な知識を得たりコミュニティから仕事を得るようなところもあるかもしれません。私も一つはチャレンジしたいと思っています。

2‐1 事業承継士

2-2 認定事業再生士

2-3 ターンアラウンドマネージャー

3 親和性のあるスキル習得

  中小企業診断士としてお金を稼ぐ資格というわけではありませんが、親和性のある資格です。FPは小規模企業支援やご家庭にも役に立つことができます。販売士は中小企業診断士の1次試験との親和性も高いですが、小規模小売店や飲食店に対する基礎知識にもなります。キャリアコンサルタントは人に関することやコーチングなどの基礎としても役にたっているようです。

3‐1 CFP,AFP,1級FP技能士

3-2 販売士1級

3-3 キャリアコンサルタント

4 (おまけ)IT系の資格

 IT化やDX化に対応するため、情報技術に関する知識があることをアピールするために取得していることがあります。特に、情報処理技術者試験の高度区分はIT企業の方を中心に取得が多いです。

4-1 情報処理技術者試験(情報処理安全確保支援士,ITストラテジストなど)

4-2 ITコーディネータ

5 最後に

 中小企業診断士として、今まで示した資格がないといけないことはありませんし、それだけで差別化できるわけでもありません。色々なスキルを身に付けたいと思う方が多い印象があり、中小企業診断士取得以前でも、簿記などの資格を取得している方も結構います。知識を身に付けるために資格を取る必要はありませんが、一つの成果として分かりやすいと思っており、取得している方も多いと思います。私も自己満足だったり、勉強した証えをつくるためにチャレンジしています。ご参考になればと思います。
 でも、周囲を見る限り、積極性があり、人間性や真摯な思いが強い方が稼いでいる気がします。

 個人的には異分野経験ではありませんが、他資格のコミュニティに入ることで視野を広げることができています。中小企業診断士のなかでも色々なコミュニティがありますが、違った意味で活用することができると良いと思っており、私も深く入り込んだり、入ったけど抜け出したり色々やっています。


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