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たまに降る雨は輝いて、私はくもり|なおい日記

今日はときどき雨が降った。
短い時間だけ降る雨は、夏の専売特許だろう。
これだけ酷暑が続くと、雨が降ると助かった〜という気持ちになる。
さっきから、この短いパフォーマンスで去っていく雨のことを、ウマいこと言って素敵なテキストにしてやろうじゃないかと頭をぐるぐる回転させている。
爽やかなチンドン屋が通ったようだ。(爽やかなチンドン屋?)
コスパのいいパレード。(上から目線でなんの話?)
通り雨の表現に、心地よいウマいことが全く出てこない。だめだこりゃ。

今日は月イチの愉快な現場だった。
自分の仕事ぶりは、未熟すぎて毎回落ち込むばかりだが、自分が前に出ない間はなんとも楽しい時間を過ごす。
最近大きな失敗をした若者が、現場に入って最初に「ご迷惑をおかけしました」と深々頭を下げた。
年上の人間は皆、大した出来事だと思っていないし、彼の人柄を知っているからなんの心配もしていなかったが、こうやってしっかりはっきり頭を下げられる姿を見て、みんな改めて好きになっただろう。
またファンを増やしている。なんて賢い。

現場の帰り道では同じ職場のこれまた若い(ひとまわり違う)後輩と、昨日一緒に食べたシュラスコがどれだけ美味しくなかったか、そしてブッフェのデザートは思いのほか美味しかったと言う論評を切々と話してくれた。
その流れで、一緒に行った上司が、いわゆる一般的な他の会社の上司と違う点についてなどを論じあった。
若い人たちは、時代や社会の小さな肝をよく知っているなと思う。
私もかつてそうだったのだろうか。
思い返しても、わかった顔していた己しか思い出せない。
銅の剣と旅人の服で、装備のイロハを分かった気でいた。
着るだけで魔法が防げる鎧とか、勇者だけが許された剣とか世の中には知らないことがいっぱいあるのだ。

最近、寝る前に小野不由美さんの十二国記を再読している。
比較的大人になってから知った作品なので、10代の頃に出会っていればなといつも思う。
まぁ、でも出会えたことが幸せだ。
仁とは何か、幸福とは何か、平和とは何か。
毎回、一文一文突きつけられる。
だけど、波乱含みのストーリーのおかげで次々読みたくなってページが進む。
寝る前にと決めたけど、日中も読みたい衝動がやってくる。こんなことはなかなか珍しい。やっぱり名作。

また今日も勉強していない。
今年は高認を受けようと思って数ヶ月、結構勉強しているけれど、ちょっと行き詰まっている。何をしたらいいかわからなくなってしまった。
こう言うときは過去問をひたすら解くべしと思うが、やる気が起きません。

さあて。寝る前にスマホやテレビ、PCに触って、ブルーライトを浴びるのは良くないと、朝の番組でやっていたわよ。
noteを今すぐやめて、PCを閉じ眠るのだ。いい加減にしなさい。
そんなことはわかっているけど、書かなかったらまた更新が止まっちゃうよ?なんとなく更新を続けようとしているんじゃないの?
だけど、もう遅い時間ですよ、もっと早く書けばいいじゃない。
でも22時より以前の時間では、書きたい気持ちが湧かないじゃない?
そんなふうに今、闘いあっています。

だけど、ついさっき、眠い気持ちを奮い立たせてシャワーを浴びて、お弁当用の作り置きおかずも作ったんだから、とても偉いね私。
どっちも明日の朝にやればいいかと、怠けそうだったけどどっちも済ませたよ。
だから戒めるのはその辺にして、今日もよく頑張ったから、褒めて労って眠りましょう。そしてまた明日も生きよう。
よし、よく頑張った。
明日もあるよ、それゆけあたし。

2022年8月某日

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