中山尚英

1997年生 宮崎県都城市出身 早稲田大学スポーツ科学部 ア式蹴球部 R3年卒。 ラト…

中山尚英

1997年生 宮崎県都城市出身 早稲田大学スポーツ科学部 ア式蹴球部 R3年卒。 ラトビア、ギリシャでプレー。 都城にサッカースクールを開校。(Genuine Football Academy)

最近の記事

クロアチア戦を前に、1分46秒ください。

キックオフまで、残り1時間21分の22:39。 ふと、僕に記憶の中で、最も古いワールドカップを振り返る。 ワールドカップを、というより、 「グループリーグ敗退」が決まった直後に、 グランドに数分横たわり、天を見上げたライオンの姿を、思い出す。 中田英寿は、当時の僕の全てだった。 幼少期、僕は彼に彩られた。 保育園の頃の写真は、大体ソフトモヒカンだし、 「7」に憧れたし、 もちろんユニホームも買った。 勝っても負けても、 プレーも立ち居振る舞いも、ライオンであり続けた

    • 俺はもう、選手を引退したのか?

      率直な思いと、これから僕自身が向かう目的地をここに綴りたいと思う。 もしかすると、これを読んだ方には、少し困惑し、ネガティブな気持ちにさせてしまうかもしれない。 ただ、ここで表現しておきたいと思った。 僕は今、 フットボールを商材に、 伝えること・成長に寄り添うサッカーコーチの仕事に、奮闘している。 いつかはやりたいことだったし、 いつかはやるんだろうなと思ってた。 サッカースクールを自ら立ち上げ、 毎日さまざまなアイデアを出しながら、0から作り上げていく感覚もまた、

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      • その壁に、風穴をこじ開ける。

        田舎の文明の進度が遅いのは、都心や大都市との物理的な距離が大きな原因だと思っていた。 それは全く違うことを、最近特に痛感している。 新型コロナウイルスも相まって、 人と人は距離をとっているにも関わらず、情報の流通は劣るばかりか、 リモートワーク等のオンライン回線が整備され、よりスピーディーになった。 それならもっと、 我々が住む田舎の文明も振興していいはずだ。 国単位でもこれだけ繋がることができているのだから。 しかし、やはり何か物足りない。 これは、決して、田舎の

        • 大学時代の同期が教えてくれた「挨拶」の意味。

          前回のブログで、 「フットボールは決して、1人でプレーするなんてことを許さないスポーツ」 そして 「フットボールは、『社会の縮図』」 だとお伝えしました。 この記事を読めてない方は、ここから進んでくれると、 フットボールへの理解がまた少し深まるかなと思います。 この中で、 「勝つための関係性を築け、その関係性の築き方を知れ、 だから、選手同時で『挨拶』をしてほしい」 と伝えました。 いつも僕がアカデミーの選手たちに伝えている挨拶の意味。 そこには、僕の人生の中で

        クロアチア戦を前に、1分46秒ください。

          「フットボールって、何なんだ?」 

          前回のトレーニングでの出来事 Genuine Football Academyが始動して、2ヶ月半。30人弱の選手達が、やってきてくれました。 そして、その中の多くの選手が、フットボールを学び、表現できることが徐々に増えてきました。 自分以外の誰かの成長の瞬間を目の当たりにすることは、この立場になってからが初めてですが、とても感慨深いものがあります。 そんな中、 昨日(8/17)高学年のトレーニングで、当アカデミーの選手達にとって非常に難しい課題を提示しました。 我

          「フットボールって、何なんだ?」 

          我々が目指す、『生涯フットボール』の始まり

          まず自己紹介をさせてください。 僕は、genuine Football Academy代表を務めます 中山尚英(ナカヤマ ナオヒデ) と申します。 よく父や友人と一緒に、三股町図書館前の広場で、サッカーをしたり、野球をしたりしていました。中学で熊本に行き、高校で宮崎に戻り、大学で東京に、卒業後は欧州へ。 そして今、立ち上げたこのスクールの拠点が、幼少期を過ごしたあの広場を拠点に展開できるこの感慨深さといったらもう、言葉にできないほどです。 身の程知らずの僕ですが、

          我々が目指す、『生涯フットボール』の始まり

          海外生活8ヶ月。想像以上に英語が上達しない自分。

          久しぶりにノートを書く。 どうやら、自分の中で「どうしても呟きたいんだ!!」って思える燃えるような昂りと、何となくの世の中のタイミングが一致しないとなかなか書き出せないみたいだ。定期的に書こうと試みたものの、文字が増えていかなかった。 でも、今回は芋づる式に感じたことが繋がってくるし、かなり頃合いだと思った。そんなに期待はしないでほしいが、共感してくれたら嬉しい。 「今の自分の英語力が、渡航前に想定していた『海外生活が半年以上経過した時の英語力』に全く到達できていません。

          海外生活8ヶ月。想像以上に英語が上達しない自分。

          「弱音」が8000kmを繋ぎ、チャンスを繋ぐかも。

          私のTwitterを読んで頂いた人には、簡単ではあるが、つい先日の私の状態を簡潔ではあるが知っていると思う。 私にとって本当に貴重な1日で会ったため、これからの教訓にすべくnoteに記したいという私自身のためでもあるが、海外挑戦をしている人たちが自分の身に起きる可能性があり、その時にどうか耐え抜いてチャレンジをやめないでほしいという(まだ渡航して2週間の男ではあるが)私の願いも含んでいる。 私は今日、悔しさのあまりひどく落ち込んで、 こんな事態にも関わらず、 この「悔しい」

          「弱音」が8000kmを繋ぎ、チャンスを繋ぐかも。