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カフェ&ハイパー児童館 ぷれいす へようこそ!

こちらは[カフェ&ハイパー児童館 ぷれいす]です。

コンセプトは「あるがままで、あたりまえに」

誰もがあるがままで(性別、年齢、経歴、疾病障害、得手不得手etc…)
あたりまえに(遠慮も気後れも差別も排除もなく)過ごせる居場所

でも、まだそれは夢の中。

私が頭の中に描いている[カフェ&ハイパー児童館 ぷれいす]を、みなさんにご紹介しましょう。

ぷれいすのきっかけ

私は特別支援学校で寄宿舎指導員という仕事をしています。

寄宿舎指導員や寄宿舎を説明すると長くなるのでここでは割愛しますが、その職を通して感じたのは、障害のあるこどもたちの居場所のなさでした。

より正確に言うと、居場所に選択肢自由が足りないのです。

そう感じて、いろいろ発信しているうちに、そもそも障害のあるこどもたちの抱えるさらなる問題に直面しました。

それはさまざまなカベやミゾです。

障害のある人とない人

それぞれの障害種同士(視覚障害と聴覚障害と知的障害と身体障害<肢体不自由>)

病弱な人と健康な人

若年層と高齢者

特定の障害のあるこどもを考えるのはほんの一部のことしか考えていないことと一緒。だからマルっとまとめて「生きづらさ」だったり、「窮屈さ」だったり、「不便」だったり、「さみしさ」だったりを少しでも支えたり受け止めたりできる場所を作りたい。

夢は大きくなりました。

ぷれいすのつかいかた

ぷれいすはカフェとして食べ物や飲み物を提供しています。と、同時に、誰もが使える地域の居場所でもあります。

高校生までなら注文なしでもOK。サービスで麦茶出します。

大人の方はご注文をお願いします。

お飲み物はコーヒー、紅茶、緑茶、ココア、100%フルーツジュース各種など。

お食事はカレーライスにサンドイッチ、日替わりのスープも出します。

大人の方はご注文のほかにおすそわけチケットのご注文も承ります。

チケットはドリンクとフードの2種類。それぞれチケット1枚につき1オーダー別の誰かのお飲み物券、お食事券になります。使った方には一言メッセージを残していただきます。

18時以降はぷれいすダイナー

こどもはお仕事(テーブルセッティング、皿洗い、上げ膳下げ膳、お掃除、子守り、家庭教師etc..)、大人はカンパ(1口500円、2口以上)で日替わりの夕食をご用意いたします。

ぷれいすにあるもの

入り口の脇、道に面しておいてあるのはどうぞのイス

有名な絵本のタイトルをパクッてしまって恐縮ですが、文字通り誰が座ってもいいイス。

近所の人から譲ってもらったさまざまなスタイルのイスが並んでいます。

喫煙と飲酒、イスを壊してしまう行為以外なら何をしてもかまわない、自由のいすです。

もちろん、お買い上げは問いません。

中に入ると、カウンター席とテーブル席があります。その奥には畳敷きの小上りもあります。

さらに奥には、ほっとくシートもあります。

一人用のデスクをつい立てで囲んだようなスペース。ほかのお客さん、利用者さんももちろん、店員も一切かかわらずに”ほっとき”ます。用があるときにはサインを出してくれればこっそり対応します。

トイレは多用途トイレ。

それとは別におむつ替えのスペースもあります。赤ちゃん連れのママパパにも優しい場所でありたい”ぷれいす”です。

ぷれいすのヒント

夢が夢のままで悶々としているうちにいろんな取り組みに触れ、参考になるものは取り入れさせてもらおうと勝手に画策しています。パクりと言われれば、まあ、そうかもしれない。

おすそわけチケットは、未来食堂の「ただめし」の仕組みをペイフォワードに変えたもの。

ぷれいすダイナーの、「こどもはお仕事、大人はカンパ」という仕組みは、福島のKAKECOMIが取り組んでいる「まかない子ども食堂『たべまな』」の仕組みを参考にさせてもらっています。

店内に様々な席(カウンター席、テーブル席、小上り、ほっとくシート)を用意するのは喫茶ランドリーに影響を受けた部分もあります(それ以前からぼんやりとはイメージしていたけど)。

ほかにも無意識に影響を受けている先駆者がたくさんいるんだと思います。

学童保育や児童館、放課後等デイサービスの取り組みで取り入れられるものもあるかもしれません。

[カフェ&ハイパー児童館 ぷれいす]が革新的なまったく新しい場所である必要性はあまり感じていません。それより、様々ないいものを取り入れながら「あるがままで、あたりまえに」を実現できる居場所を実現することこそが大切です。

地域から、本物のインクルージョンを発信することが一番の目標なのです。

ぷれいす実現の見通し

まったくありません。

私個人に実行力がないのは棚に上げると、以下の課題があります。

・作りたいものの性格上、建物の1階で、道に面していて、ある程度の広さが必要だが、その条件がそろう物件はどうしても賃料が高くなってしまう。

・☝にも関わらず、東京23区に作りたい。

・つまり、立ち上げるための資金がかなりかかるのに、手元にもなければ集められる見込みもない。スポンサーなんてどうやったら見つかるの?

・安定した収入をどう保証するかの手立てが見つからない。

・現職の兼ね合いで、兼職ではできない。かといって、兼職を可能とする転職をするほどの甲斐性もない。

・発信力が乏しいので、協力者や協働者が見つからない。*賛同してくださる方、応援してくださる方はいらっしゃいます。ありがたい反面、それにこたえられず申し訳ないやらもどかしいやら…)

このnoteが何かのきっかけになれたらうれしいなとは思いつつ。

今後は、ぷれいすで起こることを妄想して、このnoteに書いていくことも考えています。

ぜひ応援してください。

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