ぶりアラ大根
冬から春への季節の変わり目は、服装選びに悩まされる。
すっかり春の陽気になったと思ったら、翌日は真冬の寒さに戻ったり。
いわゆる三寒四温というやつだ。
今日は昨日までのポカポカ陽気と打って変わり、とても寒い。
こんな寒い日は、ぶり大根でもつまみながら日本酒が飲みたい。
というわけで、会社帰りにぶりのアラを買ってきた。
…わけではなく、
スーパーの魚売場の隅っこで、安く売られていたぶりのアラが、
時間が遅いせいか、さらに値引きされていたから買ってきた。
魚のアラの煮つけは大好きだから、見つけるとついつい買ってしまう。
肉は骨のまわりがうまいというが、魚も骨のまわりがうまいと思う。
魚のアラをおいしく食べるには、下処理が大切だ。
塩をふって10分ほどおき、表面に出てきた水気を拭き取って、
熱湯にさっとくぐらせて冷水にとり、残っているウロコやぬめり、
血合いなどをこすりとる。
こうすることで、臭みのない、すっきりとした煮物に仕上がる。
今回はぶりのアラだが、鯛やまぐろなど、アラの処理はたいていこのように行う。
下ゆでした大根を鍋底にしき、その上に下処理したぶりのアラをのせて煮ていく。
こうすると、ぶりのうまみが大根にしみていくし、アラの煮崩れも最小限に抑えられるから。
甘辛く煮えたぶりのアラと、そのうまみをまとった大根…
ぶり大根は、冬ならではのお楽しみだ。
ぶり大根ができあがったとき、
テレビの天気予報では、明日は春の陽気になると告げていた。
明日の服装と晩ごはんはどうしようか。。。
ぶりアラ大根
[材料]
ぶりのアラ 1パック
大根 6センチ
しょうが 2かけ
酒 1/2カップ
水 1 1/2カップ
砂糖 大さじ2
しょうゆ 大さじ3
[作り方]
1 大根は1.5 センチ厚さの半月切りにし、水から15分ほどゆでる。
しょうがは薄切りにする。
2 ぶりのアラは全体に塩をふり、10分ほどおく。
3 ぶりのアラの表面の水気を拭き取って、熱湯にさっとくぐらせて冷水にとり、残っているウロコやぬめり、血合いなどをこすり取り、水気を拭き取る。
4 鍋に1の大根をしき、3のぶりのアラをのせ、しょうが、酒、水、砂糖、しょうゆを加えて中火にかける。
5 沸騰したらアクをとり、落とし蓋をして弱火にする。30分ほど煮る。
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