マナーと紙資源の関連性
・今日のFAXの紙表紙がマナーであること
・不思議に感じること
・紙資源の説明
・代替案があればいいこと
先日、お客様との対応?研修のようなものが会社で行われた。会社の事情なので、内容は控える。ただ、その際ある一言に違和感を持ち、記事を書こうと考えた。
午前の部が終わろうとする時に、講師の方がFAXの郵送について、こんな発言をした。
「FAXを送る際は、内容の前に表紙を送ります。なぜ送るかはマナー的に送る必要があります。」
また、マナーがどうとかの話だよとうんざりしてしまった。すごく違和感を持ち、それ以外の理由を問おうと思った。しかしマナーが理由になっていることを問うても、なぜならマナーだからとか意味のわからない返しが期待された。
もし、マナー以外の理由があるならと自分なりに考えてみた。今回は、その理由と代替案、また紙資源について考えてみた。
マナー以外の理由
ざっくりと2つあるんじゃないかと思う。
1つ目は、誰からの送付なのか明確にするため。内容文書だけ送っても、どこの誰からどのような理由で送ったのかがハッキリしないケースがあるかもしれない。この文書に対して5W1Hを明確にするためかと考えた。
2つ目は、大切な文書などに表紙をつけると、内容を表紙で隠せるのでは?と考えた。これは無理やりつけた理由だが、まあそんな理由があってもいいだろう。
上記の理由をひっくるめてマナーだという人もいそうだ。でも、理由を明示せずなんでもマナーだからで片付けているから、日本の仕事の生産性が悪いなどと言われる要因でもありそう。
また、上記の理由に両方とも代替案があり、理由になっていないことが十分に考えられた。
1つ目の理由の代替案は、そもそも送る内容のタイトル付近にどこの誰でどんな用で送ったのかを明示すればいい。もっというと、メールで事前に伝えればいい。
2つ目の理由の代替案は、そもそもFAXで紙を送付しようとせず、メールなど電子的なやり取りを行えば良いのではないかと思う。これを言うと元も子もないが、真実ではある。
紙資源のざっくりとした知識
私はエコノミストでもないし、環境問題を論じられるほどの知識があるわけでない。
ただ、簡単に調べた範囲では、木1本からA4の紙が13000枚の作れるそうだ。あくまで「そうだ」とつけておく。さらに、紙の生産に約64%が古紙であり、残りが木から作られているようだ。以外にも全て自然に悪影響ではなさそうな印象を受けた。
①毎日新聞:木から紙ができるまでを説明してください.2018.6.26
https://mainichi.jp/maisho/articles/20180626/kei/00s/00s/010000c
②日本製紙連合会:誤解を解く6つの真実.2020.8
https://www.jpa.gr.jp/about/pr/pdf/booklet09.pdf
③森の図書館
https://kikorin.jp/contents/library/secret/000142.html
紙の生産が全て環境へ悪ではない。むしろ、近年は環境問題の意識が高まっており、再生紙が増えてきているのかもしれない。ただ、全くの循環ではない。むしろ、3割以上の紙は木を切る必要がある点に注目したい。マナーだと言っている間に木は切られていると考えると、なんだかやるせない気持ちになる。
必要な紙を使うのはいいんじゃないかと思う。人類の最大の発明と言ってもいいから。ただ、使い所は考えてもいいのでは感じた。
そんなことをノートにメモしていたら、話を聞きそびれたのは仕方ない。
ここでサポートいただいたものは、全て私の母の病気への還元に使わせてただいています。