お店の看板背負って文句言いたくなるのなら
こんにちは、クッキー屋店主のナオです。
13年間お店をやってきて培った「好きなことを仕事にする」ことを健やかに続けていくためのコツや考え方をお伝えするnoteです。
スレッズなどのSNSで、飲食店さんのお客様への愚痴を見かけることがあります。一回クリックしちゃうとどんどん出てくる。笑
その愚痴の内容に対して同調の意見がコメントされているのと同時に、
「個人のアカウントでやってください」
「お店の看板背負って文句言うなんてありえません。」
という意見も同じくらいよく見かけます。
「そんなことで文句言っていたらお店やる資格ないですよ」
とまで。。。
私も、なるべくSNSではお客様へ「愚痴」という形で想いを表現するのはやらないようにしています。
困っていることには、お客様全体への「お願い事」「お店のルール」として示すことはあります。
だけどさーーーーーーー。
だけども、よ。笑
言わせてほしいことだってあるんだよーーーーー!
こっちは口コミで言われたい放題だしさーーーー!
個人のアカウントじゃなくてお店の看板背負って書きたいときだってあるのさーーーー!
まあ、でも、よくは、ないのは事実です。
先日ジェーンスーさんのラジオで、
「今は加害者がひとりでもいる状態は許されないこととされている世の中」
と言っていて、それはお店をやっていて日々実感しています。
お店を始めた13年前と比べて、圧倒的に意識するようになったのは「言ってはいけないこと」です。昔はもっと自由に言いたい放題やってたなーと思い出します。
それでも!わかっているけど、「つい書いちゃった」気持ちはすごくわかります。
個人で活動していたり、社長、店主や管理職(これは会社に所属していてもそうだと思うけど)は
思っている以上に気持ちを吐き出す場所が用意されていないのです。
親しい友人や信頼している家族でも、これ以上は言葉にできないというラインが必ずあります。
話しすぎたな…と思って反省することも多いです。。
これらを放置して見ないふりをしていると、
従業員やお客さま、家族へやつあたりしてしまったり、はたまた事業に集中できなくて売り上げに影響したり、、へんな歪みとして現れてしまうこともありますので、できれば避けたい。
その歪みがそのお店のSNSで投稿してしまう、という形で表れてるところもあるんじゃないかな?
なので、自分の想いや愚痴を吐き出す場所は意識して作っておきたいところです。
それも、段階ごとに用意しておく。
感情的な汚い言葉や暴言吐きたい
→殴り書きするとか、枕に顔を押し付けて叫ぶ
あとは身体動かすとか。
日常の愚痴
→信頼している友人や家族に聞いてもう
(愚痴を言わせてほしいと許可をとって相手に心構えしてもらうのがオススメ)
人に聞いてもらうまでもないけど、人の気配を感じる所で言いたい
→裏アカを作る
対外関係(お客さま、取引先)への愚痴
→スタッフがいる場合、お互い軽く愚痴れる雰囲気になっているとその日のうちに笑い話にできることが多い
数字が絡んでる話や、従業員、家族のことやセンシティブなこと
→専門家(士業やカウンセラー)に聞いてもらう
例えばこんな感じです。
大切なのは、
出す!
適切な場所で出す!!
燃えるごみの日に燃えないごみは出さない!(埼玉の田舎なんで…)
ということです。
ここまでやって、やっぱりお店のSNSで書きたい!となるなら私は書いていいと思います。
自分を使って仕事をするのであれば、
出す場所を適切に用意する、のは必須業務です。
そもそも「言ってはいけない」ということを自分に課すなんてもってのほか。
その事業、最終的に辞めるつもり?とまで思います。
お店での私は「フラットだ」と言われることもあります。
実際は、グラングランのブレブレ女なので、
ちゃんと出すことを適切にできている時にそう思われているだけだと思います。
自分の心のことはどうしても後回しになりますが、売り上げに本気で影響すると思って、笑
そして「つい表で言ってしまった・・・」とならなくてもいい環境を自分に与えてあげましょう。
よかったら自分なりの出す場所、見つけていってください!