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授業

「数学は今はそんなに嫌いじゃないんですよね」
これは、先日通級の授業で生徒に言われた言葉だ。
その生徒は、数学が苦手で入学当初は「算数・数学なんて嫌い」と言っていたのが印象的な生徒であった。
自立活動の環境調整と自己肯定感の醸成を目的として必要なときに授業内で10分間のパーツとして数学の授業をしてきた。
また、必要に応じて解説動画付きのプリントも配布をしてきた。
これも環境調整の一部だ。
担当の先生と連携をとりながら進めた支援のおかげもあってか、上記のような言葉が生まれたのだろう。

以前、その生徒に言われたことがある。
「先生は、解説動画の中でも楽しそうに数学の解説をしている」
と。実際に楽しんでやっている。
今回も、久しぶりにSOSとしてプリントが欲しいと言われた際に「嬉しそうですね」と笑顔で言われた。
まぁ、実際に嬉しいわけだが。
動画作成は楽しいのだから。

ここ数年、毎年のように同じようなことを生徒から聞く。
「先生が数学がすごく伝わってきて楽しい授業でした。高校でも数学を頑張ります」
これは、3年生を受け持ったときに年度末にもらった手紙に書かれていた言葉である。

「先生が楽しそうだからなんかやってもいい気がして、気がついたら別に嫌いじゃなくなっていた」
なんて言葉も言ってくれた生徒もいた。

教師冥利に尽きる言葉である。
やはり教師自身が楽しくやるというのは大切なのかもしれない。
生徒の事実から感じた実感である。

さて、これからも楽しく授業するためにやれることをしっかりやっていきたいな。


と、嬉しいことがあったので日記がわりに記してみました。

(今日の写真)

近所で撮影した一枚
先日生徒から
「先生って写真撮るの上手いですよね」
と言葉をもらった。
ちょっと嬉しかったこの頃である。

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