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25年働いた看護師を辞めWebライターになった理由

こんにちは。Webライターのなおです。
47歳で25年間働いた看護師を辞めました。
毎日を全力で過ごしている(だから疲れる)私の日常を書いてみたいと思います。
なぜ辞めたのか、ここから始めたいと思います。

看護師を辞めた理由



世話好きで看護師が天職だと思っていました。
私が看護師を辞めたのにはたくさんの理由があり、ひとことでは言えませんが、大きな理由を挙げると3つです。

理由1.収入をアップさせたい

生活をするにはお金が必要です。
今から10年以上前のこと。
第一子が小学生になるときにいわゆる「小1の壁」問題があり、常勤からパート看護師へ変更しました。
勤めていた病院はカレンダー通りの休みだったので、子どもとの予定も合わすことができ、子育てと仕事を両立しながら働いてきました。
思い返せばよく頑張ってきたのかも・・・私。

当然年収はかなりダウン。パートにはボーナスもありません。
子どもが大きくなると教育費にもお金がかかり、今のままパート看護師で働くことに疑問を感じる日々を過ごします。

理由2.治安問題

そんなに危険な場所に住んでいるわけではないのですが、根が心配性。
ちょっとした地域の困りごとがあり、子どもたちが帰ってくるまでに家にいたいと強く思うようになりました。

子どもは中高生なので留守番もできる年齢ですが、このご時世いろいろな事が起こっています。
すべてを守ってあげられないし、子ども自身が危険に対処していく必要もあると思います。
夏休みなど、子ども達が家で留守番をしている日には早く帰りたい!といつもに増して頭フル回転で仕事をこなしていました。

朝に出かけるのは自分が最後で帰宅は一番が理想。
何かあればそっと手を差し伸べ、何もなければ見守っていられるような存在でいたいのです。

理由3.自分のため

生来健康(看護師ならよく使う言葉ですよね)
仕事のストレスにより20代で顔面神経麻痺のため入院加療。
30代で左手足の痺れがあり脳梗塞疑惑。脳に異常はなく、後にストレスが原因だったと気づく。
40代は大きなトラブルなし。後半になるとさすがに疲れを感じやすくなりました。

家でも仕事でも常に動き、時間がもったいなくて色々動いてしまうタイプ。
職場では、あちこち目を向けて頭を動かしているとめまいが起こり、加齢を実感するように。
体が傷み始めたころに心にも衝撃が襲います。

定期的な事務の方と面談をしたときのこと。
聞いてもないのに「最初から時給はマックスです。申し訳ないですが、もう上がりません」と言われました。
経験年数で時給が決められているようで、入職当初から時給が変わらない。どんなに内容濃くめまいしながら働いても給料は変わらない事実を知ります。

時給はあまり意識せず、自分の好きな時間帯で働ける職場に感謝していたのですが、改めて考えるとむなしくなりました。
毎日疲れて家でもイライラしたり、思うような収入が得られなかったり、このままでいいのかと自問自答。
「いつまで続けられるかな」と毎日のように悩みながら通勤していました。
自分に納得がいくような生活を送りたいです。

Webライターを始めた理由



家のことを考えた結果、在宅で仕事をするしかないと思い、調べるうちに「Webライター」という仕事を初めて知りました。
「Webデザイナー」「イラストレーター」「動画編集」など多くの仕事がありますが、Webライターになりたいという夢を47歳で見つけることができたのです。

理由1.家で仕事ができる

在宅ワークをネットで検索していたら「議事録書いてくれませんか?」という仕事案内を発見。自分にもできそうと思ったのがきっかけです。
もともと資料をまとめるのが好きで、職場では指示されなくてもマニュアルを作り、部活の保護者会でも大切なことを決める時には自ら議事録を作成。
知らない、伝わらないでは困るじゃないですか?
「わからない」で時間が経過するのがもったいなく感じる超せっかち。

それからは「Webライターに向いている人」という記事を多く見ては、私のこと?これしかない!と。
単純ですね。猪突猛進タイプです。
副業としてライターができるほど器用ではありません。体調を崩すのが目に見えています。

これまでパートで働きながら正社員への転職も考えたこともありましたが、遅くまで仕事をすることになり、家庭優先の私は行動に踏み切れず。
自分のやりたいこと=できることは違うと感じていましたし、今はその時期ではないと思いながら毎日を過ごしていました。

それが「在宅Webライター」を見つけた瞬間に「新しいことを始めたい。楽しそう!」というわくわくした気持ちに。
こういう感情は本当に久しぶりで、夢を抱くとはこういうことかと感じたのです。
子どもが大学進学を翌年に控えたタイミングで看護師を退職すると決意します。

理由2.自分が成長できる

読書が好きで、中でも人間が深く描かれている東野圭吾さんの作品はお気に入り。
本屋さんや図書館は大好きです。
壁一面に本がずらりと並ぶお部屋には憧れます。
書くこともそれほど苦痛ではありません。

25年以上も昔の学生時代には母校のパンフレットに紹介文を記載し、教授から褒めてもらった記憶がよみがえります。
タレント本がブームだったこともあり、私が20代のころは自叙伝を書いてみようかと思ってみたり(誰も読みたくないだろうな・・・とすぐに却下)
過去の点が線となってこれからのWebライターにつながっているような気がしました。
かなり大げさ、単純。すみません。

Webライターになると知識も増え、常に勉強ができるところも魅力的。
新しいことを始めると自分が成長できると思えます。
どれだけインプットできているか年齢的にも怪しいですが、脳へはいい刺激になるのは確実です。

理由3.誰かのお役に立ちたい

結局はこれなんですよ。
おせっかい。
自分がいいと思った情報は誰かに教えたくなります。
失敗したことも「これは気をつけたほうがいいよ」と教えたくなるのです。

看護師として25年働きました。
同僚にはスペシャリストとして資格を取り、専門的分野でバリバリ活躍している人もいます。
同期が管理職に昇進したり、年下の人でも上司になったりします。
私は看護師のスペシャリストではなく、ジェネラリストでありたかったです。
(最近横文字が多くないですか?カタカナはあまり好きではありません)

・スペシャリスト
〈概念的定義〉 スペシャリストとは、一般的に、ある学問分野や知識体系
に精通している看護職をいう。特定の専門あるいは看護分野で卓越した実践
能力を有し、継続的に研鑽を積み重ね、その職務を果たし、その影響が患者
個人に留まらず、他の看護職や医療従事者にも及ぶ存在であり、期待される
役割の中で特定分野における専門性を発揮し、成果を出している者である。
・ジェネラリスト
〈概念的定義〉 ジェネラリストとは、特定の専門あるいは看護分野にかかわらず、どのような対象者に対しても経験と継続教育によって習得した多くの暗黙知に基づき、その場に応じた知識・技術・能力を発揮できる者をいう。

看護にかかわる 主要な用語の解説:日本看護協会

私の定義は「何でも相談できて頼れる人」
患者さんの要望にすべて応えられなくても自分ができることまで対応し、適切な人へ引き継ぐ。
誰かが症状に悩めば受診したらいい診療科を提案したり、○○病院なら通いやすくてあなたに合いそうな先生がいるよとおすすめしたい。

自分がすべて解決できなくても、解決できる手段を知っておくのが大切で、引き出しは多く持っていたいと思っています。
私の引き出しから、誰かのためになる何かが少しでもお届けできればと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。
誰かのお役に立てるようなnoteを少しずつでも書いていきたいです。


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