妻が企業型確定拠出年金(企業型DC)の運用で迷っていた話
妻の会社が企業型確定拠出年金(以後、企業型DCと呼ぶ)を導入するとのことで資料をもらっていた。
加入は任意だが、投資経験がほぼない人にとっては
①加入するかしないか、
②拠出額をいくらにするか
③どの商品に拠出するか
という問題を一気に与えられ、何をどうすれば良いかチンプンカンプンなんだろうなと傍目から見て感じている。
企業型DCとは
企業が掛金を毎月積み立て(拠出)し、従業員(加入者)が自ら年金資産の運用を行う制度である。企業が導入する際は、従業員は自動的に加入させられる(要は強制参加)場合と選択できる(自由参加)できる場合がある。
積み立て金の拠出には制限があり、以下のようになっている。
・他の企業年金がある場合、月額2万7500円(年33万円)
・他の企業年金がない場合、月額5万5000円(年66万円)
iDeCo(個人型確定拠出年金)との違いは
企業型DCの場合、運用できる商品は企業側が用意(実際には信託銀行等の運営会社)が用意した商品の中でしか選択ができない。iDeCoの場合、運営管理機関(主に証券会社)が用意した商品の中で運用することができ、選択の幅が広がる。
また、iDeCoの場合、加入資格者によって拠出可能な金額が異なる。
どのような商品があるのか
・元本保証されているもの
定期預金
保険商品
・元本保証していないもの
投資信託
REIT
メリット
・安定的な老後資金の確保
国民年金や厚生年金にさらなる年金の上乗せが可能
・税金に対する優遇措置
拠出金額に対する控除、運用益に対する控除、将来の受取時の控除がある。
・転職時のポータビリティ
転職先が確定拠出年金を行っている場合、制度の持ち運びが可能。ない場合はiDeCoの口座を開設してそちらに移管させる。
デメリット
・60歳になるまで原則として資金を引き出せない。
長期的な資金拘束となるため、普段の生活に支障の出ない範囲で拠出額を決める。生活スタイルの変化によって拠出額を見直す必要がある。場合によってはつみたてNISAという選択肢もある。
・元本割れのリスク
将来の給付額が確定されているわけではない。必ずしもプラスのリターンがあるわけではないことを理解しておく。企業型DCとかiDeCoとか言っているが、資産運用を個人の意思で行っているのとまったく変わりがない。
まとめ
日々の節約も当然重要だが、
妻に自分が資産運用していることを認識してもらいたい。
サポートしていただいたお金は、今後のアウトプットに使用させていただきます。