花と珈琲とお菓子と、ミラノのおすすめフラワーカフェ5選
今回のnoteでは、ミラノで花と珈琲とお菓子を楽しむことができるカフェを特集する。
今回は、お花屋さん併設のカフェと花の販売はないものの店内でのお花のディスプレイが素敵なカフェを「フラワーカフェ」と呼び、紹介することにする。
このようなカフェをコンセプトカフェと呼んでいいのであろうか。
過去にもミラノの別のコンセプトカフェを紹介した記事があるので、気になる方はそちらも参照していただきたい。
1. フィオライオ・ビアンキ・カフェ(Fioraio Bianchi Caffè)
こちらはモスコヴァ駅およびブレラ地区近くにあるカフェ。
アンティークショップのような佇まいであるが、中はカフェレストランとなっている。
昼時にはランチに訪れる人と、ちょっとしたコーヒー休憩に訪れる人とで店内は賑わう。
店内のお花のディスプレイはいつも洗練されており、もちろん花を購入することもできる。
ここはもともと花屋として営業していたが、2004年以降に花屋併設のカフェレストランとしてリニューアルオープンしたとのこと。
クラシカルなイタリア料理のレシピをアレンジし、素材と調理法にこだわった食事メニューは一品10数€から30€ほどと少し高めであるが、焼き菓子とコーヒーは手頃な値段で食べることができる。
いつみてもワクワクしてしまう店内の焼き菓子・パンコーナー。
マドレーヌやカヌレなどフランス風のお菓子もある。
ちなみに筆者はこのチョコクッキーが好きである。
ほんのり塩味が効いて濃厚なチョコレート味がガツンと味わえるクッキーである。
外のテラス席も晴れた日には気持ちが良い。
またテーブル席とカウンター席では値段が違うので注意である。
節約してお茶したい人にはカウンター席がおすすめである。
一度行ったらきっと気に入ってしまう素敵なカフェなのであった。
フィオライオ・ビアンキ・カフェ(Fioraio Bianchi Caffè)
住所:Via Montebello, 7, 20121 Milano, Italy
営業時間:8:00-24:00(日曜定休)
公式ホームページ:fioraiobianchicaffe.it
過去の紹介記事:
2. エウトピア(Eutopia)
ガリバルディ駅やチャイナタウン近くにあるこのカフェは、筆者もお気に入りで一人でも友人ともたびたび足を運んでいる。
こちらではお花自体の販売はないのだが、ディスプレイされているお花がいつもセンスがよく素敵なので訪れる際の楽しみとなっている。
ショーケースの中には焼き菓子やケーキなど。
このほか軽食メニューもある。
筆者のおすすめはキャロットケーキである。
チョコレートがコーティングされている変わったタイプのキャロットケーキであるが、冷やされていあるのでチョコの部分がパリパリしてなんとも言えず美味しい。
このお店の天井画や壁にかけられている絵、またお菓子のパッケージのデザインを手がけているのはフラミニア・ヴェロネージ(Flaminia Veronesi)というアーティストである。
なお彼女は過去にマルニ(marni)ともコラボレーションをしたことがある注目のアーティストである。
このカフェでは席料はかからず、2024年現在、エスプレッソとマキアートが1.2ユーロ、パウンドケーキが5ユーロ(前はミニサイズで2.5€くらいで販売があった)、タルトや生ケーキ類が7ユーロ前後という価格帯になっている。
そのほか、クッキーやブリオッシュは1.5ユーロからあるので少しお手頃である。
雰囲気も食べ物も全てが好みのお店、エウトピア(Eutopia)。
仲の良い友人とゆっくり過ごすのに訪れたいカフェである。
エウトピア(Eutopia)
住所:Via Alessandro Volta, 19, 20121 Milano, Italy
営業時間:8:30-15:00(月曜から木曜)、8:30-19:30(金曜)、9:00-19:30(土曜)、9:00-17:00(日曜)(営業時間はたびたび変更になるようなので注意)
公式ホームページ:https://eutopiamilano.com/
過去の紹介記事:
3. ハハガーデン(Haha Garden)
こちらはチャイナタウンにある花屋兼カフェ。
中華風の華やかな内装。
席数も多く広々。
カフェメニューにはハーブティーやタピオカティーなど色々あり。
ポットにたっぷり入っているので友人と話しながら飲むのに最適である。
ミラノにもいくつか茶葉販売店はあるものの、実際に座って飲むことができるところとなると限られているので貴重である。
チャイナタウンという立地でとても気軽に入れる一方で、席数は多く、広々しているので、友人とゆっくり話したいときにおすすめなカフェである。
ハハガーデン(Haha Garden)
住所:Via Bramante, 29, 20154 Milano, Italy
営業時間:10:00-20:00
公式インスタグラム:@hahagarden.milano
4. フィウリ・ミラノ(Fiuri Milano)
こちらはイーゾラ地区にある花屋さん併設カフェ。
こじんまりした店構えだが、二階席は広々している。
鏡に描かれたメニューたち。
ここではいつもレコードが回っているのでつい見てしまう。
鉢植えも切り花も様々な種類の花が販売されている。
エスプレッソは1ユーロから、しかも席料なしということでミラノの中ではかなりお手頃なお店。
お菓子が並ぶショーケースもこじんまりとしているが中には様々な種類のパンや焼き菓子が並んでいる。
チラッと見えるアンティークの食器がとても可愛らしい。
アンティークと言っても、1950-70年代の家庭で使われていたようなどこか懐かしい、レトロなデザインのものである。
マキアート1ユーロ、ビスコッティ0.8ユーロ。
別日に行った時のカップも可愛い。
ゆっくりしたかったので2階席へ。
家具も全てヴィンテージのようで、古き良きイタリアの家庭を思わせる雰囲気である。
これはまた別の日に訪問した時のもの。
カップも砂糖入れも60年代風に統一されていてお洒落。
この店で使われているカップやお皿、砂糖入れ、ナプキン入れ、それぞれのデザインが凝っていて一つ一つ見るのがとても楽しい。
よく見るとオリヴェッティ社のタイプライターが。
お花だけではなくアンティーク家具が好きな人にも進めたいお店である。
フィウリ・ミラノ(Fiuri Milano)
住所:Piazza Fidia, 20159 Milano, Italy
営業時間:8:00-14:00(月曜)、8:00-12:00/ 13:00-18:30(火曜から金曜)、8:30-13:00(土曜)、日曜定休
公式ホームページ:fiurimilano.com
5. ミント・ガーデン・カフェ(Mint Garden Cafè)
こちらはポルタ・ヴェネツィア駅(Porta Venezia)近くにあるカフェレストラン。
実は実際に訪問した時よりも、今この記事を仕上げている2024年夏からちょっと時間が経ってしまい、その間に営業時間が変わってしまったようだ。
以前は気軽にカフェ利用できたと記憶しているのだが、今は、火曜から木曜までは17:00-24:00、金曜から日曜までは11:30-24:00という時間帯での営業、しかもカフェタイムは金曜から日曜までの15時以降とのこと。
今では、どちらかというとアペリティーボやディナーでの営業を中心としているようだ。
それでも店内には花がいっぱいで購入することができる。
緑を楽しみながらお茶や食事の時間を楽しみたい人におすすめなカフェレストランである。
ミント・ガーデン・カフェ(Mint Garden Cafè)
住所:Via Felice Casati, 12, 20146 Milano, Italy
営業時間:17:00-24:00(火曜から木曜)、11:30-24:00(金曜から日曜)、月曜定休
公式インスタグラム:@mint_garden_cafe_bistrot (営業時間などはこちらのアカウントで要確認)
以上、ミラノにある花がテーマの飲食店を紹介した。
この他にも過去に別の記事で特集したレストランとして、ポルタ・ロマーナ駅(Porta Romana)近くにあるポタフィオーリ(Potafiori)があるが、こちらはディナータイムのみの営業のちょっとハイソなお花屋さん併設イタリア料理店である。
こちらは最近の写真がなく、今の価格帯が分からないために今回の特集からは省いたが、素敵なフラワーアレンジメントを楽しみたい方にもおすすめである。
花と珈琲、数年前に東京に住んでいた時に西荻窪にあるコチト ハナトオカシトというお店の雰囲気が好きであったが、訪れた街にフラワーカフェがあるとついついチェックしてしまう。
珈琲とお菓子が楽しめるだけでも最高なのに、そこに花も加わるなんて… どうせならば好きなものは一緒に楽しみたいという贅沢な希望を叶えてくれるのがフラワーカフェである。
ミラノではそこまで花屋さん併設のカフェの数が多くなかった印象であるが、また新たにお店を見つけたら紹介していきたい。
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