タ・ミラノ(T'a Milano):スカラ座近く、チョコレートが美味しい洗練されたカフェレストラン
ミラノのスカラ座の近くは、高級ホテルやレストランが集まるエリア。
スカラ座に併設するカフェレストランのイル・マルケジーノ(il Marchesino)やスカラ座の向かい側にあるデザイナーズレストラン・トゥラサルディ(Trussarudi Café)もその一つに数えられる。
今回紹介するタ・ミラノ(T'a Milano)は、このようなカフェやレストランのように高級感あふれる雰囲気ながらも、中のバールスペースは、気軽に利用できる。
今回は、バール利用した時に撮影した写真をもとに、このカフェレストランを紹介していきたい。
タ・ミラノ(T'a Milano)は、2008年に、タンクレディ・アレマーニャ(Tancredi Alemagna)とアルベルト・アレマーニャ(Alberto Alemagna)兄弟によって設立された。
アレマーニャ兄弟の祖先のジョアッキーノ・アレマーニャ(Gioacchino Alemagna)は、食品会社のアレマーニャ(Alemagna)を1921年に設立した人物。
ジョアッキーノの息子にあたるアルベルト・アレマーニャ(Alberto Alemagna)は、1940年代から1950年代にかけて、事業を拡大し、様々なメーカーと共同した。
このアルベルトの孫にあたるアレマーニャ兄弟は、一族から味に対するこだわりと経営的手腕を受け継ぎ、世界に認められるチョコレートと料理を堪能できる場所、タ・ミラノを生み出した。
タ・ミラノ(T'a Milano)は、アレマーニャ兄弟のイニシャル(タンクレディ・アレマーニャ(Tancredi Alemagna)とアルベルト・アレマーニャ(Alberto Alemagna))の頭文字をとって、自分たちの店に、タ・ミラノ(T'a Milano)という名前をつけた。
ところが、この名前には、「愛している」(T’amo…t’adoro…)という意味も込められているという。
タ・ミラノの提供するフードは、メイド・イン・イタリー(Made in Italy)、質、そしてデザインにこだわったものばかり。
店内で販売されるチョコレートは、伝統的な味ながらも、そのボックスなどのデザインは、カラフルでスタイリッシュである。
店内で味わうことができるチョコレートたちは、なんと0.8ユーロから購入可能。
他、タブレットやボールタイプのチョコレート、パネットーネの扱いもある。
なお、タ・ミラノのチョコレートは、リナシェンテやイータリーなど、ミラノ市内で購入できる場所は他にもあるが、やはり品揃えが良いのは、このカフェレストランである。
カウンターで飲むカフェの料金は、エスプレッソ1.1ユーロからとこちらのかなりリーズナブル。
ジャンドゥーヤなどのチョコレートとエスプレッソ。
右手に映るゼリーはサービス。
レストランに比べてこのバールスペースでは、かなりリーズナブルに高級感あふれるカウンターでゆっくりすることができる。
なおレストランのスペースも、スーツを着たオシャレな大人たちで賑わっていた。
ちょっと敷居が高く感じるスカラ座近くのエリアであるが、朝食から夜のお酒まで、利用してみたい洗練されたお店である。
T'a Milano
住所:Via Clerici 1, 20121, Milano, Italy
営業時間:8:00-14:30(月曜)、8:00-24:00(火曜から金曜)、12:00-24:00(土曜)、日曜定休
公式ホームページ:tamilano.com